スガダイロー。コロリダス
2016年2月28日 音楽 まず、渋谷・WWWで、ジャズ・ピアニストのスガダイロー(2009年1月8日、2009年7月3日、2013年2月19日)を見る。<独奏>と名付けられているショウで、ピアノ・ソロによる公演なり。置いてあるピアノは、ヤマハだったのかな?
45分と40分ぐらいの演奏を休憩を挟んで2つ。そして、短いアンコール曲。いくつかの曲モチーフのもと、それを広げたブロックを繋げてノンストップで演奏する。ぼくは彼があまり黒っぽさを通らないで自己ピアノ表現をまっとうする人と印象をもっていたが、ラグタイム的な指さばきを見せるなど黒っぽいイディオムを出す場合もあると再確認。まあ、ジャズ自体がアフリカン・アメリカンが持つリズムやハーモニーの感覚を芯におくだけに、それはあまりに当然なことではあるのだが。その種をどう自分の中でどう昇華するかが、ジャズ・マンのそれぞれの真価なり。それから、けっこうメロディアスな指さばきもしていた。アヴァン/マージャン牌かき回し度はセカンドのほうが高し。そのセカンドでは。童謡「ふるさと」をモチーフとする箇所もあり。
▶過去の、スガダイロー
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/200907131158382767/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
その後は、中南米音楽要素をほんわか巧みに日本語のポッポスに編み上げるコロリダス(2013年2月3日、2014年1月18日)のセカンド作『Coloridas』(トロップ)リリースお祝いライヴにかけつける。南青山・月見ル君想フ。
歌と生ギターのしみずけんた、ウッド・ベースとコーラスの宇都ぽん良太郎、打楽器とコーラスの渡辺英心(英心&The Meditationalies)と宮本仁(元オルケスタ・デ・ラ・ルース)、クラリネットの近藤哲平という、現在は5人組。そこに曲により、最初メンバーだったという達者な鍵盤奏者や女性鍵盤奏者、ギター奏者らが入ったりもする。
なんでこんなに佇まいがいいのという、もうひとつの地域性や文化を介する、音楽する悦びが鮮やかに舞う、手作り音楽集団。日本人が好奇心旺盛に洋楽文化に対峙した後の、無理のないハッピーな足元への落とし方を見事に成就させていると思う。見ている知人たちともそう言っていたんだが、しみずけんたのヴォーカルは生のほうがずっといい。
▶過去の、コロリダス
http://43142.diarynote.jp/201302041828146553/
http://43142.diarynote.jp/201401200835094139/
<今日の、公演>
そうか、ジャンルは違っていても、2月最後の日曜日は日本人アクトのショウをハシゴしたのか。ともに、会場は大盛況。前者公演はこの手のものとしては女性比率は少し高めで”ダイ様ギャル”もいるのかと思わされ、後者公演は出演者たちの性格の良さが導くものかシンパの仲間が大挙おしかけたと言う感じで、本当に心温まるホットな場が出来上がっていた。その一員でいられることが、なんかうれしい。って、そう感じさせる公演もそうはない。その2組に共通していたのは、語りがすくなく、ちゃんと音楽で自らのすべてを語ろうとしていたこと。スガはそれこそ一言もしゃべらなかったし、コロリダスはその和み&パーティ感覚の強い音楽性を鑑みるにペラペラMCかましそうなものだが、実は必要最小限のことしか言葉を発しない。それは、基本洋楽マインドでライヴをやっているとも思わせるものですね。
45分と40分ぐらいの演奏を休憩を挟んで2つ。そして、短いアンコール曲。いくつかの曲モチーフのもと、それを広げたブロックを繋げてノンストップで演奏する。ぼくは彼があまり黒っぽさを通らないで自己ピアノ表現をまっとうする人と印象をもっていたが、ラグタイム的な指さばきを見せるなど黒っぽいイディオムを出す場合もあると再確認。まあ、ジャズ自体がアフリカン・アメリカンが持つリズムやハーモニーの感覚を芯におくだけに、それはあまりに当然なことではあるのだが。その種をどう自分の中でどう昇華するかが、ジャズ・マンのそれぞれの真価なり。それから、けっこうメロディアスな指さばきもしていた。アヴァン/マージャン牌かき回し度はセカンドのほうが高し。そのセカンドでは。童謡「ふるさと」をモチーフとする箇所もあり。
▶過去の、スガダイロー
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/200907131158382767/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
その後は、中南米音楽要素をほんわか巧みに日本語のポッポスに編み上げるコロリダス(2013年2月3日、2014年1月18日)のセカンド作『Coloridas』(トロップ)リリースお祝いライヴにかけつける。南青山・月見ル君想フ。
歌と生ギターのしみずけんた、ウッド・ベースとコーラスの宇都ぽん良太郎、打楽器とコーラスの渡辺英心(英心&The Meditationalies)と宮本仁(元オルケスタ・デ・ラ・ルース)、クラリネットの近藤哲平という、現在は5人組。そこに曲により、最初メンバーだったという達者な鍵盤奏者や女性鍵盤奏者、ギター奏者らが入ったりもする。
なんでこんなに佇まいがいいのという、もうひとつの地域性や文化を介する、音楽する悦びが鮮やかに舞う、手作り音楽集団。日本人が好奇心旺盛に洋楽文化に対峙した後の、無理のないハッピーな足元への落とし方を見事に成就させていると思う。見ている知人たちともそう言っていたんだが、しみずけんたのヴォーカルは生のほうがずっといい。
▶過去の、コロリダス
http://43142.diarynote.jp/201302041828146553/
http://43142.diarynote.jp/201401200835094139/
<今日の、公演>
そうか、ジャンルは違っていても、2月最後の日曜日は日本人アクトのショウをハシゴしたのか。ともに、会場は大盛況。前者公演はこの手のものとしては女性比率は少し高めで”ダイ様ギャル”もいるのかと思わされ、後者公演は出演者たちの性格の良さが導くものかシンパの仲間が大挙おしかけたと言う感じで、本当に心温まるホットな場が出来上がっていた。その一員でいられることが、なんかうれしい。って、そう感じさせる公演もそうはない。その2組に共通していたのは、語りがすくなく、ちゃんと音楽で自らのすべてを語ろうとしていたこと。スガはそれこそ一言もしゃべらなかったし、コロリダスはその和み&パーティ感覚の強い音楽性を鑑みるにペラペラMCかましそうなものだが、実は必要最小限のことしか言葉を発しない。それは、基本洋楽マインドでライヴをやっているとも思わせるものですね。
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