追っていたわけではないが、心の片隅にその存在がずっと残っていた人が亡くなった。アンディ・ベイの妹である、サローム・ベイ。といっても、シンガー/ピアニストのアンデイ・ベイ自体が日本ではそんなに知られていないか。1970年上半期あたりのアンディ・ベイはぼくの中では、ジャズ界のスティーヴィ・ワンダー(2005年11月3日、2010年8月8日、2012年3月5日)なる魅力を感じる人であった。と、言うと誇張になってしまうが、凛とした声のもとジャズ感覚とソウル感覚を颯爽しなやかに交錯できた彼は当時まさに旬のアーティストであったと思う。
アンディ・ベイ単独名義の『Experience And Judgment』(Atlantic,1974年)はソウル色のほうが強い好盤で、当時の洗練された黒人都市感覚を映し出していた。また、そんな彼はジャズ・ミュージシャンから人気で、マックス・ローチ、デューク・ピアソンやホレス・シルヴァーのブルーノート諸作、ゲイリー・バーツやスタンリー・クラーク(2008年9月8日、2010年12月3日、2012年12月5日、2015年9月30日、2020年1月5日)やファラオ・サンダース(2006年8月23日、2009年7月8日、2003年4月22日)盤などに次々シンガーとして呼ばれた。1980年代以降、リーダー作ももう少しジャズ・シンガー寄りのスタンスでエヴィデンス、サヴォイ・ジャズ、マイナー・ミュージク、ハイ・ノートなどからいろいろ出している。ま、得難い、言葉にするのが難しい風情を持つ人ですね。
かようなアンディ・ベイは1960年代に中期に二人の妹と一緒に、アンディ・ベイ&ザ・ベイ・シスターズというユニットを組み、そこにサロームも入っていた。プレスティッジから2枚はアルバムを出しているはずだが、ジャズを核に起きつつ黒人音楽総体を俯瞰するような感触を抱える行き方を取り、二人の姉妹はかなり存在感&訴求力のあるヴォーカルを聞かせていた。
そんな彼女は1965年ごろにはカナダのトロントに引っ越してしまう→それ、米国黒人ミュージシャンではあまり聞かない流れだ。でも、どうやら彼女は新天地で成功を収め、女優として活動もし、カナダ政府から名誉勲章も受けたりもしたという。カナダで最低でも5作品のリーダー・アルバムを出し、子宝には3人恵まれたが、60歳代からアルツハイマーの症状が出てしまったとのことだ。
▶︎過去の、ファラオ・サンダース
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 4月22日
https://43142.diarynote.jp/200608271341340000/
https://43142.diarynote.jp/200907131200224908/
▶過去の、スティーヴィー・ワンダー
http://43142.diarynote.jp/200511130015240000/
http://43142.diarynote.jp/201008261618276388/
http://43142.diarynote.jp/201203062006429595/
▶過去の、スタンリー・クラーク
http://43142.diarynote.jp/?day=20080908
http://43142.diarynote.jp/201012051906481605/
http://43142.diarynote.jp/201212131141531884/
https://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
https://43142.diarynote.jp/202001060957069830/
夜は、ピアニストのハクエイ・キム(2010年11月26日、2011年2月19日、2011年4月10日、2011年8月6日、2013年9月13日)がずっと組んでいるトリオ、トライソニークのライヴを見る。丸の内・コットンクラブ、セカンド・ショウ。
ベース奏者の杉本智和(2002年9月22日、2003年6月10日、2004年8月18日、2004年10月13日、2007年4月12日、2010年11月26日、2011年4月10日、2011年7月10日、2013年9月13日)とドラムのドラムの大槻“KALTA”英宣(2004年11月30日、2007年11月27日、2010年11月26日2011年4月10日、2013年7月1日、2013年9月13日、2015年7月23日)という顔ぶれに変化はなし。ステージに現れた3人は、キム以外はマスクをしている。客は女性が多かったはずだが、彼女たちはやはり彼のご尊顔をストレートに受け取りたい? 大槻は3曲目からはマスクをとった。
けっこう仕掛けがある曲をやっており、プログ・ロックならぬ、プログ・ジャズという言葉が浮かぶ。杉本は全曲でエレクトリック・ベースを弾いていて驚く(一部、かなりエフェクターも通した)。少なくても、トライソニークのファーストはダブル・ベースを弾いていたはずだが。ポール・ジャクソン(2002 年3月12日、2008年6月12日)がもともと大好きな彼、早いフレーズを弾かない場合は親指で弾いていた。一方、ハクエイ・キムは全編アコースティック・ピアノで通す。即興ピアノ・ソロ作や仏人パーカッション奏者とのフリー・フォーム気味のリーダー作が続いている彼だが、今回はもう少し明快なトリオ表現を聞かせましょうという意図はあったかもしれない。
なんにせよ、ずっと3人でやっている利点のようなものがあり、3者対等ぎみでなされているということも納得。本編ラスト2の曲は、少しイビツなリスム・セクションの絡みのもと、キムがひたひたと指を這わせるというもので、一番このトリオの意義を感じた。
▶︎過去の、ハクエイ・キム
http://43142.diarynote.jp/201012051849242327/
http://43142.diarynote.jp/201102190813437159/
http://43142.diarynote.jp/201104142208096884/
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/
http://43142.diarynote.jp/201309161512043853/
▶︎過去の、杉本智和
