ザ・ヘヴィ

2014年10月21日 音楽
 これは、見たかったバンド。恵比寿・リキッドルーム。

 黒人歌手を中央に置く英国のバースで結成されたソウル要素もいろいろ入った4人組ロック・バンド。と、思っていたが、実演はよりソウルの要素が強かったな。それはアルバムと異なり、ギターの音が主に担うダーティさやダイナミックな感覚があまり出ていなかったためもあるはず。キーボード奏者、二人の女性バックグラウンド・ヴォーカル、二人のサックス(バリトンとテナー)という5人の追加メンバーを加えた布陣(つまり、全9人でことにあたる)も、そういう行き方に沿ったものであるだろう。

 ドキドキ感や英国人のソウル好きの様を介し、R&Bとつながる人間味、熱量、ぬくもりなどが生っぽく送り出される。演奏陣があまり上手ではなかったのは想定外(あんなに芸のないホーン音の絡みを生で出すバンドには初めて触れるような。→誇張して書くと、強調したい部分でコードネームの音を二人がユニゾンでぼーっと出すという感じ)だったが、それゆえ、それほどレトロスペクティヴな味を覚えることもなかった。それから、彼らって、こんなにマイナー・キー基調の曲が多かったっけ?

<今日の、回想>
 フライトレイダー24、というサイトがある。世界中で飛んでいる航空機が地図上ですぐに分り、飛行機をクリックすれば航空会社と便名が、さらには出発空港/時間と到着空港/時間がすぱっと出て、その航路もばっちり分るというもの。なにげに空港/旅客航空機好きのぼくは、仕事に飽きると、すぐにそれを見ていたことがあった。いろんな航路のパターンや混雑時の迂回のパターン、空港の発着スケジュールの傾向など、いろいろ分りもし、いろいろ見がいはあった。が、夏ごろから、あまり見なくなってしまった。やはり、物事ってモードがあるよなー。飽きることは美徳、だから人間は新しいことにフレッシュにどんどんのぞめる……。そういうことにしておこう。

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