西海岸生まれ、現在はハワイに住んでいるはずの海が大好きなシンガー・ソングライター(2003年9月30日、2009年1月15日、2011年1月6日)の3日間持たれたなかの、最終のショウ。見事に、フル・ハウス。(現代の)サーフ・ロックという言い方でジャック・ジョンソン(2003年9月30日、2005年5月25日、2005年6月2日、2007年4月6〜8日)をはじめとするサーフィンも大得意なシンガー・ソングライター群が脚光を浴びたのは10年強も前のことだが、今もちゃんと人気を保っているんだなー。声援もたくさん、飛んでおりました。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。

 ヴォーカルとギター(アコースティックとセミ・アコースティック型のエレクトリックの両方を手にする)のフランケンレイターに加え、ギターやベースやハーモニカのマット・グランディ(2009年1月14日)とドラムのジェロルド・ハリスの3人でショウは持たれた。グランディがベースを弾いてないときも、単音のベース音は出る。まあ、それでも問題はないのだが、生理的なオーガニック性がスポイルされる感じは覚えてしまい、少し居心地が悪いナ。とってもニコニコしながらレギュラー・グリップで叩いていたアフリカ系のドラマーはとっても良い奏者。ブラシも多用するそれは、凝ったことはしないものの的確に弾みと間を作り出していて、頷いちゃう。

 ゆったり、いい心持ちを与える、温もりのあるシンガー・ソングライター系表現。やっぱりこの曲いいナというのがいろいろあって、気持ちよく接していくことができちゃう。とともに、少し鼻にかかったフランケンレイターの歌声もいい感じで、味わいあり。イーグルス(2011年3月5日)で歌ってもハマるじゃんと思えたもの。ただし、フランケンレイターにせよグランディにせよ、ギター・ソロは少し冗長。そのためもあり、90分を超える演奏時間だった。

 終盤、場内は総立ち。こんなにゆったりした音楽をやっているにもかかわらず&出演者が立つことを一切促さなかったのに。磁場、と言いたくなるものが出来上がっていた。ひょえ〜。

▶︎過去の、ドノヴァン・フランケンレイター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm ジャック・ジョンソン公演の前座
http://43142.diarynote.jp/200901161818098587/
http://43142.diarynote.jp/201101070941288068/
▶︎過去の、ジャック・ジョンソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
http://43142.diarynote.jp/200506021847130000/
http://43142.diarynote.jp/200506021851060000/
http://43142.diarynote.jp/200704112101130000/
http://43142.diarynote.jp/200806121400260000/
▶︎過去の、マット・グランディ
http://43142.diarynote.jp/200901151153549297/
▶︎過去の、イーグルス
http://43142.diarynote.jp/201103091707591166/

<今日の、電車>
 メトロ銀座線の、昔の車両の復古ヴァージョン車に出くわす。今年早々に導入されてときに走っているようだが、車内木目調で真鍮を模したパイプを採用している。いくら、コストは上乗せになるのか? そうしたセコいことを考えないなら、乗っては気分新たで、楽しい(すぐに、飽きるだろうけど)。ところで、大昔の銀座線というと、駅到着前に室内の照明が一瞬消えて、ドアの横にある燈が短時間ついたのだが、ドア横には点灯はしないもののそのライトもつけられていた。どれほどの人が覚えているかは分からないが、これで駅につくときに一瞬車内が暗くなりその予備灯がついたなら、ぼくはとても感慨をえるんじゃないか。

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