甲田“ヤングコーン”伸太郎率いるジャンプ・ブルース・バンドのBloodest Saxophone(2014年6月28日、2015年7月28日2015年11月16日)が定期的にもっているイヴェント“Snuck宇宙”の2018年最後の回は、テキサス在住の女性ブルージィ&アーシィな歌い手のクリスタル・トーマスを迎えて持たれた。この9月に面々はテキサス州オースティンに行って、いろいろなライヴとレコーディングを敢行。それは、トーマスをはじめ5人の女性シンガーを迎えた『I JUST WANT TO MAKE LOVE TO YOU 』と『IN TEXAS』(ともに、Mr. Daddy-O/スペース・エイジ)という2枚となりすてにリリースされている。2作ともいい感じ。うむ、ともにかなりうまく録れていると思う。なお、レコーディング後にトロンボーン奏者とウッド・ベース奏者が円満に脱退。この日は新ベーシストが入り、管はテナー・サックスとバリトン・サックスの2管となった新体制によるパフォーマンス。2管となったことで、甲田の好ホンカーな持ち味はより前に出るようになっていた。

 下北沢・440。フル・ハウス。一つ酒宴をこなして会場入りすると、Bloodest Saxophoneが熱演中。粋にスーツをそれぞれに着こなし、それがまずいいナと思わせる。そして、そこにクリスタル・トーマスが呼び込まれ、彼女がフィーチャーされる。おお、ビッグ・ママ体型の彼女(30代?)は少し低めの声でディープに歌う。余裕、あり。「聖者の行進」や時節がら最大のクリスマス・ブルース・ソングである「メリー・クリマス・ベイビー」も披露する。両者のくだけたノリは場をテキサスにワープさせる? ブラウンは『I JUST WANT TO MAKE LOVE TO YOU 』で山下達郎の「ユア・アイズ」もカヴァーしているが、それももちろん歌う。それは、アナログ・シングル盤も切られている。両者は、香港でカウントダウン・ライヴをするそうだ。

▶過去の、ブラッデスト・サキソフォン
http://43142.diarynote.jp/201406291238493838/
http://43142.diarynote.jp/201508050949338272/
https://43142.diarynote.jp/201511181202076051/

<今日は、少し迷子になる>
 久しぶりに下北沢駅に降り、いまだ工事中の同駅の出口の位置がまた少し変わったようでとまどう。あれれ。何口とか覚えず長い経験則ですたすた行っていたのに、今回はそれが通じない……。街の風景が変わってきているとともに、方向感覚が悪くなっているのも一因? それほどぼくにとって関わりのある街ではないが、どんどんシモキタが遠ざかっていく〜。その悪い印象もあり〜駅のほうには戻りたくない〜、寒くなかったので(天気予報によれば、最低気温が8度)、酔った勢いでちんたら歩いて家に帰る。細かい住宅地を歩かず、少し大回りの分かりやすい道を通ったので迷わず帰宅。ほいほい。

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