丸の内・コットンクラブで、今っぽい豪州出身の在英シンガー・ソングライター(2017年3月14日)のショウを見る。セカンド・ショウ。まず、ステージを見ておお。スカスカな感じでやった初来日時と異なり、いろんな楽器が置かれており、プロっぽい体制を整えてきているなと思えた。
キーボードを弾きながら歌うジョーダン・ラカイに加え、サポートは南ア出身のイムラーン・パレカー(左利きで、効いたコーラスもときにつける)、ベースのジョン・ハーヴェイ、ドラムのジム・マクレー、パーカッションのエルネスト・マリシャレスという陣容。サポート陣、けっこういける。ラカイのキーボード音も何気に達者で、バンド・サウンドは噛み合いよく、ときにファンキー。これは、インストでやっても、いい感じのUKジャズ・ファンクとして楽しめると思った。都会的なサウンドに、ラカイはほのかなソウルネスもはらむ歌をのせる訳だが、前回よりリヴァーヴはかけずに、等身大の自分を出しているように思えた。
▶︎過去の、ジョーダン・ラカイ
https://43142.diarynote.jp/201703161148366918/
<今日の、”エルボウ”様>
午前中に宿泊しているホテルで、チャールス・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月1日、2019年9月3日)にインタヴュー。イントキシケイト誌用、来年の新作リリースに合わせて露出されるので、記事が出るのはまだだいぶ先になるどろうけど。
ロビーにいたら、NYへ戻るジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日、2019年9月1日、2019年9月3日)が荷物を持って単身降りてきたので、言葉を交わす。彼とやることで自分の演奏がすごいことになっている、というのは本人も自覚するところ。聞けば、ちゃんと一緒にやるのは初めてながら、ロイドとは15歳ごろから顔見知りだそうな。次の彼の来日リーダー・ライヴは来年の3月で、その際は新作『Love Hurts』(Mack Avenue)に入っていたザ・バッド・プラス(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日)のドラマーのデイヴィッド・キングを同行させるそう。やったー。別れ際に、チャールズにいろいろ聞いてねとウィンク。彼もいいやつだなあ。
で、御大。奥さん(マネージャーもしているのかな)を伴って登場。うわあ、捌けた愛の人。もう興味深い話がたくさん聞けるとともに、金言だらけ。参りましたァ。話が面白すぎて、身を乗り出してインタヴューしたわけだが、これだけ生理的に直立不動な感じで取材をしたのはほんと久しぶり。B.B.キング、ボビー・ブルー・ブランド、サン・レコード、ザ・ビーチ・ボーイズとマイク・ラヴ(2014年3月28日)、ロビー・ロバートソン、デュエイン“ブラックバード”マックナイト(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日、2017年4月8日、2019年4月30日)、ボブ・ディラン、ザキール・フセイン(2004年9月5日、2005年1月31日)、ミシェル・ペトルチアーニ(2012年8月7日、2016年4月10日、参照)、キース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)、児山紀芳、中平穂積、ビリー・ホリデイ、ジェイソン・モラン(2007年1月16日、2007年1月17日、2008年4月6日、2013年1月6日、2015年1月20日、2015年1月21日、2017年4月11日、2018年1月24日)、ビル・フリゼール(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日、2017年6月19日)、そしてジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日、2018年9月2日、2019年5月30日、2019年9月1日)やジュリアン・ラージら。これらは彼の話に出てきた名前(の抜粋)だが、それ以外の話もいろいろ出て、本当に広がりある、豊穣な言葉のやりとりができたと思う。至福。
それにしても、81歳の御大はほんとうに元気。オーケストラ使用をはじめやることになっているプロジェクトはいろいろ、先のフリー・スピリッツもニュー・カルテットも解散したわけではなく、続けて持っているとのこと。ヨガをしており、たまに魚を食べるもののベジタリアンだそう。本当は歌手になりたかった、とも彼は言っていたな。サンタ・バーバラとNYの両方に家を持ち、自由にやらせてくれるECMに25年いたものの、ブルーノートに移った決め手は、アプローチしてきたドン・ワズ(2013年2月15日、2019年6月12日、2019年6月13日、2019年6月14日)に原盤権が欲しいと言ったらあっさり認めたから。インタヴューが終わると、一緒に写真を撮ろうと言われ、光栄っす。もっともっと、好きになっちゃったよー。これ、今年のぼくの活動のハイライトとなる? テープ起こしって消耗するので、(原稿料との差し引きで)赤字になろうともぼくはそれを外注に出しているが、これは自分で起こそうかな。
ところで、ロイドは握手を避ける。彼は握手を求めると、いやいやこうするんだよと、肘を横に出す。そして、お互いの肘同士を当てる。それを両肘でやるとサークルになり、握手なんかより強いつながりとなるというようなことを、彼は言っていた。帰りにも、彼は肘を突き出してきた。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201107230819362417/
http://43142.diarynote.jp/201702021523283237/
https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
https://43142.diarynote.jp/201812121252088734/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ザ・バッド・プラス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
▶︎過去の、マイク・ラヴ/ザ・ビーチ・ボーイズ
http://43142.diarynote.jp/201403291149242320/
▶過去の、ブラックバード・マックナイト
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
http://43142.diarynote.jp/201612011925201175/
https://43142.diarynote.jp/201704130838405526/
▶︎過去の、ザキール・フセイン
https://43142.diarynote.jp/200409050916440000/
https://43142.diarynote.jp/200502041825460000/
▶過去の、ミシェル・ペトルチアーニ
http://43142.diarynote.jp/201208091509447159/ 映画
https://43142.diarynote.jp/201604190912403018/ 追悼公演
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
http://43142.diarynote.jp/200701201418210000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201501210901575140/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
http://43142.diarynote.jp/201704131639031673/
https://43142.diarynote.jp/201801251404591913/
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201706190940184750/
▶︎過去の、ドン・ワズ
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
https://43142.diarynote.jp/201906151230594715/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
