KAKUBARHYTHM Presents "Weekend Opener!" と副題されていて、音楽プロダクション/レーベルのカクバリズム所属の2人による、ダブル・ビルの公演となる。丸ノ内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。それぞれ、45分づつする。開演は2時45分。このおり席配置は間引きされているとはいえ、平日なのにほぼ満席だった。
先発は、昨年初アルバム『Triptych』をリリースしている、cero(2016年6月16日)の髙城晶平のソロ・プロジェクト。ギターを手に歌う当人に加え(ある曲の短いソロで、ぶっ壊れ演奏をする。フフ)、アコーディオンやトランペットやコーラスの中山うり、アルト・サックスやフルートのハラナツコ、キーボードとコーラスの伴瀬朝彦、ダブル・ベースの秋田ゴールドマン(2005年7月29日、2007年5月6日、2009年6月12日、2011年1月30日、2011年6月23日、2012年3月3日。2012年9月9日、2015年9月27日、2018年6月2日、2019年7月22日、2019年11月26日、2021年4月25日)、でかい口径のキックやシンバル用いるドラムの光永渉 ( 2019年3月16日)、パーカッションの松井泉 という面々がサポート。なるほど趣味の良い、落ち着いたなかに棘を抱えるポップ・ミュージックを送り出す。
その新作はもわーんとした現代的と言いたくなる覚醒感が付帯していたが、実演ではそれを出しておらず。すると残念ながら、髙城のヴォーカルが音程を外しているのが気になってしまう。難しい旋律取りをする曲群ではあるのだが。とはいえ、MCはとても好ましい人間性を持っているように思えもし、差し引きチャラと感じた? 細野晴臣曲カヴァーの際は、ダブル・ベース奏者を起用する意義が出ていた。また、ソロとしても活動する中山うりは、結構きいていた。なんにせよ、随所に大人の趣味性の高い興味のゆくえがいろいろな表情を持つ楽曲に昇華されていたのは間違いない。
▶︎過去の、髙城晶平/cero
https://43142.diarynote.jp/201606171730294884/
▶過去の、秋田ゴールドマン/SOIL & “PIMP” SESSIONS
http://43142.diarynote.jp/200508042335560000/
http://43142.diarynote.jp/200705181805330000/
http://43142.diarynote.jp/200906160733018341/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201107020946473690/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
https://43142.diarynote.jp/201806051311346158/
https://43142.diarynote.jp/201907230915151851/
https://43142.diarynote.jp/201911270846588562/
https://43142.diarynote.jp/202104270842552952/
▶︎過去の、光永渉
https://43142.diarynote.jp/201903171331065828/
ステージ上の楽器を転換、20分の間をおいて 二階堂和美(2017年7月8日)と松下マサナオ(2013年8月22日、2017年6月21日、2017年7月8日、2020年1月19日)のデュオが始まる。舞台設定はこのままに、セカンド・ショウは二階堂×松下が先発となるようだ。
白い不思議目のドレスをまとった二階堂が歌い始めると即、意思が込められた歌が全開。おお、個と力があるとすぐに思ってしまう。その際、松下は手でタムらを叩く。その後、二階堂はベースやギターを手にしながら歌うのだが、二階堂印というしかない、スッコーンと抜けた味が舞いまくり。スキャットをかましたりする一方、和的な色も出したりするのだが、それらはどれも彼女の音楽としての普遍性を求めたものだのだ思わされる。松下はそれらに優しく寄り添う。
先の髙城晶平の曲で、彼も披露していた「ミッドナイト・ランデヴー」を彼女たちもやる。リハの際、この曲に8割の時間を使ったと言っていたか? このスウィートな情緒を持つ曲の際、ドラムを叩きつつ松下は右手で小鍵盤も抑えた。また、過去共演をしている渋谷毅(2005年12月20日、2011年6月23日、他)がメロディを書き、二階堂が歌詞を書いたというTV用に作ったという曲もあった。
▶︎過去の、二階堂和美
https://43142.diarynote.jp/201707101243147840/
▶︎過去の、松下マサナオ/Yasei Collective
