まだ二十歳ちょい(2014年2月の記事で19歳とあるので、21歳あたり)NYベースのブルース・マンの初来日公演を、丸の内・コットンクラブで見る。ファースト・ショウ。

 セミ・アコースティックのタイプのギターを弾きながら歌う本人に加え、白人中年のオルガン奏者とエレクリック・ベース奏者、そして、まだ若い黒人ドラマーが付く。皆、黒いスーツに蝶ネクタイという格好なり。みんなジャズを通っている人たちか。それなりに統制は取られていて、ダイナミクスやキメの付けかたは決まる。そのドラミングに触れながら、ビッグ・バンドのドラミングと共通性を持つような気がしたナ。

 B.B.キング(2007年2月3日)やマディ・ウォーターズの有名曲もやったが、オリジナルが少なくなかったのかな。スレレートなスロウ・ブルースもあればリフの構造に気を使ったものもあり、ファンキーなブルースもあり。アンコールの曲はブルージーなソウルっぽい曲だった。若手ブルース・マンというとゲイリー・クラーク・ジュニア(2013年3月18日)が近年だと外の世界でブレイクしたが、クラーク・ジュニアよりもよりブルースの王道に忠実な人で、まっすぐ。甲高い歌声やいろんな奏法を繰り出すギターから、まずB.B.キングがアイドルであるのがよく分る。

 彼はシールドレスでギターをならしていて、最初と終盤はギターを弾きながら場内を一周。ときにステージ端に座ってお客さんと対峙してギターを弾いたり、延々とギター背面弾きを披露したりと、いろいろとお客さんに働きかけようとする。ピック弾きのギター演奏はうまい。いろんな学校でいろんな奏法を習うとともに、ソウル・ジャズ系ギタリストのメルヴィン・スパークス(2001年4月4日)に教えを受けてもいるらしい。とうのはともかく、円満なルックスもあり、晴れやかな感じもあり。また、来たら見に行きたいな。

▶過去の、”ブルース・ボーイ”キング
http://43142.diarynote.jp/200702112125550000/
▶過去の、ゲイリー・クラーク・ジュニア
http://43142.diarynote.jp/201303211607259460/
▶過去の、メルヴィン・スパークス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm カール・デンソン

<今日の、危惧>
 昼間、知人とこんな話を。報道の、フェイスブックからの写真引用。それにたまに触れるが、俺たち悪いことで捕まったら、お戯れの変な写真を使われるんだろうな……。ま、どーでもいいや。

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