朝起きてPCを開くと、サンフランシスコのザ・シティ・ライツ書店/出版社の1953年(出版社は55年)創設者であるローレンス・ファーリンゲッティが101歳で亡くなったことが報じられている。おお、大往生じゃないか。そこから最初に出版された1冊がアレン・ギンズバーグの「Howl and Other Poems」。ぼくはビート詩人にハマったことがなくしのご言う知識も思い入れもないわけだが、詩人でもあったフェリンゲッティとこの進歩的な書店/出版社の存在がなかったら、シスコの文化性や自由闊達さはもう少し薄いものになっていたかもしれない。ダウンタウンの坂道にある同店には1990年代後期に一度、足を運んだことがある。いい感じの2階立てのお店だったな。このコロナ禍でずっと閉められている同書店を救おうという、オン・ラインの募金活動が行われたりもしたようだ。なお、サンフランシスコで開かれたザ・ワルツの解散公演を収めた映画「ラスト・ワルツ」にはファーリンゲッティの詩の朗読も入っているようだが、ぼくはぜんぜん覚えていない。

▶︎過去の、ザ・バンド関連の記載
https://43142.diarynote.jp/201204221307297965/ 下の方の<>内
https://43142.diarynote.jp/201308110826574632/ ハドソン夫妻
https://43142.diarynote.jp/201909011034527807/ ザ・ウェイト・バンド
https://43142.diarynote.jp/202010311315187907/ 映画「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」

<今日の、ロイド>
 今は早起き期間ではあるもののもう少し寝ていたかったが、6時には起床。そして、朝8時半からチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月2日、2019年9月3日)にズームでのインタヴューをした。通訳は丸山京子ちゃん、やりやすい。ロイドはギター(ビル・フリゼール〜2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日、2017年6月19日、2019年6月10日〜)とスティール・ギター(グレッグ・リース)を擁するピアノレス・カルテットであるザ・マーヴェルズの新作『トーン・ポエム』(ブルーノート)を来月に出す。前にも書いたことがあるが、ロイドはけっこうフェイスブック投稿をする人で、見れば取材時間の1時間前にファーリンゲッティ死去の件をそこにあげている。聞けば、彼とは友達で、ビート・ムーヴメントには思いもあるという。
 画面の向こうの、サンタバーバラに住む82歳の彼は元気だった。ぼくのことを覚えていてくれて何よりというか、ぼくが取材者であることを喜んでくれてうれしい。冒頭、まさにコロナ禍にも適したロイド式挨拶(https://43142.diarynote.jp/201909071029545912/ 下部を参照のこと)の話で盛り上がる。彼はすでに妻のドロシー・ダーとともに2度のワクチン接種を受けているそう。写真家であるダーはずっと彼のジャケット・カヴァー写真を撮ったり、共同プロデューサーとしてクレジットされていたりする。彼はホームページを新しくしたばかりだが、それも奥さんがオペレートしたよう。ズームの画面に出る名義も、奥さんのものだった。同HPにはチャールズ・ロイド・カルテットによる秋の欧州ツアーのツアー予定が記されているが、この夏の予定もキャンセルされたし、一応入ってはいるものの……というような言い方を彼はしていた。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201706190940184750/

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