ぼくのなかではけっこう絶対的な存在である女傑R&B歌手(2003年10月10日、2008年6月5日、2012年1月10日、2014年9月6日、2014年9月10日)の、今回の東京公演の会場は六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。サポートは3人の女性コーラス、ギター(彼がミュージカル・ディレクターかな?)、キーボード2人、ベース、ドラムという陣容。これ、けっこう近年の顔ぶれとなるのかな。
赤いスティックを持つ、元スイザイダル・テンデンシーのロナルド・ブルーナーJr.が叩き出してバンド演奏は始まったが、彼のストローク一発で、うわ音がデケえと合点し、苦笑。露骨にチューニングの異なるスネアを2つ並べ、シンバルは多いが小さい(と、それは昨日の見たブライアン・ブレイドとの比較ね)。その音量、とても大人のヴォーカル表現のサポートのそれではない。が、チャカならそれも別に疑問はないよな〜。そんなの平気よ、私はデカい声でそれを凌駕しちゃうワ、みたいな気分が彼女には大ありだから。ちょい音程が不安定に感じるところもあるけど、その歌声と流儀ゆえに、すべては正に転化する!
しかし、ますますB型気質歌唱になっておる。バックグラウンド・シンガーを3人入れているのも皮膚感覚で納得。けっこう彼女たちが主旋律を歌い、チャカは気分の向くまま崩しまくって歌ったり、間の手ヴォーカルを入れたり。いやはや、彼女ってこれほどまでに我がままな歌い方をしていたっけ? でも、その様に触れ、これぞチャカ・カーンと感激できるし、ジャズ界を含めてもこんなに歌を自己崩しする人はそうはいないんじゃないかと思う。もちろん、ポップ・ミュージック界では唯一となりますね。
全80分のショウ。中盤回って、15分ぐらいはチャカが下がり、バック陣だけでパフォーマンス。なんかこの少しイビツな構成を、彼女は前回来日公演時から取っている。チャカ抜きのさいバンドは前回と同じように「チュニジアの夜」を少しやったあと、ソロを回す。最後のほうは、美声のキーボード奏者が「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を歌い、出て来たチャカもそれを少し歌った。うぬ、もう1枚はジャズ・アルバム(←気のふれたような、笑い)を出してほしいな。さあ、2年後の彼女はどうなっている?
▶過去の、チャカ・カーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200806121525370000/
http://43142.diarynote.jp/201201131546344144/
http://43142.diarynote.jp/201409100929108025/
http://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
<今日の、興味>
プリンスのカヴァーで秀逸なのは? いろいろあると思うが、チャカの「フィール・フォー・ユー」はかなり上位ではないか。プリンスもそれを気に入り、彼女とは複数かかわっている(って、プリンスのNPGから、チャカのアルバムが出されたこともあった)もんな。今回は2曲目に「フィール・フォー・ユー」はやったが、同曲は毎度やっているわけで、別に謝辞なんかいらないけど、もう1曲ぐらいプリンス絡み曲をやるかと思ったのだが……。途中でチャカが引っ込んだとき、1988年盤『CK』に入っていたプリンス作のファンク曲「Sticky Wicked」をやれば良かったのにとは思った。ソロやヴォーカルも回しやすいだろうし。死去に伴い(ああ、もう1ヶ月もたつのだなあ)いろいろ頼まれたプリンス原稿、残りはベース・マガジンの6000字の歩み原稿か。
赤いスティックを持つ、元スイザイダル・テンデンシーのロナルド・ブルーナーJr.が叩き出してバンド演奏は始まったが、彼のストローク一発で、うわ音がデケえと合点し、苦笑。露骨にチューニングの異なるスネアを2つ並べ、シンバルは多いが小さい(と、それは昨日の見たブライアン・ブレイドとの比較ね)。その音量、とても大人のヴォーカル表現のサポートのそれではない。が、チャカならそれも別に疑問はないよな〜。そんなの平気よ、私はデカい声でそれを凌駕しちゃうワ、みたいな気分が彼女には大ありだから。ちょい音程が不安定に感じるところもあるけど、その歌声と流儀ゆえに、すべては正に転化する!
しかし、ますますB型気質歌唱になっておる。バックグラウンド・シンガーを3人入れているのも皮膚感覚で納得。けっこう彼女たちが主旋律を歌い、チャカは気分の向くまま崩しまくって歌ったり、間の手ヴォーカルを入れたり。いやはや、彼女ってこれほどまでに我がままな歌い方をしていたっけ? でも、その様に触れ、これぞチャカ・カーンと感激できるし、ジャズ界を含めてもこんなに歌を自己崩しする人はそうはいないんじゃないかと思う。もちろん、ポップ・ミュージック界では唯一となりますね。
全80分のショウ。中盤回って、15分ぐらいはチャカが下がり、バック陣だけでパフォーマンス。なんかこの少しイビツな構成を、彼女は前回来日公演時から取っている。チャカ抜きのさいバンドは前回と同じように「チュニジアの夜」を少しやったあと、ソロを回す。最後のほうは、美声のキーボード奏者が「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を歌い、出て来たチャカもそれを少し歌った。うぬ、もう1枚はジャズ・アルバム(←気のふれたような、笑い)を出してほしいな。さあ、2年後の彼女はどうなっている?
▶過去の、チャカ・カーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200806121525370000/
http://43142.diarynote.jp/201201131546344144/
http://43142.diarynote.jp/201409100929108025/
http://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
<今日の、興味>
プリンスのカヴァーで秀逸なのは? いろいろあると思うが、チャカの「フィール・フォー・ユー」はかなり上位ではないか。プリンスもそれを気に入り、彼女とは複数かかわっている(って、プリンスのNPGから、チャカのアルバムが出されたこともあった)もんな。今回は2曲目に「フィール・フォー・ユー」はやったが、同曲は毎度やっているわけで、別に謝辞なんかいらないけど、もう1曲ぐらいプリンス絡み曲をやるかと思ったのだが……。途中でチャカが引っ込んだとき、1988年盤『CK』に入っていたプリンス作のファンク曲「Sticky Wicked」をやれば良かったのにとは思った。ソロやヴォーカルも回しやすいだろうし。死去に伴い(ああ、もう1ヶ月もたつのだなあ)いろいろ頼まれたプリンス原稿、残りはベース・マガジンの6000字の歩み原稿か。
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