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
https://43142.diarynote.jp/200408180507220000/
https://43142.diarynote.jp/200410162306570000/
https://43142.diarynote.jp/200704151310110000/
https://43142.diarynote.jp/201012051849242327/
https://43142.diarynote.jp/201104142208096884/
https://43142.diarynote.jp/201107111327576732/
https://43142.diarynote.jp/201309161512043853/
▶︎ドラムの大槻“KALTA”英宣
https://43142.diarynote.jp/200412111738540000/
https://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
https://43142.diarynote.jp/201002191112552825/
https://43142.diarynote.jp/201012051849242327/
https://43142.diarynote.jp/201104142208096884/
https://43142.diarynote.jp/201307031313063403/
https://43142.diarynote.jp/201309161512043853/
https://43142.diarynote.jp/201507251003319800/
<今日の、会場>
ぬ〜わんと。コットンクラブに行くのは、2020年1月23日いらい、7ヶ月半ぶりじゃあないか。驚く。見事に行き方を忘れた←まったくの、大嘘。だって、毎度の工程で行く道すがら2ヶ月半ぶりに行くみたいな気持ちだったものな。最寄り駅地下改札口の正面には小ぶりなスターバックスができていて、へえ。この時期、新規開店とはめでたい?
コットン・クラブのなかは、もちろん新型コロナ期対応あり。人が向き合って座るのを避けるために、これまでと違いお客がすべてステージに向かって座るようにテーブル配置がなされていた。ぼくは横の方から見ていたが、これはうれしいと皆んな感じるのではないか。なお、入店時には体温測定がなされるが、担当の女性は36度ですと教えてくれる。過去、いろんな入店時の検温の際に体温を教えてくれた人は皆無。だから、ぼくはそのつど何度でしたかと問うのだが、そうしなくても教えてくれたほうが人間の生理にあっているのではないか。それ、オレだけ?
ところで、今日川崎フロンターレかFC東京のホーム・ゲームに行っちゃおうかなーと一瞬考えたのだが、ともに売り切れ、平日の試合だったらOKかなと思ったが、人口の多い首都圏だと5000人限定だと売り切れになるよな。まあ、怪物アタッカーのオルンガで俄然脚光を浴びる柏レイソルの試合は半分強しか売れなかったようだが。野外での催しであるし、デカいスタジアムもあるし、一律1試合5000人限定という取り決めはそろそろ見直してもいいのではないか。試合終了後の退場規制はきっちりしますよという了承を取ったうえで。。。。この15日で、飲み屋店舗の時間規制がなくなるという話を聞いた。
アンディ・ベイ単独名義の『Experience And Judgment』(Atlantic,1974年)はソウル色のほうが強い好盤で、当時の洗練された黒人都市感覚を映し出していた。また、そんな彼はジャズ・ミュージシャンから人気で、マックス・ローチ、デューク・ピアソンやホレス・シルヴァーのブルーノート諸作、ゲイリー・バーツやスタンリー・クラーク(2008年9月8日、2010年12月3日、2012年12月5日、2015年9月30日、2020年1月5日)やファラオ・サンダース(2006年8月23日、2009年7月8日、2003年4月22日)盤などに次々シンガーとして呼ばれた。1980年代以降、リーダー作ももう少しジャズ・シンガー寄りのスタンスでエヴィデンス、サヴォイ・ジャズ、マイナー・ミュージク、ハイ・ノートなどからいろいろ出している。ま、得難い、言葉にするのが難しい風情を持つ人ですね。
かようなアンディ・ベイは1960年代に中期に二人の妹と一緒に、アンディ・ベイ&ザ・ベイ・シスターズというユニットを組み、そこにサロームも入っていた。プレスティッジから2枚はアルバムを出しているはずだが、ジャズを核に起きつつ黒人音楽総体を俯瞰するような感触を抱える行き方を取り、二人の姉妹はかなり存在感&訴求力のあるヴォーカルを聞かせていた。
そんな彼女は1965年ごろにはカナダのトロントに引っ越してしまう→それ、米国黒人ミュージシャンではあまり聞かない流れだ。でも、どうやら彼女は新天地で成功を収め、女優として活動もし、カナダ政府から名誉勲章も受けたりもしたという。カナダで最低でも5作品のリーダー・アルバムを出し、子宝には3人恵まれたが、60歳代からアルツハイマーの症状が出てしまったとのことだ。
▶︎過去の、ファラオ・サンダース
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 4月22日
https://43142.diarynote.jp/200608271341340000/
https://43142.diarynote.jp/200907131200224908/
▶過去の、スティーヴィー・ワンダー
http://43142.diarynote.jp/200511130015240000/
http://43142.diarynote.jp/201008261618276388/
http://43142.diarynote.jp/201203062006429595/
▶過去の、スタンリー・クラーク
http://43142.diarynote.jp/?day=20080908
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http://43142.diarynote.jp/201212131141531884/