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キーボードを弾きながら歌うジョーダン・ラカイに加え、サポートは南ア出身のイムラーン・パレカー(左利きで、効いたコーラスもときにつける)、ベースのジョン・ハーヴェイ、ドラムのジム・マクレー、パーカッションのエルネスト・マリシャレスという陣容。サポート陣、けっこういける。ラカイのキーボード音も何気に達者で、バンド・サウンドは噛み合いよく、ときにファンキー。これは、インストでやっても、いい感じのUKジャズ・ファンクとして楽しめると思った。都会的なサウンドに、ラカイはほのかなソウルネスもはらむ歌をのせる訳だが、前回よりリヴァーヴはかけずに、等身大の自分を出しているように思えた。
▶︎過去の、ジョーダン・ラカイ
https://43142.diarynote.jp/201703161148366918/
<今日の、”エルボウ”様>
午前中に宿泊しているホテルで、チャールス・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月1日、2019年9月3日)にインタヴュー。イントキシケイト誌用、来年の新作リリースに合わせて露出されるので、記事が出るのはまだだいぶ先になるどろうけど。
ロビーにいたら、NYへ戻るジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日、2019年9月1日、2019年9月3日)が荷物を持って単身降りてきたので、言葉を交わす。彼とやることで自分の演奏がすごいことになっている、というのは本人も自覚するところ。聞けば、ちゃんと一緒にやるのは初めてながら、ロイドとは15歳ごろから顔見知りだそうな。次の彼の来日リーダー・ライヴは来年の3月で、その際は新作『Love Hurts』(Mack Avenue)に入っていたザ・バッド・プラス(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日)のドラマーのデイヴィッド・キングを同行させるそう。やったー。別れ際に、チャールズにいろいろ聞いてねとウィンク。彼もいいやつだなあ。
で、御大。奥さん(マネージャーもしているのかな)を伴って登場。うわあ、捌けた愛の人。もう興味深い話がたくさん聞けるとともに、金言だらけ。参りましたァ。話が面白すぎて、身を乗り出してインタヴューしたわけだが、これだけ生理的に直立不動な感じで取材をしたのはほんと久しぶり。B.B.キング、ボビー・ブルー・ブランド、サン・レコード、ザ・ビーチ・ボーイズとマイク・ラヴ(2014年3月28日)、ロビー・ロバートソン、デュエイン“ブラックバード”マックナイト(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日、2017年4月8日、2019年4月30日)、ボブ・ディラン、ザキール・フセイン(2004年9月5日、2005年1月31日)、ミシェル・ペトルチアーニ(2012年8月7日、2016年4月10日、参照)、キース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)、児山紀芳、中平穂積、ビリー・ホリデイ、ジェイソン・モラン(2007年1月16日、2007年1月17日、2008年4月6日、2013年1月6日、2015年1月20日、2015年1月21日、2017年4月11日、2018年1月24日)、ビル・フリゼール(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日、2017年6月19日)、そしてジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日、2018年9月2日、2019年5月30日、2019年9月1日)やジュリアン・ラージら。これらは彼の話に出てきた名前(の抜粋)だが、それ以外の話もいろいろ出て、本当に広がりある、豊穣な言葉のやりとりができたと思う。至福。
それにしても、81歳の御大はほんとうに元気。オーケストラ使用をはじめやることになっているプロジェクトはいろいろ、先のフリー・スピリッツもニュー・カルテットも解散したわけではなく、続けて持っているとのこと。ヨガをしており、たまに魚を食べるもののベジタリアンだそう。本当は歌手になりたかった、とも彼は言っていたな。サンタ・バーバラとNYの両方に家を持ち、自由にやらせてくれるECMに25年いたものの、ブルーノートに移った決め手は、アプローチしてきたドン・ワズ(2013年2月15日、2019年6月12日、2019年6月13日、2019年6月14日)に原盤権が欲しいと言ったらあっさり認めたから。インタヴューが終わると、一緒に写真を撮ろうと言われ、光栄っす。もっともっと、好きになっちゃったよー。これ、今年のぼくの活動のハイライトとなる? テープ起こしって消耗するので、(原稿料との差し引きで)赤字になろうともぼくはそれを外注に出しているが、これは自分で起こそうかな。
ところで、ロイドは握手を避ける。彼は握手を求めると、いやいやこうするんだよと、肘を横に出す。そして、お互いの肘同士を当てる。それを両肘でやるとサークルになり、握手なんかより強いつながりとなるというようなことを、彼は言っていた。帰りにも、彼は肘を突き出してきた。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201107230819362417/
http://43142.diarynote.jp/201702021523283237/
https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
https://43142.diarynote.jp/201812121252088734/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ザ・バッド・プラス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
▶︎過去の、マイク・ラヴ/ザ・ビーチ・ボーイズ
http://43142.diarynote.jp/201403291149242320/
▶過去の、ブラックバード・マックナイト
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
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http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
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https://43142.diarynote.jp/201704130838405526/
▶︎過去の、ザキール・フセイン
https://43142.diarynote.jp/200409050916440000/
https://43142.diarynote.jp/200502041825460000/
▶過去の、ミシェル・ペトルチアーニ
http://43142.diarynote.jp/201208091509447159/ 映画
https://43142.diarynote.jp/201604190912403018/ 追悼公演
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
http://43142.diarynote.jp/200701201418210000/
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http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
http://43142.diarynote.jp/201704131639031673/
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▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
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http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
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▶︎過去の、ドン・ワズ
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https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
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