R.I.P. サリー・グロスマン(1939年8月8日〜2021年3月12日)
2021年3月14日 音楽 ボブ・ディランのアルバム・カヴァーって、何気にいい感じのものが多い。壁に飾ってもいいような……。ぼくは寡聞にして知らないが、それらってけっこうディラン本人の意向も入っているのだろうか? また、なるほどとうなずかされるのは、当人の顔のアップ目の写真を置くカヴァーが結構あること。それは、ディランがハンサムなミュージシャンという世評を得ていたことの証左となるだろう。それとも、ナルシストなのか?
サリー・アン・グロスマン(旧姓 ビューラー)はディランの5作目『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(コロムビア、1995年)のジャケット・カヴァーで赤いドレスを着て背後にいる女性だ。めちゃいい女に写っている彼女はディランのマネイジャーを務めていたアルバート・グロスマン(1926~1986年)の奥さんで、2人は1964年に結婚した。写真に入ろうと誘ったのはディランだと言われ、彼の最初の奥さんはサリー・グロスマンの友人であったという。彼女は夫が亡くなったあと、彼のべアズヴィル・レコードを引き継いだ。ザ・バンドの『ジェリコ』(ピラミッド、1993年。カヴァーは“ビッグ・ピンク”の絵だ)には、プロジェクト・サポートというクレジットで彼女の名前が入っている。同作には「ムーヴ・トゥ・ジャパン」という日本賛歌曲が収められていたが、それはロビー・ロバートソン抜きの彼らが1983、87年に来日したことが引き金になっているか。そして、面々は1994年にまた日本にやってきた。そして、その際にはリヴォン・ヘルムとリック・ダンコにインタヴューができた!
『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(のA面)はエレクトリック・ギターを擁するバンド音がつけられた最初のアルバムとなる。とはいえ、それまでのディラン作で1番セールスが好調なアルバムで、英国ではチャート1位(米国は6位)に輝いた。
▶︎過去の、アルバート・グロスマンを模した役が出てくる映画
https://43142.diarynote.jp/201403271200427855/
<今日の、追記>
『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』のジャケット・カヴァーはいろいろと置かれたブツに目を向けさせるさせたアルバムだ。カントリー・ブルースの偉人であるロバート・ジョンソン、シタール奏者のラヴィ・シャンカル、ディランに強い影響を与えたブルース調フォークの担い手であるエリック・フォン・シュミット、コメディアンのロバート・バックリー、ケネディ政権を引き継いだ当時の大統領のリンドン・ジョンソン他のアイテムが置かれている。また、ディランはネコを抱いており、一部では猫ジャケとしても知れらるか。その猫の名前は、ローリング・ストーン。このジャケットは、グラミーのベスト・アルバム・カヴァー賞にノミネートされたという。
ところで、ディランはブルースからのインスピレーションをもろに得る自己流表現を初期から竹を割ったようにやっていた。前から不思議に思っていたのだが、ストーンズとか聞いていてブルースを聞くようになったという話はよく聞くものの、ディラン好きでブルースにハマったという話はあまり聞かない。それは、ぼくの認識不足? でもそうだとすると、どこか風の感覚を軽くまとうフォーキィー曲のほうを高く買うファンがディランには多かったということなのだろうか? それだと、ディランの後のザ・バンドの面々を従えてのエレクトリック化したライヴ・コンサートにファンは拒絶しまくったというのも了解できる。
▶︎過去の、ザ・バンドとなる面々を率いたディランのライヴのファンからの多大な拒否の様を伝える映画
https://43142.diarynote.jp/202010311315187907/
サリー・アン・グロスマン(旧姓 ビューラー)はディランの5作目『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(コロムビア、1995年)のジャケット・カヴァーで赤いドレスを着て背後にいる女性だ。めちゃいい女に写っている彼女はディランのマネイジャーを務めていたアルバート・グロスマン(1926~1986年)の奥さんで、2人は1964年に結婚した。写真に入ろうと誘ったのはディランだと言われ、彼の最初の奥さんはサリー・グロスマンの友人であったという。彼女は夫が亡くなったあと、彼のべアズヴィル・レコードを引き継いだ。ザ・バンドの『ジェリコ』(ピラミッド、1993年。カヴァーは“ビッグ・ピンク”の絵だ)には、プロジェクト・サポートというクレジットで彼女の名前が入っている。同作には「ムーヴ・トゥ・ジャパン」という日本賛歌曲が収められていたが、それはロビー・ロバートソン抜きの彼らが1983、87年に来日したことが引き金になっているか。そして、面々は1994年にまた日本にやってきた。そして、その際にはリヴォン・ヘルムとリック・ダンコにインタヴューができた!
『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(のA面)はエレクトリック・ギターを擁するバンド音がつけられた最初のアルバムとなる。とはいえ、それまでのディラン作で1番セールスが好調なアルバムで、英国ではチャート1位(米国は6位)に輝いた。
▶︎過去の、アルバート・グロスマンを模した役が出てくる映画
https://43142.diarynote.jp/201403271200427855/
<今日の、追記>
『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』のジャケット・カヴァーはいろいろと置かれたブツに目を向けさせるさせたアルバムだ。カントリー・ブルースの偉人であるロバート・ジョンソン、シタール奏者のラヴィ・シャンカル、ディランに強い影響を与えたブルース調フォークの担い手であるエリック・フォン・シュミット、コメディアンのロバート・バックリー、ケネディ政権を引き継いだ当時の大統領のリンドン・ジョンソン他のアイテムが置かれている。また、ディランはネコを抱いており、一部では猫ジャケとしても知れらるか。その猫の名前は、ローリング・ストーン。このジャケットは、グラミーのベスト・アルバム・カヴァー賞にノミネートされたという。
ところで、ディランはブルースからのインスピレーションをもろに得る自己流表現を初期から竹を割ったようにやっていた。前から不思議に思っていたのだが、ストーンズとか聞いていてブルースを聞くようになったという話はよく聞くものの、ディラン好きでブルースにハマったという話はあまり聞かない。それは、ぼくの認識不足? でもそうだとすると、どこか風の感覚を軽くまとうフォーキィー曲のほうを高く買うファンがディランには多かったということなのだろうか? それだと、ディランの後のザ・バンドの面々を従えてのエレクトリック化したライヴ・コンサートにファンは拒絶しまくったというのも了解できる。
▶︎過去の、ザ・バンドとなる面々を率いたディランのライヴのファンからの多大な拒否の様を伝える映画
https://43142.diarynote.jp/202010311315187907/
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