ごんごん大雪(風も強かった)の週末、渋谷・AX。ライヴ行きを諦める人も少なくないのではと思ったら、まずまずの入り。さすが、セルフ・タイトルのデビュー作が昨年全米2位まで登った、旬のバンドだなあ。外国人客比率も高かったような。
NYで活動していたコア・メンバーがコロラド州デンバーに引っ越して組んだ、新進のフォーク・ロック・バンド。リード・シンガー/ギタリスト、ドラマー/ヴォーカル/マンドリン、紅一点チェロ(エフェクターも用いあまりチェロ本来の音色を活かす感じではなく、効果音的な使い方と感じる)、キーボード/アコーディオン/ギターという編成。アーティスト写真は3人で写っているものが多いが、あれだけ無理なく仲間っぽく重なっているのを見たら、今は固定の5人組として活動しているのだろうと思わされる。
そのバンド表現の中央にるのは主コンポーザーの1/2である、ウェズリー・シュルツの堂々のアコースティック・ギター弾き語り表現。ぶっとい歌心、ごんごん溢れる。それだけで、訴求力があり、両手を広げた、ヒューマンでもある感覚があふれる。そして、そこに上手いサジ加減で他の奏者が重なり、その感覚はバンド総体でも示される。それから、メンバーの移動が多いバンドであり、ドラマーは前に出て来てキック・ドラムを叩いたり、チェロ奏者も前でコーラスをとったり、キーボード奏者が2階席までやってきてアコーディオンを弾いたり。また、ドラマーと鍵盤奏者は楽器の持ち替えもおおいに目につくのだが、おやじだとそれはザ・バンドのあり方を思い出せるか。でも、R&B臭のあまりない彼らの場合はザ・バンドを意識するというよりは、バンドの開かれた自在なあり方を求めるうちにそうなったという感じかな。ともあれ、そうしたショウの多彩な進め方は、彼らがエンターテインメント性とバンドの個性を魅力的に両立させていると感じた。
つきるところ、歌心とともに、生一本、手作り感覚が横溢。それは、現代ロックとして、目新しさにも繋がる、とも思える。そこが、このバンドの大きなポイントだろう。本国ではマムフォード&ザ・サンズ(2013年7月30日)と同列に括られたりもするが、ぼくとしては、マムフォーズよりかこちらの方が好ましく感じる。ザ・ルミニアーズの場合、総じて曲調が似て聞こえる部分もあるが、それは歌詞が聞き取れる人だと、異なる感想を持つかもしれない。歌詞もマムフォーズほど痒くないようだ。
けっこう、場内シング・アロング状態になる場合も。米国ロック界はいつもその手のバンドを必要としているよナ。前半部で歌い方がボブ・ディランみたいだなと思わせる曲をやったが、それはディラン初期曲のカヴァーであったよう。そのセルフ・タイトル盤に収められていた曲はほとんど披露し、他の数曲は次のアルバムに入るのか。実は、デビュー作は2012年の録音。次のアルバムはどんな広がりを見せるのか、楽しみだ。
▶過去の、ザ・バンドのハドソン
http://43142.diarynote.jp/201308110826574632/
▶過去の、マムフォーズ
http://43142.diarynote.jp/201308021400578638/
<今日は、大雪>
前日夜があまり寒くなく穏やかだったため、天気予報が外れるナと思っていたら、まさに過去最大級の降雪というのも、嘘ではなかったか。しかし、土曜日であったのは不幸中の幸いであったのだろうな。大学入学試験日に重なった人は、シャレにならなかったろうけど。翌日の選挙は、、、、。
しかし、すんごい日だったなあ。起きたらけっこう積もっていて、終日降雪。取材仕事もあったので、午後一から夜にかけて外に出ていたが、でなきゃずっと家にいたかも。が、外出したらしたなりに、やっぱり楽しかった。だいぶ前になぜか買ったすんごくヘヴィ・デューティな雪用ブーツを皆ほめてくれて、それも木に登りたがるぼくはうれしかった。1/4メートルは雪が積もっていたと思うけど、雪道ごんごん歩いちゃったな。かなり湿度の低い雪だったのが印象的であるとともに、それゆえ溶けずに積もりやすかったと思われる。夕方ぐらいになると、かなり車の交通量は減っていた。深夜、スキーを少しする。たまには、こんな日もいいでしょう。
