ジョージ・クリントン
2019年4月30日 音楽 六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。クリントン翁一座(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日)の今回公演は、77歳であるクリントンのライヴ引退が伝えられてのもの。発表されている陣容は御大に加え、肉声のスティーブ・ボイドとゲイリー・"マッドボーン"・クーパー とマイケル“クリップ”ペインとブランディ・スコット とトニーシャ・ネルソンとパタヴィアン・ルイスとテイリ―・パークスとトレイシー・ルイス・クリントン とボウヴィエ・リチャードソンとルショーン・クリントン・ジュニア、ダンスのカルロス"サー・ノーズ" マックマレイ、キーボードのダニエル・ベッドロジアン、ギターのトラファエル・ルイスとドゥエイン"ブラックバード"マックナイトとギャレット・シャイダー、ベースのライジ・カリー、ドラムのベンジャミン"ベンゼル"コーワン、トランペットのベニー・コーワン、サックスの グレッグ・トーマス 。マッドボーン、ブラックバード、カリー、トーマスあたりは1970年代からいる人たちですね。
冒頭、今回はギター2、鍵盤、ベース、ドラムという小編成で演奏が始まり、その後ぞろぞろと他の人たちもでくる。お、近年スーツ姿でステージに上がっていたクリントンだが、今回は変なシルエットの白い衣装を身につけている。「コズミック・スロップ」や「フラッシュライト」など、彼らならではの烏合の衆の無礼講ファンクがごんごん続く。掛け声をあげ、ダミ声で歌も随所で入れ、メンバーや客を煽るクリントンは元気じゃないか。その一挙一動に触れながら、クリントンがファンク王国を築いて50年強たつとともに、こんなファンク・モブはもう出てこないんだろうと思った。モーリス・ホワイトのツアー引退後もヴァーディン・ホワイトらを中心にライヴ活動を続けたE.W.&F. (2006年1月19日、2012年5月17 日)のように、彼抜きでもライヴ活動は続けて欲しいものだが。とともに、クリントンはスタジオ作業(プロダクツ制作)はやめないと思う。この晩の模様は、毎日新聞18日夕刊に出ます。
延々とツアーを続けているクリントン(なんだかんだ8月いっぱいまで続くよう)は、ミス・ヴェルヴェット・アンド・ザ・ブルー・ウルフという白人女性シンガーをフロントに立てた黒白混合バンドを楽旅に帯同させている。公式開演時間前に彼女たちは登場して25分きっちりパフォーマンス。もろな、ファンク・ロック。ベティ・デイヴィス(マイルス・デイヴィスの嫁だったことがある)のグレッグ・エリコ制作の1973年ファースト作の味をぼくはどこか思い出したりもした。
▶過去の、ジョージ・クリントン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
https://43142.diarynote.jp/201612011925201175/
▶過去の、E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/
<昨日の、好漢>
同行ギタリストのブラックバード・マックナイト (2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日、2017年4月8日)にインタヴューする。今回のショウでも彼がギタリストのなかでは、一番頻繁に、ギンギンなソロをとっていた。イェイ。ギターが最初の楽器で、独学ながら10代でチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)やソニー・ロリンズ(2005年11月13日)のレコーディングに参加しちゃった人であり、『洪水(フラッド)』という東京厚生年金会館で収録されたライヴ盤を生んだハービー・ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日、2015年9月6日、2016年9月3日、2018年9月1日)&ヘッドハンターズの1975年来日公演に参加して、広く知名度をえた御仁。そのときが彼の初来日で、自信作を3枚あげてといったら、『洪水(フラッド)』をうち1枚としてあげた。もちろん、2009年に出したリーダー作『’Bout Funkin’ Time』も。明晰な人で無駄な話はせず、録音のおこしがそのまま原稿になりそうな受け答えをしてくれた。
そんな彼は1978年に突如、P-ファンク入り。その後のレコーディングやツアーにはすべて絡んでいるという。また、ヒレル・スロヴァク死去を受けてレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(2002年7月28日、2002年11月2日、2007年6月5日)に一瞬入ったこともあったが、それは一気に彼を前に立たせることになり大変だったみたい。 チリ・ペッパーズとフィッシュボーン(2000年7月28日、2007年4月5日、2007年4月6日、2009年11月25日、2010年7月31日、2011年8月8日、2013年6月3日)はかつて仲良しだったが、彼は今でもフィッシュボーンのノーウッド・フィッシャーとは懇意にしていて、バスケを一緒に見に行ったりするそう。
ライヴ引退を受けてチリ・ペッパーズはクリントン労いのため(ペッパーズの2作目はクリントン制作)、2月の豪州各所のアリーナ・ツアーにスペシャル・ゲストと称し、クリントン一座をツアーのオープニング・アクトに据えた。ときにブラックバードの青色ギターの裏、アームのバネがあるところの奥にドル紙幣が入れられている。そのツアーの際チリ・パッパーズのギターテックが本当に親身に働いてくれたので、ブラックバードはチップを渡そうとしたのだそう。そしたら、ギターテックは固辞。でも、取っておきなよと渡したら、彼がそこに受け取った紙幣をこっそり挟んだのだとか。ちょい、いい話。機材の話(その紙幣写真も出るか)も含め、彼のヴァーサタイルな活動の様はそのうちギター・マガジンに出ます。
ところで、このナイス・ガイの奥さんである美恵さんは可愛らしい、おしゃれな日本人。京都出身で、結婚して23年たつそう。彼女の旦那さんを扱う“プログレッシヴ・ファンク・ロック・ブログ”は、https://ameblo.jp/blackbyrdmcknight/ 。かなり、面白いです。
▶過去の、ブラックバード・マックナイト
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
http://43142.diarynote.jp/201612011925201175/
https://43142.diarynote.jp/201704130838405526/
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶過去の、ロニー・ロリンズ
http://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
https://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
▶︎過去の、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200706061354020000/
▶過去の、フィッシュボーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200704112101130000/ 豪バイロン・ベイ
http://43142.diarynote.jp/200806121400260000/ 豪ベイロン・ベイ
http://43142.diarynote.jp/200911281704335025/ アンジェロ単独