https://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
https://43142.diarynote.jp/202001060957069830/
夜は、ピアニストのハクエイ・キム(2010年11月26日、2011年2月19日、2011年4月10日、2011年8月6日、2013年9月13日)がずっと組んでいるトリオ、トライソニークのライヴを見る。丸の内・コットンクラブ、セカンド・ショウ。
ベース奏者の杉本智和(2002年9月22日、2003年6月10日、2004年8月18日、2004年10月13日、2007年4月12日、2010年11月26日、2011年4月10日、2011年7月10日、2013年9月13日)とドラムのドラムの大槻“KALTA”英宣(2004年11月30日、2007年11月27日、2010年11月26日2011年4月10日、2013年7月1日、2013年9月13日、2015年7月23日)という顔ぶれに変化はなし。ステージに現れた3人は、キム以外はマスクをしている。客は女性が多かったはずだが、彼女たちはやはり彼のご尊顔をストレートに受け取りたい? 大槻は3曲目からはマスクをとった。
けっこう仕掛けがある曲をやっており、プログ・ロックならぬ、プログ・ジャズという言葉が浮かぶ。杉本は全曲でエレクトリック・ベースを弾いていて驚く(一部、かなりエフェクターも通した)。少なくても、トライソニークのファーストはダブル・ベースを弾いていたはずだが。ポール・ジャクソン(2002 年3月12日、2008年6月12日)がもともと大好きな彼、早いフレーズを弾かない場合は親指で弾いていた。一方、ハクエイ・キムは全編アコースティック・ピアノで通す。即興ピアノ・ソロ作や仏人パーカッション奏者とのフリー・フォーム気味のリーダー作が続いている彼だが、今回はもう少し明快なトリオ表現を聞かせましょうという意図はあったかもしれない。
なんにせよ、ずっと3人でやっている利点のようなものがあり、3者対等ぎみでなされているということも納得。本編ラスト2の曲は、少しイビツなリスム・セクションの絡みのもと、キムがひたひたと指を這わせるというもので、一番このトリオの意義を感じた。
▶︎過去の、ハクエイ・キム
http://43142.diarynote.jp/201012051849242327/
http://43142.diarynote.jp/201102190813437159/
http://43142.diarynote.jp/201104142208096884/
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http://43142.diarynote.jp/201309161512043853/
▶︎過去の、杉本智和
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
https://43142.diarynote.jp/200408180507220000/
https://43142.diarynote.jp/200410162306570000/
https://43142.diarynote.jp/200704151310110000/
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https://43142.diarynote.jp/201107111327576732/
https://43142.diarynote.jp/201309161512043853/
▶︎ドラムの大槻“KALTA”英宣
https://43142.diarynote.jp/200412111738540000/
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https://43142.diarynote.jp/201002191112552825/
https://43142.diarynote.jp/201012051849242327/
https://43142.diarynote.jp/201104142208096884/
https://43142.diarynote.jp/201307031313063403/
https://43142.diarynote.jp/201309161512043853/
https://43142.diarynote.jp/201507251003319800/
<今日の、会場>
ぬ〜わんと。コットンクラブに行くのは、2020年1月23日いらい、7ヶ月半ぶりじゃあないか。驚く。見事に行き方を忘れた←まったくの、大嘘。だって、毎度の工程で行く道すがら2ヶ月半ぶりに行くみたいな気持ちだったものな。最寄り駅地下改札口の正面には小ぶりなスターバックスができていて、へえ。この時期、新規開店とはめでたい?
コットン・クラブのなかは、もちろん新型コロナ期対応あり。人が向き合って座るのを避けるために、これまでと違いお客がすべてステージに向かって座るようにテーブル配置がなされていた。ぼくは横の方から見ていたが、これはうれしいと皆んな感じるのではないか。なお、入店時には体温測定がなされるが、担当の女性は36度ですと教えてくれる。過去、いろんな入店時の検温の際に体温を教えてくれた人は皆無。だから、ぼくはそのつど何度でしたかと問うのだが、そうしなくても教えてくれたほうが人間の生理にあっているのではないか。それ、オレだけ?
ところで、今日川崎フロンターレかFC東京のホーム・ゲームに行っちゃおうかなーと一瞬考えたのだが、ともに売り切れ、平日の試合だったらOKかなと思ったが、人口の多い首都圏だと5000人限定だと売り切れになるよな。まあ、怪物アタッカーのオルンガで俄然脚光を浴びる柏レイソルの試合は半分強しか売れなかったようだが。野外での催しであるし、デカいスタジアムもあるし、一律1試合5000人限定という取り決めはそろそろ見直してもいいのではないか。試合終了後の退場規制はきっちりしますよという了承を取ったうえで。。。。この15日で、飲み屋店舗の時間規制がなくなるという話を聞いた。
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