ケルティック・クリスマス
2018年12月8日 音楽 12月初旬の毎年恒例のケルト・ミュージック系アーティストが集う出し物を、錦糸町・すみだトリフォニーホールで見る。今回は、カナダ東海岸、スコットランド、アイルランドの3国のミュージシャンが出たわけだが、民族と文化の壮大な移動の歴史を実感してしまったかな。
一番手はカナダのザ・イースト・ポインターズ(2018年12月7日)で、気さくに客を沸かせ、まさしく最初の出演者であることをまっとう。同行のステファニー・カドマン(2013年12月7日、2018年12月7日)は2曲でステップ。後の2組がより成熟を感じさせるパフォーマンスを見せただけに、彼らのやんちゃさや若さは光った。
ケルティック・ハープのカトリオーナ・マッケイ&フィドルのクリス・スタウト(2005年2月1日、2008年11月9日、2009年12月6日、2009年12月12日、2013年12月7日)は研ぎ澄まされつつ繊細に、かつ格調高い協調を見せる。なるほどこれは音大で教育を受けた末にトラッド・ミュージックで生きていくことを定めたユニットであるとも思わされるか。スタウトの動きは前よりアクションが大きくなり、それは内なるパッションを伝えもする。そう、彼らにある洗練は地縁が導く熱い情や哀愁を昇華させたものに違いないのだ。
そして、トリのアルタン(2000年5月21日、2002年9月1日、2004年12月17日、2005年3月21日、2009年12月6日、2009年12月12日、2015年12月5日)。面々はフィドル奏者が二人いるグループだったのが、うち一人がやめて、フィドルと歌のマレード・ニ・ウィニーを中心に、ライヴではブズーキ、アコーディオン、アコースティック・ギター奏者の計4人でパフォーマンスするようになった。キャリア30年越え、またグループ陣容の変化もあり、より円熟した感覚を前に出すような演奏を聞かせる。永遠の清らかさ、と称したくなるレイニーの歌の味の良さはあらためて頷く。かつ、若い自分は美貌でも目をひいたんだろうなあという彼女のサバけた、どこかキャハハな佇まい(それは飲酒好きであることともつながっている?)がまったくもってよろしい。アイルランド人っていいなあと思わざるをえません。こちらにも、部分的にカドマンがステップ・ダンスで加わった。
そして、最後は出演者全員がステージにあがり2曲。その共有できる軸をもとに無理なく重なる様に、冒頭の感想を得た次第。1曲目は「サイレント・ナイト」でレイニーはゲール語(たぶん)で歌い、ザ・イースト・ポインターズのティム・チェイソンは英語で歌う。その際の、ザ・イースト・ポインターズ残り二人のコーラスがいい感じで、グループなんだなあと思わされた。
▶︎過去の、ザ・イースト・ポインターズ
https://43142.diarynote.jp/201812081040285928/
▶︎過去の、ステファニー・カドマン
https://43142.diarynote.jp/201312171612117786/
https://43142.diarynote.jp/201812081040285928/
▶過去の、カトリオーナ・マッケイ&クリス・スタウト
http://43142.diarynote.jp/200502041827080000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20081109
http://43142.diarynote.jp/200912091113106654/
http://43142.diarynote.jp/201001051620426983/
https://43142.diarynote.jp/201312171612117786/
▶過去の、アルタン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212105020000/
http://43142.diarynote.jp/200503240456350000/
http://43142.diarynote.jp/200912091113106654/
http://43142.diarynote.jp/201001051620426983/
http://43142.diarynote.jp/201512091352434769/
<5日前の、大使>
月曜日に“アイリッッシュ・クリスマス・イヴィニング”というアイルランド大使館主催のパーティが元麻布・大使公邸であり、そこでアルタンはスペシャル・ゲストとして2曲、歌い演奏した。完全、生ですね。そこには、パフォーマンスはしなかったものの、カトリオーナ・マッケイとクリス・スタウトもやってきて、二人とは公邸宅に行くエレヴェイター待ちのところで偶然一緒になる。すぐにぼくを認めた二人は握手を求めてくる。対面でインタヴューしたのは10年以上前で、いろいろと風貌を変えるのが好きなぼくをよく覚えているなーとおおいに感心。ぼくは会った人の名前と顔をなかなか覚えられない人間〜その件に関してはなかばあきらめている〜であるので、余計にそう。スタウトにいたっては、コンサート終演後の混み合うホワイエで自身がサイン会の場に向かう際、後ろからぼくを認めてポンと肩をたたいてきたりもするしなあ。
ところで、アイルルランド大使は女性のアン・バチントンからポール・カヴァナに新たに変わった。50代かな? 少し話をしたら、ジャズ好きとか。ジョニー・ハートマンが好きだそうで、ジョン・コルトレーンとのアルバムはいいよねえなどと応対したら、大きなパーティ会場の奥にある私邸部分に招く。そして、壁に飾ってある、クラブでコンボをバックに正装で歌っている写真をうれしそうに見せてくれる。音楽好きの好人物、とってもガヴァナさんを身近に感じました。