http://43142.diarynote.jp/?day=20100731 フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/201108101638376353/
http://43142.diarynote.jp/201306060729285922/
冒頭、今回はギター2、鍵盤、ベース、ドラムという小編成で演奏が始まり、その後ぞろぞろと他の人たちもでくる。お、近年スーツ姿でステージに上がっていたクリントンだが、今回は変なシルエットの白い衣装を身につけている。「コズミック・スロップ」や「フラッシュライト」など、彼らならではの烏合の衆の無礼講ファンクがごんごん続く。掛け声をあげ、ダミ声で歌も随所で入れ、メンバーや客を煽るクリントンは元気じゃないか。その一挙一動に触れながら、クリントンがファンク王国を築いて50年強たつとともに、こんなファンク・モブはもう出てこないんだろうと思った。モーリス・ホワイトのツアー引退後もヴァーディン・ホワイトらを中心にライヴ活動を続けたE.W.&F. (2006年1月19日、2012年5月17 日)のように、彼抜きでもライヴ活動は続けて欲しいものだが。とともに、クリントンはスタジオ作業(プロダクツ制作)はやめないと思う。この晩の模様は、毎日新聞18日夕刊に出ます。
延々とツアーを続けているクリントン(なんだかんだ8月いっぱいまで続くよう)は、ミス・ヴェルヴェット・アンド・ザ・ブルー・ウルフという白人女性シンガーをフロントに立てた黒白混合バンドを楽旅に帯同させている。公式開演時間前に彼女たちは登場して25分きっちりパフォーマンス。もろな、ファンク・ロック。ベティ・デイヴィス(マイルス・デイヴィスの嫁だったことがある)のグレッグ・エリコ制作の1973年ファースト作の味をぼくはどこか思い出したりもした。
▶過去の、ジョージ・クリントン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
https://43142.diarynote.jp/201612011925201175/
▶過去の、E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/
<昨日の、好漢>
同行ギタリストのブラックバード・マックナイト (2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日、2017年4月8日)にインタヴューする。今回のショウでも彼がギタリストのなかでは、一番頻繁に、ギンギンなソロをとっていた。イェイ。ギターが最初の楽器で、独学ながら10代でチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)やソニー・ロリンズ(2005年11月13日)のレコーディングに参加しちゃった人であり、『洪水(フラッド)』という東京厚生年金会館で収録されたライヴ盤を生んだハービー・ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日、2015年9月6日、2016年9月3日、2018年9月1日)&ヘッドハンターズの1975年来日公演に参加して、広く知名度をえた御仁。そのときが彼の初来日で、自信作を3枚あげてといったら、『洪水(フラッド)』をうち1枚としてあげた。もちろん、2009年に出したリーダー作『’Bout Funkin’ Time』も。明晰な人で無駄な話はせず、録音のおこしがそのまま原稿になりそうな受け答えをしてくれた。
そんな彼は1978年に突如、P-ファンク入り。その後のレコーディングやツアーにはすべて絡んでいるという。また、ヒレル・スロヴァク死去を受けてレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(2002年7月28日、2002年11月2日、2007年6月5日)に一瞬入ったこともあったが、それは一気に彼を前に立たせることになり大変だったみたい。 チリ・ペッパーズとフィッシュボーン(2000年7月28日、2007年4月5日、2007年4月6日、2009年11月25日、2010年7月31日、2011年8月8日、2013年6月3日)はかつて仲良しだったが、彼は今でもフィッシュボーンのノーウッド・フィッシャーとは懇意にしていて、バスケを一緒に見に行ったりするそう。
ライヴ引退を受けてチリ・ペッパーズはクリントン労いのため(ペッパーズの2作目はクリントン制作)、2月の豪州各所のアリーナ・ツアーにスペシャル・ゲストと称し、クリントン一座をツアーのオープニング・アクトに据えた。ときにブラックバードの青色ギターの裏、アームのバネがあるところの奥にドル紙幣が入れられている。そのツアーの際チリ・パッパーズのギターテックが本当に親身に働いてくれたので、ブラックバードはチップを渡そうとしたのだそう。そしたら、ギターテックは固辞。でも、取っておきなよと渡したら、彼がそこに受け取った紙幣をこっそり挟んだのだとか。ちょい、いい話。機材の話(その紙幣写真も出るか)も含め、彼のヴァーサタイルな活動の様はそのうちギター・マガジンに出ます。
ところで、このナイス・ガイの奥さんである美恵さんは可愛らしい、おしゃれな日本人。京都出身で、結婚して23年たつそう。彼女の旦那さんを扱う“プログレッシヴ・ファンク・ロック・ブログ”は、https://ameblo.jp/blackbyrdmcknight/ 。かなり、面白いです。
▶過去の、ブラックバード・マックナイト
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
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▶︎過去の、チャールス・ロイド
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http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
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▶過去の、ロニー・ロリンズ
http://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
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http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
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http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
https://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
▶︎過去の、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200706061354020000/
▶過去の、フィッシュボーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
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http://43142.diarynote.jp/200806121400260000/ 豪ベイロン・ベイ
http://43142.diarynote.jp/200911281704335025/ アンジェロ単独
http://43142.diarynote.jp/?day=20100731 フジ・ロック
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