SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018
2018年9月28日 音楽 2日目の会場は、チェルシー・ホテルとスターラウンジ。東急ハンズの斜向かいのビルの1階と地下にある。
+Rayon-X
フランス人ラッパー/シンガーとDJのユニットで、かなりキャッチーなことをやっていた。MCで曲のたとえととして、ブルーノ・マーズ(2018年4月13日)を出したものもあり。最後のほうで、昨日見たマリーナセレステ付きのギター奏者が加わった。
▶︎過去の、ブルーノ・マーズ
http://43142.diarynote.jp/201804131140254200/
+SHAUIT
カナダのケベック州北東部のマリオトナムの出身で、ネイティヴ・カナディアンであるそう。堂にいったレゲエ・サウンドのもと、朴訥な容姿の彼はまっすぐに歌う。そのポイントはネイティヴ・カナディアンの言葉で歌っている(ような)こと。それ、どこかもう一つのパトワと言いたくなる、レゲエ・ビートとの親和性あり。基本彼はギターを弾きながら歌うが、ボーランみたいな打楽器を叩きながら歌う場合もあった。プリセットの音も控えめに用いるバンドはギター、ベース、ドラム。特に、黒人ドラマーは完璧。ときにダブも噛ませる音作りのもと、十全なリディムを送り出す。スライ・ダンバー(1999年12月6日、2003年7月25日、2009年3月7日、2011年11月4日、2014年10月10日、2018年9月18日)と同じように、彼も小さなシンバルを控えめにセットし、あまり叩いていなかった。
▶過去の、スライ・ダンバー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200903122225149470/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111104
http://43142.diarynote.jp/201410201120545545/
http://43142.diarynote.jp/201809191422205248/
+SHUNGU
フロム・ベルギー。へえ、こんな外しの感覚を持つエレクトロニカの担い手がいるのか。音だしと鍵盤と歌、ギター、パーカッションの3人でパフォーマンスを行う。その、なあなあの虚脱感は妙な魅力あり。途中で2曲、アフリカ系ラッパーも加わった。
+TIGER/SWAN
デンマークのバンド。ヴォーカルに、ギター2、ベース、ドラムという編成で、産業ロックと言いたくなるものを送り出す。だが、出音が的確で、音楽性には疑問をもつものの、確実にこれはありと思ってしまった。ダーティ・ループスみたなのからインエクセスみたないなものまで、ナンパな曲をやる。まだ20代だろう左利きギターとベーシストはかなりルックス良し。米国メジャーが彼らに声をかけても不思議はなく、世界に飛び出せるバンドではないかと感じた。
+L.TEEZ
いかにもDQNな風体のカナダの白人ヒップホッパー(1995年生まれ)だが、けっこうおもしろかった。DJ も何気に力あり。
+AMBIENTE
日本の8人組バンドで、男性ヴォーカル、女性補助ヴォーカル、鍵盤、ギター2、ベース、リード(テナーとソプラノ・サックス)、ドラムという編成でことにあたる。ソウル・ミュージック愛好を根に起きつつ、少しラテンぽいことをやったり、一人のギターがフラメンコぽい弾き方をするなどもする。歌はよく聞こえた。「スタンド・バイ・ミー」などカヴァーも悪びれずやっていた。
+春ねむり
作曲やトラック・メイキングもこなす女性ラッパー(とはいえ、それはけっこう喋り調。言葉数は多い)。三つ編み&ワン・ピースを来た文学少女風のおとなしそうな風体と、ときに繰り出されるヘッド・バンキング的アクションや絶叫ラップの落差は意識的なものだろう。ラップを日本少女的にデフォルメしているということでは、ベイビーメタルのラップ版みたいな捉え方もできるかもしれないと思った。実際、けっこう外国人客に受けていた。途中で、日本人ラッパー4人組も出て来たが、ちゃんとしていた。
+DAYCARE FOR JEDI
デンマークのポップ・パンク・バンドで、歌も演奏もとてもしっかりしている。この晩、2組のデンマークのバンドを見て、面々はかなり演奏力が高いし、客に対する見せ方も理解していると感じた。
<今日の、あざーす>
出演者の多くは初来日だろう。そして、けっして条件がいいとは言えないなかでの滞日であり、ライヴ披露の場ではあるだろう。だが、皆んなそれぞれに真摯に、心を込めてパフォーマンスする。自分たちの音楽がもっと日本で聞かれることを信じて……。その健気なマインドはエスタブリッシュされた来日アーティストにはないもので、本当に頭がさがる。とともに、こういう人たちのパフォーマンスに触れることは、書き手/紹介者のぼくにとってもとっても有益な体験であると思わずにはいられない。ところで、本日と明日は深夜に5、6人のアクトが出るDJ/エレクトロものの帯も、SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018として設けられている。さすが、それに顔を出す根性は今のぼくにはない。このフェスを企画しているのはフランス人だが、体力あるな〜。
