ルイ・ヴェガ&ザ・エレメンツ・オブ・ライフ
2020年2月4日 音楽 ラティーノの自負も出すNYハウスの大物DJ/クリエイターのルイ・ヴェガの生音ユニット(2003年7月20日)の公演を、南青山・ブルーノート東京で見る。セカンド・ショウ。しかし、ケニー・ドープと彼が仕切った大風呂敷盤『ニューヨリカン・ソウル』(Giante Step/Talkin’ Loud,1997年)は大好きなアルバムでは今もごくまれに聞いたりするよなあ。
元気な指揮とMCをするルイ・ヴェガにくわえ、彼と近い位置にいて何作もリーダー作も出している西アフリカ・ツールらしいシンガーのアナーネ、ヴァガとの付き合いは30年近くとなりヴェガの2019年作『NYC Disco』の制作や編曲もしているキーボードのジョシュ・ミラン(2曲、きっちりリード・ヴォーカルもとった)、在米キューバ人キーボード奏者のアクセル・トスカ(2018年5月24日。鍵盤ソロは彼が担うことが多かった)、ずうっとヴェガのアルバムでベースを弾いてきているジーン・ペレス(ベース)、ヴェネズエラ出身でNYラテンの顔役打楽器奏者でこの晩はドラムを叩くルイシート・キンテート(2011年12月8日、2016年7月31日、2017年9月2日。ルイ・ヴェガ制作の2006年盤『PERCUSSION MADNESS』は昔けっこう聞いたな)、ルイシートのいとこであるやはりヴェネズエラ生まれパーカッショニストのロバート・キンテーロ(2017年10月31日)、そしてソウルフルな歌い方のできるドーン・トールマンとラモーナ・ダンラップという面々。女性陣3人は並んで、スキャットのコーラス隊みたいな使われ方もされる。
ブラジルに行くよとか言って曲を始めたり(実はそんなにブラジル色のある曲ではない)、ジョニー・ハモンドの名を出したり(その際、ジョシュ・ミランはオルガン音色の鍵盤を用いたので、ジャズ・オルガン大家のジョニー・ハモンド・スミスのこと?)、後半には教会に連れて行くよと言いわずかにゴスペル色を出したかもとも思える曲をやったり。もちろん、ファニア・オールスターズに言及し、そのシンガーでもあった偉大なサルサ歌手である叔父のエクトル・ラボーの名前も誇らしげに出す。その際、ヴェガは「ヘクトル(ヘクターだったかもしれない。頭が“エ”でなく“ヘ”だったのは間違いない)・ラヴォー」と英語読み的に発音。そうかー。非英語のルーツ/名前を持つミュージシャンで、英語読みさせている人は少なくない。それ、普通の米国人からちゃんと読んでもらえないからそうするとともに、自らが米国市民として認められ生きている証を込めている場合もあり、そういう場合はスペイン語名であってもHの発音を入れたり、ウ濁点を使ったりと英語流れの名前表記したほうが適切であると思う。
名手キンテーロのお二人は、場に合わせて(?)白いシャツに 蝶ネクタイ。とはいえ、2人とも、演奏が白熱していく際に、ネクタイを取りシャツの上のボタンを外していた。終盤には、ケニー・ドープの名前を出し、ニュー・ヨリカン・ソウル曲もする。そりゃ、アガります。DJミュージック流れの折衷性を抱えた、ラテン、フュージョン、ソウルなどが交錯する、活劇的ダンス・ミュージックの数々。なにげに人間臭くもあり、それも魅力的でした。
▶︎過去の、ルイ・ヴェガ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm
▶︎過去の、アクセル・トスカ
https://43142.diarynote.jp/201805250930363191/
▶︎過去の、ルイシート・キンテーロ
http://43142.diarynote.jp/201112171635194708/
http://43142.diarynote.jp/201608020805158759/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
▶︎過去の、ロバート・キンテーロ
https://43142.diarynote.jp/201711020709222163/
<今日の、邂逅>
ライヴに行く前、表参道駅ですれ違った人に「あれえ」と声をかけられる。そしたら、昨日インタヴューした、帰国中の挾間美帆(2014年7月10日、2015年10月15日、2016年10月28日、2017年9月3日、2019年2月6日 )。それは今年自らのm_unitで出演する東京ジャズ絡みの取材であったのだけど、長年東京ジャズの広報に関わっている人も、狭間の事務所の方も、ぼくがそのとき彼女に初めてインタヴューするという事実に驚いていたが、またすぐに会うとは。ノミネーションされ会場入りした先日のグラミー賞授賞式のときに着ていた服はフェンディだそうです。ほんとに、一切事前に受賞者は分からないそう。しかし、世界的にいろんな仕事に関わっていて、忙しそう。キラキラしてました。
▶過去の、挾間美帆
http://43142.diarynote.jp/201407111305232157/
http://43142.diarynote.jp/201510181000334516/
http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