http://43142.diarynote.jp/201308251333326263/
https://43142.diarynote.jp/?day=20170621
https://43142.diarynote.jp/?day=20170708
https://43142.diarynote.jp/202001201340286359/
https://43142.diarynote.jp/202104270842552952/
▶︎過去の、渋谷毅
https://43142.diarynote.jp/200512231956580000/
https://43142.diarynote.jp/201107020946473690/
<今日の、アフター>
コットンクラブに行く際、毎度のように有楽町線有楽町駅から、東京国際フォーラム突っ切って行こうとしたら、地下も地上も封鎖されている。ここ、五輪の何かの競技の会場になっているはずだが、そのため? 地下通路には飲食店が入っているが、休業させるためにお金をはらっているのだろうな。しょうがないのでJR横を歩いて会場に向かったのだが、ハンパな昼下がりに高架下に並ぶ飲食店はけっこうやっていた、しかも、ハッピー・アワーで半額だの、500円で1時間飲み放題とか、魅力的な表示看板が出ている。
けっこうな降雨。長靴を履いて出かけました。ライヴを見た後は、神楽坂・K-Westに回る。プーさんのラスト・アルバム『花道-The Final Studio Recordings』(Red Hook、2021年)のアナログがあるというので、それを真空管アンプのもと聞きたかった。CDは持っていたものの、そこは……。7,500円の値付けがされた日本流通元を介した帯付きのそれには、ジャケ大のモノクロ写真ブックレットが付いていた。しかし、飲み代はともかく、アルバム1枚に7000円出すのには躊躇すると思うオレって。だって、プールさんだよ。ともあれ、この前人未到の音楽家のプロダクツをリアル・タイムで享受でき、幸運にも3度インタヴューできた僥倖を改めて胸に刻み直す。どういう流れか、その後、セシル・マクビー(1999年11月10日、2018年11月2日)のインディア・ナヴィゲイション盤で、盛りがった。ぼくが行ったとき、お客さんが一人。途中から、お客はぼく一人……。カウンター内には二人。贅沢なり。
▶︎過去の、セシル・マクビー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
https://43142.diarynote.jp/201811031304537727/
先発は、昨年初アルバム『Triptych』をリリースしている、cero(2016年6月16日)の髙城晶平のソロ・プロジェクト。ギターを手に歌う当人に加え(ある曲の短いソロで、ぶっ壊れ演奏をする。フフ)、アコーディオンやトランペットやコーラスの中山うり、アルト・サックスやフルートのハラナツコ、キーボードとコーラスの伴瀬朝彦、ダブル・ベースの秋田ゴールドマン(2005年7月29日、2007年5月6日、2009年6月12日、2011年1月30日、2011年6月23日、2012年3月3日。2012年9月9日、2015年9月27日、2018年6月2日、2019年7月22日、2019年11月26日、2021年4月25日)、でかい口径のキックやシンバル用いるドラムの光永渉 ( 2019年3月16日)、パーカッションの松井泉 という面々がサポート。なるほど趣味の良い、落ち着いたなかに棘を抱えるポップ・ミュージックを送り出す。
その新作はもわーんとした現代的と言いたくなる覚醒感が付帯していたが、実演ではそれを出しておらず。すると残念ながら、髙城のヴォーカルが音程を外しているのが気になってしまう。難しい旋律取りをする曲群ではあるのだが。とはいえ、MCはとても好ましい人間性を持っているように思えもし、差し引きチャラと感じた? 細野晴臣曲カヴァーの際は、ダブル・ベース奏者を起用する意義が出ていた。また、ソロとしても活動する中山うりは、結構きいていた。なんにせよ、随所に大人の趣味性の高い興味のゆくえがいろいろな表情を持つ楽曲に昇華されていたのは間違いない。
▶︎過去の、髙城晶平/cero
https://43142.diarynote.jp/201606171730294884/
▶過去の、秋田ゴールドマン/SOIL & “PIMP” SESSIONS
http://43142.diarynote.jp/200508042335560000/
http://43142.diarynote.jp/200705181805330000/
http://43142.diarynote.jp/200906160733018341/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201107020946473690/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