一番手はカナダのザ・イースト・ポインターズ(2018年12月7日)で、気さくに客を沸かせ、まさしく最初の出演者であることをまっとう。同行のステファニー・カドマン(2013年12月7日、2018年12月7日)は2曲でステップ。後の2組がより成熟を感じさせるパフォーマンスを見せただけに、彼らのやんちゃさや若さは光った。
ケルティック・ハープのカトリオーナ・マッケイ&フィドルのクリス・スタウト(2005年2月1日、2008年11月9日、2009年12月6日、2009年12月12日、2013年12月7日)は研ぎ澄まされつつ繊細に、かつ格調高い協調を見せる。なるほどこれは音大で教育を受けた末にトラッド・ミュージックで生きていくことを定めたユニットであるとも思わされるか。スタウトの動きは前よりアクションが大きくなり、それは内なるパッションを伝えもする。そう、彼らにある洗練は地縁が導く熱い情や哀愁を昇華させたものに違いないのだ。
そして、トリのアルタン(2000年5月21日、2002年9月1日、2004年12月17日、2005年3月21日、2009年12月6日、2009年12月12日、2015年12月5日)。面々はフィドル奏者が二人いるグループだったのが、うち一人がやめて、フィドルと歌のマレード・ニ・ウィニーを中心に、ライヴではブズーキ、アコーディオン、アコースティック・ギター奏者の計4人でパフォーマンスするようになった。キャリア30年越え、またグループ陣容の変化もあり、より円熟した感覚を前に出すような演奏を聞かせる。永遠の清らかさ、と称したくなるレイニーの歌の味の良さはあらためて頷く。かつ、若い自分は美貌でも目をひいたんだろうなあという彼女のサバけた、どこかキャハハな佇まい(それは飲酒好きであることともつながっている?)がまったくもってよろしい。アイルランド人っていいなあと思わざるをえません。こちらにも、部分的にカドマンがステップ・ダンスで加わった。
そして、最後は出演者全員がステージにあがり2曲。その共有できる軸をもとに無理なく重なる様に、冒頭の感想を得た次第。1曲目は「サイレント・ナイト」でレイニーはゲール語(たぶん)で歌い、ザ・イースト・ポインターズのティム・チェイソンは英語で歌う。その際の、ザ・イースト・ポインターズ残り二人のコーラスがいい感じで、グループなんだなあと思わされた。
▶︎過去の、ザ・イースト・ポインターズ
https://43142.diarynote.jp/201812081040285928/
▶︎過去の、ステファニー・カドマン
https://43142.diarynote.jp/201312171612117786/
https://43142.diarynote.jp/201812081040285928/
▶過去の、カトリオーナ・マッケイ&クリス・スタウト
http://43142.diarynote.jp/200502041827080000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20081109
http://43142.diarynote.jp/200912091113106654/
http://43142.diarynote.jp/201001051620426983/
https://43142.diarynote.jp/201312171612117786/
▶過去の、アルタン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212105020000/
http://43142.diarynote.jp/200503240456350000/
http://43142.diarynote.jp/200912091113106654/
http://43142.diarynote.jp/201001051620426983/
http://43142.diarynote.jp/201512091352434769/
<5日前の、大使>
月曜日に“アイリッッシュ・クリスマス・イヴィニング”というアイルランド大使館主催のパーティが元麻布・大使公邸であり、そこでアルタンはスペシャル・ゲストとして2曲、歌い演奏した。完全、生ですね。そこには、パフォーマンスはしなかったものの、カトリオーナ・マッケイとクリス・スタウトもやってきて、二人とは公邸宅に行くエレヴェイター待ちのところで偶然一緒になる。すぐにぼくを認めた二人は握手を求めてくる。対面でインタヴューしたのは10年以上前で、いろいろと風貌を変えるのが好きなぼくをよく覚えているなーとおおいに感心。ぼくは会った人の名前と顔をなかなか覚えられない人間〜その件に関してはなかばあきらめている〜であるので、余計にそう。スタウトにいたっては、コンサート終演後の混み合うホワイエで自身がサイン会の場に向かう際、後ろからぼくを認めてポンと肩をたたいてきたりもするしなあ。
ところで、アイルルランド大使は女性のアン・バチントンからポール・カヴァナに新たに変わった。50代かな? 少し話をしたら、ジャズ好きとか。ジョニー・ハートマンが好きだそうで、ジョン・コルトレーンとのアルバムはいいよねえなどと応対したら、大きなパーティ会場の奥にある私邸部分に招く。そして、壁に飾ってある、クラブでコンボをバックに正装で歌っている写真をうれしそうに見せてくれる。音楽好きの好人物、とってもガヴァナさんを身近に感じました。
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