NYで活動していたコア・メンバーがコロラド州デンバーに引っ越して組んだ、新進のフォーク・ロック・バンド。リード・シンガー/ギタリスト、ドラマー/ヴォーカル/マンドリン、紅一点チェロ(エフェクターも用いあまりチェロ本来の音色を活かす感じではなく、効果音的な使い方と感じる)、キーボード/アコーディオン/ギターという編成。アーティスト写真は3人で写っているものが多いが、あれだけ無理なく仲間っぽく重なっているのを見たら、今は固定の5人組として活動しているのだろうと思わされる。
そのバンド表現の中央にるのは主コンポーザーの1/2である、ウェズリー・シュルツの堂々のアコースティック・ギター弾き語り表現。ぶっとい歌心、ごんごん溢れる。それだけで、訴求力があり、両手を広げた、ヒューマンでもある感覚があふれる。そして、そこに上手いサジ加減で他の奏者が重なり、その感覚はバンド総体でも示される。それから、メンバーの移動が多いバンドであり、ドラマーは前に出て来てキック・ドラムを叩いたり、チェロ奏者も前でコーラスをとったり、キーボード奏者が2階席までやってきてアコーディオンを弾いたり。また、ドラマーと鍵盤奏者は楽器の持ち替えもおおいに目につくのだが、おやじだとそれはザ・バンドのあり方を思い出せるか。でも、R&B臭のあまりない彼らの場合はザ・バンドを意識するというよりは、バンドの開かれた自在なあり方を求めるうちにそうなったという感じかな。ともあれ、そうしたショウの多彩な進め方は、彼らがエンターテインメント性とバンドの個性を魅力的に両立させていると感じた。
つきるところ、歌心とともに、生一本、手作り感覚が横溢。それは、現代ロックとして、目新しさにも繋がる、とも思える。そこが、このバンドの大きなポイントだろう。本国ではマムフォード&ザ・サンズ(2013年7月30日)と同列に括られたりもするが、ぼくとしては、マムフォーズよりかこちらの方が好ましく感じる。ザ・ルミニアーズの場合、総じて曲調が似て聞こえる部分もあるが、それは歌詞が聞き取れる人だと、異なる感想を持つかもしれない。歌詞もマムフォーズほど痒くないようだ。
けっこう、場内シング・アロング状態になる場合も。米国ロック界はいつもその手のバンドを必要としているよナ。前半部で歌い方がボブ・ディランみたいだなと思わせる曲をやったが、それはディラン初期曲のカヴァーであったよう。そのセルフ・タイトル盤に収められていた曲はほとんど披露し、他の数曲は次のアルバムに入るのか。実は、デビュー作は2012年の録音。次のアルバムはどんな広がりを見せるのか、楽しみだ。
▶過去の、ザ・バンドのハドソン
http://43142.diarynote.jp/201308110826574632/
▶過去の、マムフォーズ
http://43142.diarynote.jp/201308021400578638/
<今日は、大雪>
前日夜があまり寒くなく穏やかだったため、天気予報が外れるナと思っていたら、まさに過去最大級の降雪というのも、嘘ではなかったか。しかし、土曜日であったのは不幸中の幸いであったのだろうな。大学入学試験日に重なった人は、シャレにならなかったろうけど。翌日の選挙は、、、、。
しかし、すんごい日だったなあ。起きたらけっこう積もっていて、終日降雪。取材仕事もあったので、午後一から夜にかけて外に出ていたが、でなきゃずっと家にいたかも。が、外出したらしたなりに、やっぱり楽しかった。だいぶ前になぜか買ったすんごくヘヴィ・デューティな雪用ブーツを皆ほめてくれて、それも木に登りたがるぼくはうれしかった。1/4メートルは雪が積もっていたと思うけど、雪道ごんごん歩いちゃったな。かなり湿度の低い雪だったのが印象的であるとともに、それゆえ溶けずに積もりやすかったと思われる。夕方ぐらいになると、かなり車の交通量は減っていた。深夜、スキーを少しする。たまには、こんな日もいいでしょう。
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