https://43142.diarynote.jp/201806051311346158/
https://43142.diarynote.jp/201907230915151851/
https://43142.diarynote.jp/201911270846588562/
https://43142.diarynote.jp/202104270842552952/
▶︎過去の、光永渉
https://43142.diarynote.jp/201903171331065828/
ステージ上の楽器を転換、20分の間をおいて 二階堂和美(2017年7月8日)と松下マサナオ(2013年8月22日、2017年6月21日、2017年7月8日、2020年1月19日)のデュオが始まる。舞台設定はこのままに、セカンド・ショウは二階堂×松下が先発となるようだ。
白い不思議目のドレスをまとった二階堂が歌い始めると即、意思が込められた歌が全開。おお、個と力があるとすぐに思ってしまう。その際、松下は手でタムらを叩く。その後、二階堂はベースやギターを手にしながら歌うのだが、二階堂印というしかない、スッコーンと抜けた味が舞いまくり。スキャットをかましたりする一方、和的な色も出したりするのだが、それらはどれも彼女の音楽としての普遍性を求めたものだのだ思わされる。松下はそれらに優しく寄り添う。
先の髙城晶平の曲で、彼も披露していた「ミッドナイト・ランデヴー」を彼女たちもやる。リハの際、この曲に8割の時間を使ったと言っていたか? このスウィートな情緒を持つ曲の際、ドラムを叩きつつ松下は右手で小鍵盤も抑えた。また、過去共演をしている渋谷毅(2005年12月20日、2011年6月23日、他)がメロディを書き、二階堂が歌詞を書いたというTV用に作ったという曲もあった。
▶︎過去の、二階堂和美
https://43142.diarynote.jp/201707101243147840/
▶︎過去の、松下マサナオ/Yasei Collective
http://43142.diarynote.jp/201308251333326263/
https://43142.diarynote.jp/?day=20170621
https://43142.diarynote.jp/?day=20170708
https://43142.diarynote.jp/202001201340286359/
https://43142.diarynote.jp/202104270842552952/
▶︎過去の、渋谷毅
https://43142.diarynote.jp/200512231956580000/
https://43142.diarynote.jp/201107020946473690/
<今日の、アフター>
コットンクラブに行く際、毎度のように有楽町線有楽町駅から、東京国際フォーラム突っ切って行こうとしたら、地下も地上も封鎖されている。ここ、五輪の何かの競技の会場になっているはずだが、そのため? 地下通路には飲食店が入っているが、休業させるためにお金をはらっているのだろうな。しょうがないのでJR横を歩いて会場に向かったのだが、ハンパな昼下がりに高架下に並ぶ飲食店はけっこうやっていた、しかも、ハッピー・アワーで半額だの、500円で1時間飲み放題とか、魅力的な表示看板が出ている。
けっこうな降雨。長靴を履いて出かけました。ライヴを見た後は、神楽坂・K-Westに回る。プーさんのラスト・アルバム『花道-The Final Studio Recordings』(Red Hook、2021年)のアナログがあるというので、それを真空管アンプのもと聞きたかった。CDは持っていたものの、そこは……。7,500円の値付けがされた日本流通元を介した帯付きのそれには、ジャケ大のモノクロ写真ブックレットが付いていた。しかし、飲み代はともかく、アルバム1枚に7000円出すのには躊躇すると思うオレって。だって、プールさんだよ。ともあれ、この前人未到の音楽家のプロダクツをリアル・タイムで享受でき、幸運にも3度インタヴューできた僥倖を改めて胸に刻み直す。どういう流れか、その後、セシル・マクビー(1999年11月10日、2018年11月2日)のインディア・ナヴィゲイション盤で、盛りがった。ぼくが行ったとき、お客さんが一人。途中から、お客はぼく一人……。カウンター内には二人。贅沢なり。
▶︎過去の、セシル・マクビー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
https://43142.diarynote.jp/201811031304537727/
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