+Rayon-X
フランス人ラッパー/シンガーとDJのユニットで、かなりキャッチーなことをやっていた。MCで曲のたとえととして、ブルーノ・マーズ(2018年4月13日)を出したものもあり。最後のほうで、昨日見たマリーナセレステ付きのギター奏者が加わった。
▶︎過去の、ブルーノ・マーズ
http://43142.diarynote.jp/201804131140254200/
+SHAUIT
カナダのケベック州北東部のマリオトナムの出身で、ネイティヴ・カナディアンであるそう。堂にいったレゲエ・サウンドのもと、朴訥な容姿の彼はまっすぐに歌う。そのポイントはネイティヴ・カナディアンの言葉で歌っている(ような)こと。それ、どこかもう一つのパトワと言いたくなる、レゲエ・ビートとの親和性あり。基本彼はギターを弾きながら歌うが、ボーランみたいな打楽器を叩きながら歌う場合もあった。プリセットの音も控えめに用いるバンドはギター、ベース、ドラム。特に、黒人ドラマーは完璧。ときにダブも噛ませる音作りのもと、十全なリディムを送り出す。スライ・ダンバー(1999年12月6日、2003年7月25日、2009年3月7日、2011年11月4日、2014年10月10日、2018年9月18日)と同じように、彼も小さなシンバルを控えめにセットし、あまり叩いていなかった。
▶過去の、スライ・ダンバー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200903122225149470/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111104
http://43142.diarynote.jp/201410201120545545/
http://43142.diarynote.jp/201809191422205248/
+SHUNGU
フロム・ベルギー。へえ、こんな外しの感覚を持つエレクトロニカの担い手がいるのか。音だしと鍵盤と歌、ギター、パーカッションの3人でパフォーマンスを行う。その、なあなあの虚脱感は妙な魅力あり。途中で2曲、アフリカ系ラッパーも加わった。
+TIGER/SWAN
デンマークのバンド。ヴォーカルに、ギター2、ベース、ドラムという編成で、産業ロックと言いたくなるものを送り出す。だが、出音が的確で、音楽性には疑問をもつものの、確実にこれはありと思ってしまった。ダーティ・ループスみたなのからインエクセスみたないなものまで、ナンパな曲をやる。まだ20代だろう左利きギターとベーシストはかなりルックス良し。米国メジャーが彼らに声をかけても不思議はなく、世界に飛び出せるバンドではないかと感じた。
+L.TEEZ
いかにもDQNな風体のカナダの白人ヒップホッパー(1995年生まれ)だが、けっこうおもしろかった。DJ も何気に力あり。
+AMBIENTE
日本の8人組バンドで、男性ヴォーカル、女性補助ヴォーカル、鍵盤、ギター2、ベース、リード(テナーとソプラノ・サックス)、ドラムという編成でことにあたる。ソウル・ミュージック愛好を根に起きつつ、少しラテンぽいことをやったり、一人のギターがフラメンコぽい弾き方をするなどもする。歌はよく聞こえた。「スタンド・バイ・ミー」などカヴァーも悪びれずやっていた。
+春ねむり
作曲やトラック・メイキングもこなす女性ラッパー(とはいえ、それはけっこう喋り調。言葉数は多い)。三つ編み&ワン・ピースを来た文学少女風のおとなしそうな風体と、ときに繰り出されるヘッド・バンキング的アクションや絶叫ラップの落差は意識的なものだろう。ラップを日本少女的にデフォルメしているということでは、ベイビーメタルのラップ版みたいな捉え方もできるかもしれないと思った。実際、けっこう外国人客に受けていた。途中で、日本人ラッパー4人組も出て来たが、ちゃんとしていた。
+DAYCARE FOR JEDI
デンマークのポップ・パンク・バンドで、歌も演奏もとてもしっかりしている。この晩、2組のデンマークのバンドを見て、面々はかなり演奏力が高いし、客に対する見せ方も理解していると感じた。
<今日の、あざーす>
出演者の多くは初来日だろう。そして、けっして条件がいいとは言えないなかでの滞日であり、ライヴ披露の場ではあるだろう。だが、皆んなそれぞれに真摯に、心を込めてパフォーマンスする。自分たちの音楽がもっと日本で聞かれることを信じて……。その健気なマインドはエスタブリッシュされた来日アーティストにはないもので、本当に頭がさがる。とともに、こういう人たちのパフォーマンスに触れることは、書き手/紹介者のぼくにとってもとっても有益な体験であると思わずにはいられない。ところで、本日と明日は深夜に5、6人のアクトが出るDJ/エレクトロものの帯も、SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018として設けられている。さすが、それに顔を出す根性は今のぼくにはない。このフェスを企画しているのはフランス人だが、体力あるな〜。
コメント