https://43142.diarynote.jp/201709101639096076/
https://43142.diarynote.jp/201902071836593799/
元気な指揮とMCをするルイ・ヴェガにくわえ、彼と近い位置にいて何作もリーダー作も出している西アフリカ・ツールらしいシンガーのアナーネ、ヴァガとの付き合いは30年近くとなりヴェガの2019年作『NYC Disco』の制作や編曲もしているキーボードのジョシュ・ミラン(2曲、きっちりリード・ヴォーカルもとった)、在米キューバ人キーボード奏者のアクセル・トスカ(2018年5月24日。鍵盤ソロは彼が担うことが多かった)、ずうっとヴェガのアルバムでベースを弾いてきているジーン・ペレス(ベース)、ヴェネズエラ出身でNYラテンの顔役打楽器奏者でこの晩はドラムを叩くルイシート・キンテート(2011年12月8日、2016年7月31日、2017年9月2日。ルイ・ヴェガ制作の2006年盤『PERCUSSION MADNESS』は昔けっこう聞いたな)、ルイシートのいとこであるやはりヴェネズエラ生まれパーカッショニストのロバート・キンテーロ(2017年10月31日)、そしてソウルフルな歌い方のできるドーン・トールマンとラモーナ・ダンラップという面々。女性陣3人は並んで、スキャットのコーラス隊みたいな使われ方もされる。
ブラジルに行くよとか言って曲を始めたり(実はそんなにブラジル色のある曲ではない)、ジョニー・ハモンドの名を出したり(その際、ジョシュ・ミランはオルガン音色の鍵盤を用いたので、ジャズ・オルガン大家のジョニー・ハモンド・スミスのこと?)、後半には教会に連れて行くよと言いわずかにゴスペル色を出したかもとも思える曲をやったり。もちろん、ファニア・オールスターズに言及し、そのシンガーでもあった偉大なサルサ歌手である叔父のエクトル・ラボーの名前も誇らしげに出す。その際、ヴェガは「ヘクトル(ヘクターだったかもしれない。頭が“エ”でなく“ヘ”だったのは間違いない)・ラヴォー」と英語読み的に発音。そうかー。非英語のルーツ/名前を持つミュージシャンで、英語読みさせている人は少なくない。それ、普通の米国人からちゃんと読んでもらえないからそうするとともに、自らが米国市民として認められ生きている証を込めている場合もあり、そういう場合はスペイン語名であってもHの発音を入れたり、ウ濁点を使ったりと英語流れの名前表記したほうが適切であると思う。
名手キンテーロのお二人は、場に合わせて(?)白いシャツに 蝶ネクタイ。とはいえ、2人とも、演奏が白熱していく際に、ネクタイを取りシャツの上のボタンを外していた。終盤には、ケニー・ドープの名前を出し、ニュー・ヨリカン・ソウル曲もする。そりゃ、アガります。DJミュージック流れの折衷性を抱えた、ラテン、フュージョン、ソウルなどが交錯する、活劇的ダンス・ミュージックの数々。なにげに人間臭くもあり、それも魅力的でした。
▶︎過去の、ルイ・ヴェガ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm
▶︎過去の、アクセル・トスカ
https://43142.diarynote.jp/201805250930363191/
▶︎過去の、ルイシート・キンテーロ
http://43142.diarynote.jp/201112171635194708/
http://43142.diarynote.jp/201608020805158759/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
▶︎過去の、ロバート・キンテーロ
https://43142.diarynote.jp/201711020709222163/
<今日の、邂逅>
ライヴに行く前、表参道駅ですれ違った人に「あれえ」と声をかけられる。そしたら、昨日インタヴューした、帰国中の挾間美帆(2014年7月10日、2015年10月15日、2016年10月28日、2017年9月3日、2019年2月6日 )。それは今年自らのm_unitで出演する東京ジャズ絡みの取材であったのだけど、長年東京ジャズの広報に関わっている人も、狭間の事務所の方も、ぼくがそのとき彼女に初めてインタヴューするという事実に驚いていたが、またすぐに会うとは。ノミネーションされ会場入りした先日のグラミー賞授賞式のときに着ていた服はフェンディだそうです。ほんとに、一切事前に受賞者は分からないそう。しかし、世界的にいろんな仕事に関わっていて、忙しそう。キラキラしてました。
▶過去の、挾間美帆
http://43142.diarynote.jp/201407111305232157/
http://43142.diarynote.jp/201510181000334516/
http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
https://43142.diarynote.jp/201709101639096076/
https://43142.diarynote.jp/201902071836593799/
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