ルクセンブルグのポスト・ロック・バンドの初来日公演を、下北沢・Club251で見る。その変てこなバンド名は、ルクセンブルグにはメタル・バンドが多いことに対する反発からきている。

 ギターとキーボード、ギター、ベース(ちょいギターを手にするときも)、ドラムという4人組。彼らはとってもハマった視野の広いロック・インストを繰り出す。面々はフェラ・クティのアフロ・ビート表現にもインスパイアされた楽曲も披露するが、ライヴだとその咀嚼比率は少し上がるか。なんにせよ、ちゃんと“目”のある楽曲を、確かな力量とバンド内相互関係のもと開く。立ち位置を変えて、皆んなで打楽器を叩くなど、ショウの見せ方もこなれていた。

<今日の、すまんのお>
 ちょうど1年前に首都のルクセンブルグでインタヴューしたこともあり、ドラマーのジョヴァンニとは連絡を取り合っていたのだが、なんかツアーの一環で行った岐阜には心引かれたよう。オレ、行ったことないよー。ともあれ、日本を楽しんでいるようでなにより。酒とか抹茶とかいう単語もMCでは言っていたが、実演を触れつつ、ああ彼らに差し入れのお酒を買ってくるんだったナと反省。もし、逆の立場だったら、超うれしい。オレ、本当に気がきかないなー。それにしても、面識のあるミュージシャンがイケてるライヴをやっていると、誇らしげな気持ちになるなあ。

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