ハサウェイ/スティーヴィー系の味とハンコック的指さばきを併せ持つシンガー/キーボード奏者(2004年4月15日、2004年5月10日、2006年9月3日、2006年12月7日、2007年12月28日、2011年3月4日 、2012年3月5日)の公演は、彼の日本での常会場となる丸の内・コットンクラブ。その初日、ファースト・ショウ。今回は、電気ベース奏者とドラマーを伴ってのもの。そのサイド・マンは20代前半かと思えるぐらい若い。両者とも初来日のよう。
マッコムは電気ピアノとキーボードの前に座り悠々と指さばきを披露し出すが、音がデカい。とくに、ベースの音は大きくて、最初はツラかった。で、そのうち朗々とした歌を差し込み出すわけだが、それがまた体躯にあってデカい。わー、アメリカンな音量だア。例により、縦横に鍵盤を歌わせるインスト部は長い。
グランド・ピアノ弾き語りも1曲。それ、ダニー・ハサウェイのヴァージョンを下敷きにしたリオン・ラッセル(2005年11月24日)作「ア・ソング・フォー・ユー」。悪いわけ、イヤな気分になるわけないじゃん。ハサウェイのライヴ・アルバム流れの曲を、日替わり/ショウ代わりでやったりしてな。この彼だけのパフォーマンスのときも、出音はとっても大きい。
そして、リズム隊が戻ってきてやったのは、ハービー・ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日)とスティーヴィー・ワンダー(2005年11月3日、2010年8月8日、2012年3月5日)のマッシュ・アップ的な表現と言えそうなもの。ハンコック「アクチャル・プルーフ」のリフでスティーヴィーの「迷信」を歌い始め、リフレインが終わったときのシンセ音色はハンコックの「カメレオン」のそれ。もちろん、鍵盤ソロは『ヘッドハンターズ』〜『スラスト』流儀にある。ニヤニヤ、しちゃうよなあ。その根にあるおいしい種をより屈託なく提示した、今回のマッコムのパフォーマンスだった。
▶過去の、フランコ・マッコム
http://43142.diarynote.jp/200404150934460000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20040510
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200612090150310000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071228
http://43142.diarynote.jp/201103091608158507/
http://43142.diarynote.jp/201203062006429595/
▶過去の、リオン・ラッセル
http://43142.diarynote.jp/200511281322500000/
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
▶過去の、スティーヴィー・ワンダー
http://43142.diarynote.jp/200511130015240000/
http://43142.diarynote.jp/201008261618276388/
http://43142.diarynote.jp/201203062006429595/
<今日の、癖>
鳥の鳴き声から雨音まで。それに呼応するような電気キーボードの音が聞こえる? それ、巷(ほんの一部だけど)でシャソル(2015年5月30日)愛好者に起こっていること。その回路を持ってしまうと、外に出ていても一つの感興を得ることができるとともに、端からは危ない人に見えることにつながる……。上司の小言にシャソル流鍵盤音を重ねてやり過ごした……なんて、知人も一人。シャソル症候群、密かに進行中? なお、日本ではシャソールと表記されたりもするが、彼と遠くない日仏語堪能な人に言わせると音引きはいらないんじゃないかとのこと。
▶過去の、シャソル
http://43142.diarynote.jp/201505310957591440/
マッコムは電気ピアノとキーボードの前に座り悠々と指さばきを披露し出すが、音がデカい。とくに、ベースの音は大きくて、最初はツラかった。で、そのうち朗々とした歌を差し込み出すわけだが、それがまた体躯にあってデカい。わー、アメリカンな音量だア。例により、縦横に鍵盤を歌わせるインスト部は長い。
グランド・ピアノ弾き語りも1曲。それ、ダニー・ハサウェイのヴァージョンを下敷きにしたリオン・ラッセル(2005年11月24日)作「ア・ソング・フォー・ユー」。悪いわけ、イヤな気分になるわけないじゃん。ハサウェイのライヴ・アルバム流れの曲を、日替わり/ショウ代わりでやったりしてな。この彼だけのパフォーマンスのときも、出音はとっても大きい。
そして、リズム隊が戻ってきてやったのは、ハービー・ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日)とスティーヴィー・ワンダー(2005年11月3日、2010年8月8日、2012年3月5日)のマッシュ・アップ的な表現と言えそうなもの。ハンコック「アクチャル・プルーフ」のリフでスティーヴィーの「迷信」を歌い始め、リフレインが終わったときのシンセ音色はハンコックの「カメレオン」のそれ。もちろん、鍵盤ソロは『ヘッドハンターズ』〜『スラスト』流儀にある。ニヤニヤ、しちゃうよなあ。その根にあるおいしい種をより屈託なく提示した、今回のマッコムのパフォーマンスだった。
▶過去の、フランコ・マッコム
http://43142.diarynote.jp/200404150934460000/
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▶過去の、リオン・ラッセル
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▶過去の、ハービー・ハンコック
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http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
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▶過去の、スティーヴィー・ワンダー
http://43142.diarynote.jp/200511130015240000/
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<今日の、癖>
鳥の鳴き声から雨音まで。それに呼応するような電気キーボードの音が聞こえる? それ、巷(ほんの一部だけど)でシャソル(2015年5月30日)愛好者に起こっていること。その回路を持ってしまうと、外に出ていても一つの感興を得ることができるとともに、端からは危ない人に見えることにつながる……。上司の小言にシャソル流鍵盤音を重ねてやり過ごした……なんて、知人も一人。シャソル症候群、密かに進行中? なお、日本ではシャソールと表記されたりもするが、彼と遠くない日仏語堪能な人に言わせると音引きはいらないんじゃないかとのこと。
▶過去の、シャソル
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