響喜乱舞

2021年6月30日 音楽
 代官山・晴れたら空に豆まいて。会場に入ると、普段はステージに置かれたピアノがフロアに置いてあり、ダンスするためのスペースも大きく取られている。舞踏のATSUSHI(2018年3月22日) とSOIL & “PIMP” SESSIONS (2005年7月29日、2007年5月6日、2009年6月12日、2011年1月30日、2011年6月23日、2012年3月3日。2012年9月9日、2015年9月27日、2018年6月2日)のピアノのJOSEI (2010年5月9日、2011年7月31日、2012年3月24日)、1対1のお手合わせなり。イヴェント名は狂喜乱舞となっていたが、静的な重なりのなかに緊張やテンションが存在する出し物となっていた。

 丈青はあまり鍵盤を見ずに、ATSUSHIの動きを見ながら、指を動かす。そして、ときどき笑顔を見せる。一期一会な、もう一つのセッションですね。両者、お互いの様を受けて、フリーフォームで気持ちを交換し合う。40分強やった後、15分ほどは丈青がソロ演奏をし(たゆたふ、と形容したし)、その後、また一緒に。終演後に、ちょっと難しいことやっちゃったかなと、丈青は言っていた。ぼくには、とてもなめらかなものに聞こえたけど。

▶︎過去の、ATSUSHI
https://43142.diarynote.jp/201803231446465272/
▶過去の、SOIL & “PIMP” SESSIONS
http://43142.diarynote.jp/200508042335560000/
http://43142.diarynote.jp/200705181805330000/
http://43142.diarynote.jp/200906160733018341/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201107020946473690/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
https://43142.diarynote.jp/201806051311346158/
▶︎過去の、丈青
https://43142.diarynote.jp/201005101856373393/
https://43142.diarynote.jp/201108101624025366/
https://43142.diarynote.jp/201203260807415637/

<先日の、追認>
 今日の夕刊の特集で、コロナにかかり入院を強いられた60歳記者の手記が掲載されていた。本当に感染経路が分からないよう。うーむ。……新聞って本当にいろいろな情報が載っているので、ばくはそのうちの15%ぐらい、興味惹かれる記事を見ているという感じかな。うち、ラテ欄(結線していないので、映らないもん)、読者投稿欄(痒いのが多そう)、4コマ漫画(いかにもつまらなさそう)、株価欄などにはまったく目を向けない。たまに掲載される人生相談もそのはずだったが、数日前にたまたま一瞥してしまった。そこでの28歳の女性の質問は<6年関係が続いている29歳年上の不倫相手の奥さんが病気で亡くなり、結婚しようと言われ戸惑っている。自分にとっては父親のような存在で、他の男性ともいろいろ遊んできた。どうしたら、その覚悟を決められますか>。回答者は、作家の高橋源一郎。彼、ユーモアを介し、精神的なノマドというものを例に挙げて、遠回しにおやめなさいと答えている。彼の著作を読んだことはなかったが、プロだな。でも、ぼくも白黒言いにくい物件をやんわりと否定するやり口は引き出しのなかに持つか。気配りと腰砕けは、別であると思う。

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