1990年代下半期、ディアンジェロやマックスウェルとともにネオ・ソウルと呼称された動向の中心的な男性シンガーとして脚光を浴びた1966年中西部生まれのイケ面くん(1999年7月11 日、2005年9月29日、2009年12月21日、2011年9月21日)の、見れば間違いなく米国ソウルの良さやベネイの資質の高さを実感させるパフォーマンスを堪能する。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。

 そんな実演に触れながら、他の二人は日本に来ないよなあ〜東京ジャズあたりで呼ばないかなあ、なぞとも思ったり。2012 年に変わらず帝王であることを印象づけた復活ライヴを本国でやったディアンジェロの着手済み新作はいつリリースされるのか。一方、やはりずっと新作を出していないマックスウエルは、まだソニーと切れていないようだし、ライヴはちゃんとやっているようだ。

 メンフィス音楽界出身らしい鍵盤奏者のジョン・リッチモンドを音楽監督に置く4人のバンドは問題なし。バックグラウンド歌手のキャンディス・ボイドは2曲ほどフィーチャーされ、ベネイとデュエットを聞かせる。例によって客扱いもうまいベネイは今回ファルセット比率が少し下がったような気がしたのは気のせいか。楽曲は新旧を見渡し、広がりを求めるのも好きな彼はラテン調も2曲ここぞというときに披露する。時間がもう少し長いとよりいいが、シンガーの場合は喉の耐性の個人的差異があるので、強いことは言えないかな。と、書きつつ、ギネスのパイントを2杯ぐいぐい飲んじゃっているわけで、やはり高い訴求力を持っていたのは間違いない。

▶過去の、ベネイ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/julylive.htm
http://43142.diarynote.jp/200510030023510000/
http://43142.diarynote.jp/201001051626133581/
http://43142.diarynote.jp/201109220748325210/

<今日の、朝刊>
 起床し新聞を見て、びっくり。1面にでかでか(2/3にわたる)と、サッカーW杯日本代表メンバー発表の記事を掲載している。そしてスポーツ面だけでなく、3面、さらには社会面見開きでも関連記事を大々的に展開。大きなニュースがなかったからでもあるだろうが、一般紙なのにこんなにスペースを割いてもいいのとサッカー好きのぼくが困惑してしまうほどの記事スペース大盤振る舞い。サッカーに興味がない人はともかく、サッカーを良く思わない人の心中いかばかりなものか。な〜んて。今後こうしたメディアの露出は増え、今年のワールド・カップもかなり世間の注目を集めるのか。日本代表、グループ・リーグは突破してほしいが。

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