オーストラリアのギター名人/シンガー・ソングライター(2008年10月1日)の公演は、渋谷wwwにて。彼の新作『脳内浮遊』(P-ヴァイン)はアーシーな含みと現代性を併せ持つ傑作と言える。
まず、ステージ上に出て来た彼を見てあらら。蓄えていた髭をそっていて、とっぽい父ちゃん坊やになってるじゃん。イメージが狂う。というのはともかく、今回はドラマーとのデュオ。スーツをスマートに着こなすドラマー氏はまさに大学教授ふう。シンプルなキットを用いる彼はブラシやマレットなども効果的に用いる。「濁ったフォーク・ミュージックをやります」というラングの日本語MCは、前回見たときと同じ。ただし、今回は冒頭で言う。
まず、ワイゼンボーンを膝に置いて、渋〜く約40分。歌声は例によってコクはないが、声量は増していると感じる。
次は生ギターを抱えて、たっぷり演奏。ただし、エフェクターを用いて、音はエレクトリック・ギターでやっても変わりがないんじゃないかとも思わせる。彼はサンプラー/エフェクターも用い、この項では“サイケデリック・フォーク・ミュージック”と、自らの表現を説明。スコットランドのトラッドと紹介してやった曲は冒頭のほう、かなり中近東的な音を出した。始まる前の場内音楽で、“現代アラブのキャプテン・ビーフハート”と言いたくなるインスト曲がかかっておおっと思ったが、その音楽はジェフが選曲しているか否や。
そして、3つ目のブロックはドブロのエレクトリック・ギター版てなものを持ってのパフォーマンス。ここではスライド・バーをはめて演奏するが、本当にうまい。このギターと最初の膝置きギターの際は変則オープン・チューニングのようで、彼はけっこう曲ごとにチューニングをいじっていた。クリス・ウィートリー(2004年9月15日)やボブ・ディラン曲も披露した。
1時間45分見て、約束アリで退出。まだまだやるような感じはおおいにあって、少し後ろ髪をひかれる。ステージ背後にはテレキャスター・タイプの電気ギターも置いてあったが、それを弾くパフォーマンスもこの後にしたのか?
▶過去の、ラング
http://43142.diarynote.jp/200810061854586284/
▶過去の、ウィートリー
http://43142.diarynote.jp/?day=20040915
<今日の、出演者>
上に書いたように、各種ギターを弾いた彼だが、やはりうまい。歌声の感じもあり、あまり深刻さを感じさせないが、ここにも<十字路で魂を売った>ギタリストがいると思わせる名手でありますね。今月はこの後もトミー・エマニュエル、そしてジョン・バトラーと、豪州ギタリスト達人が来日公演を行う。何気に、オーストラリアはギター巧者大国? なおラングは、スライ&ロビー(2014年10月10日)やG・ラヴ(2014年10月13日)と同様に、この土日に行われた朝霧ジャム(2001 年10月13日、2010年10月10日)の出演者でもあった。
まず、ステージ上に出て来た彼を見てあらら。蓄えていた髭をそっていて、とっぽい父ちゃん坊やになってるじゃん。イメージが狂う。というのはともかく、今回はドラマーとのデュオ。スーツをスマートに着こなすドラマー氏はまさに大学教授ふう。シンプルなキットを用いる彼はブラシやマレットなども効果的に用いる。「濁ったフォーク・ミュージックをやります」というラングの日本語MCは、前回見たときと同じ。ただし、今回は冒頭で言う。
まず、ワイゼンボーンを膝に置いて、渋〜く約40分。歌声は例によってコクはないが、声量は増していると感じる。
次は生ギターを抱えて、たっぷり演奏。ただし、エフェクターを用いて、音はエレクトリック・ギターでやっても変わりがないんじゃないかとも思わせる。彼はサンプラー/エフェクターも用い、この項では“サイケデリック・フォーク・ミュージック”と、自らの表現を説明。スコットランドのトラッドと紹介してやった曲は冒頭のほう、かなり中近東的な音を出した。始まる前の場内音楽で、“現代アラブのキャプテン・ビーフハート”と言いたくなるインスト曲がかかっておおっと思ったが、その音楽はジェフが選曲しているか否や。
そして、3つ目のブロックはドブロのエレクトリック・ギター版てなものを持ってのパフォーマンス。ここではスライド・バーをはめて演奏するが、本当にうまい。このギターと最初の膝置きギターの際は変則オープン・チューニングのようで、彼はけっこう曲ごとにチューニングをいじっていた。クリス・ウィートリー(2004年9月15日)やボブ・ディラン曲も披露した。
1時間45分見て、約束アリで退出。まだまだやるような感じはおおいにあって、少し後ろ髪をひかれる。ステージ背後にはテレキャスター・タイプの電気ギターも置いてあったが、それを弾くパフォーマンスもこの後にしたのか?
▶過去の、ラング
http://43142.diarynote.jp/200810061854586284/
▶過去の、ウィートリー
http://43142.diarynote.jp/?day=20040915
<今日の、出演者>
上に書いたように、各種ギターを弾いた彼だが、やはりうまい。歌声の感じもあり、あまり深刻さを感じさせないが、ここにも<十字路で魂を売った>ギタリストがいると思わせる名手でありますね。今月はこの後もトミー・エマニュエル、そしてジョン・バトラーと、豪州ギタリスト達人が来日公演を行う。何気に、オーストラリアはギター巧者大国? なおラングは、スライ&ロビー(2014年10月10日)やG・ラヴ(2014年10月13日)と同様に、この土日に行われた朝霧ジャム(2001 年10月13日、2010年10月10日)の出演者でもあった。
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