アップリンク渋谷で、孤高の西ドイツの現代美術家/パフォーマー、教育者、社会/政治活動家である(1921〜1986年)のドキュメンタリー映画の試写を見る。原題「Beuys」(ボイスのドイツ語表記)。2017年ドイツ映画、監督はアンドレス・ファイエル。彼は300時間もの映像や肉声、2万枚近くの写真をほりおこし、真の自由や民主主義にコミットし続けた芸術家であったボイスの様を伝える内容になっている。過剰な説明はなされず、とまどう人もいるかもしれないが、その像と生き様がひたひたと浮き上がっているのではないか。

 適所につけられた音楽がとても良い。ちょい暗い質感を与えすぎかもしれないが、効果音的なものからヴァイブラフォンを使うジャズ的断片まで達者。冒頭に“孤高”と記したのは、その音楽がそういう思いを誘発させたからでもある。エンド・ロールにはドイツ名っぽい二人の名前がクレジットされていた(と見えた)。

<今日の、4649>
 その後、友人たちと新年会じみた飲み会。試写のことを話すと、ボイスは80年代中期にニッカウヰスキーのCMに出たことがあったよねと、すぐに反応する者あり。その後、河岸が変わると珍しく車が話題にあがり、車ナンバーの話になった。一人が買い換えを考えていて、納得のいく番号にしたい(今、選べる制度があるらしい)、と言う。そんなこと、どーでもいいぢゃんと言ったら、少し嫌な顔をされた。一方で、エースケはそうだよねとも納得もしていたな。昔、頻繁に乗り換えていたとき、車種にはこだわっていたが、それにつくナンバーに関しては無関心。というか、そういうことにシノゴ言うのがイヤな性分なのと、うだうだ考えることが面倒クセー。4949じゃ、少しいやかもしれないが、逆に面白がってつけちゃうかもしれぬ。うちの固定電話の番号をいいねと褒めてくれる人もいるが、与えられたのを使っているだけで、携帯電話の番号にもこだわったことはない。人、それぞれー。いちおう、おまえは1919が似合うと、推しておきました。

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