神谷町・光明寺で、エストニア勢が出る公演を見る。MCは英語。過去、取材したことがある複数のエストニア人たちも英語で受けており、同国の英語普及率は高いんだろうな。

 アタマに出たのは、ヴァイオリンのエステラ・エリシェルバとカンネル(横置き、箱型の多弦楽器)のサンドラ・エレナ・スリン。前者が12才で、後者が18才。トラッド(と、思われる)を達者ながら、初々しく3曲演奏。うち1曲は、カンネルのソロによる。

 その後は、日本盤も2作品出ているシンガー・ソングライターのマリ・ユリエンスが、ピアノのアイヴァル・スルヴァのサポートのもと1時間強パフォーマンスをする。生ギターをつまびきながら歌うユリエンスはほぼトラッド要素はなしで、西欧的価値観を抱えたエストニア語によるフォーキー曲を開く。シンプルだが、多大な誘いと広がる訴求力あり。ギターをストロークして歌った曲は若いころのジョニ・ミッチェルみたいな感触を持っていた。

<今日の、新聞>
 会場行きの地下鉄で夕刊を控えめに広げたが、その第一面のトップは、川越市の百貨店の屋上にある遊園地が51年の歴史に幕を閉じるというもの。採算は取れていたが、耐震工事に伴い、屋上に工事機材を置かなければならなくなったことに伴うクローズであるという。カラー写真付きの記事で、ほのぼの。デカい事件がないのもいいナと思わせられました。

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