渋谷区主催による通常よりも安価な公演(渋谷区民は、2,000円)で、渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール。開演前に渋谷区長がステージに出て来て挨拶をする。日野(2011年7月25日、他)のMCによると、彼の本籍は今も渋谷区であるという。
年齢が半分の若手奏者をえいやっと擁して、ギグる。というのが、この日の求めるところ。げんざい日野のワーキング・グループ入りしている加藤一平(ギター)にくわえ、菊地太光(ピアノ)、楠井五月(ベース)、福森康(ドラム)という顔ぶれで、皆1980年代半ばの生まれ。ベース奏者は基本アコースティックを弾くが、一部は電気を弾き、その際はアブストラクト・ファンク・ジャズ(今、鋭意求めている傾向ですね)度を増す。その際は打楽器奏者が欲しいゾと思ったら、ソロを終えた日野はジャンベやカウベルを叩く。なんにせよ、あっち側の世界を見せんとする情熱的で詩的でもある日野のトランペット演奏にはヤラれずにはいられず。彼は来月71歳になると言っていたが、その枯れぬ演奏(とルックスと物腰)はまったくもって驚異。いまだ意欲的であり、迸る情緒をだしまくる彼(それゆえ、瞬発力に富んだ逸脱系ギタリストを求めているよう)、さいとうりょうじ(2013年8月19日、他)の演奏を聞いたら、きっと気に入るんじゃないかとも、思わずにはいられず。
中盤以降、TOKU(2012年6月19日、他。歌、トランペット、フュルーゲルホーン)が入り、落ち着いたジャズ作法に演奏の方向性はシフト。年配の聞き手(成り立ちが成り立ちだけに、少なくなかった)はきっとホっとしたろう。それはともかく、穏健傾向にある場合でも、日野のフレイジングは本当に閃きとともに雄弁に歌っていて、大きく頷く。本当に一級品、素晴らしいっ。
<今日の、渋谷ヒカリエ>
外見、格好わるっ。夜空に立つごちょごちょしたその姿を見て、改めてそう思った。ぼくには、そのデザインの真価がまったく分らない。中からの眺めはあんなに絶景なのになあ。我々は中身で勝負しますという、東急グループの意思表示が込められている? でも、昨年、このビルディングはグッド・デザイン賞受けたんだってね。
年齢が半分の若手奏者をえいやっと擁して、ギグる。というのが、この日の求めるところ。げんざい日野のワーキング・グループ入りしている加藤一平(ギター)にくわえ、菊地太光(ピアノ)、楠井五月(ベース)、福森康(ドラム)という顔ぶれで、皆1980年代半ばの生まれ。ベース奏者は基本アコースティックを弾くが、一部は電気を弾き、その際はアブストラクト・ファンク・ジャズ(今、鋭意求めている傾向ですね)度を増す。その際は打楽器奏者が欲しいゾと思ったら、ソロを終えた日野はジャンベやカウベルを叩く。なんにせよ、あっち側の世界を見せんとする情熱的で詩的でもある日野のトランペット演奏にはヤラれずにはいられず。彼は来月71歳になると言っていたが、その枯れぬ演奏(とルックスと物腰)はまったくもって驚異。いまだ意欲的であり、迸る情緒をだしまくる彼(それゆえ、瞬発力に富んだ逸脱系ギタリストを求めているよう)、さいとうりょうじ(2013年8月19日、他)の演奏を聞いたら、きっと気に入るんじゃないかとも、思わずにはいられず。
中盤以降、TOKU(2012年6月19日、他。歌、トランペット、フュルーゲルホーン)が入り、落ち着いたジャズ作法に演奏の方向性はシフト。年配の聞き手(成り立ちが成り立ちだけに、少なくなかった)はきっとホっとしたろう。それはともかく、穏健傾向にある場合でも、日野のフレイジングは本当に閃きとともに雄弁に歌っていて、大きく頷く。本当に一級品、素晴らしいっ。
<今日の、渋谷ヒカリエ>
外見、格好わるっ。夜空に立つごちょごちょしたその姿を見て、改めてそう思った。ぼくには、そのデザインの真価がまったく分らない。中からの眺めはあんなに絶景なのになあ。我々は中身で勝負しますという、東急グループの意思表示が込められている? でも、昨年、このビルディングはグッド・デザイン賞受けたんだってね。
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