スキヤキ・トーキョー
2013年8月29日 音楽 今や、好奇心おう盛な音楽ファンにとって、東京晩夏の定番イヴェントになるつつある“スキヤキ・トーキョー”の最終日。渋谷・www。3日目となるこの晩は、アルゼンチンとブラジルの我が道を行く美味しい感覚派の一挙一動を受け取れる、お得な1日と言えるか。
まず、アルゼンチンのマリアナ・バラフ(2010年8月24日)。前回公演の項でも書いているが、もう彼女には誰もかなわない、と思わずにはいられないよなー。澄んだ自分をまっすぐに出す正々堂々のパフォーマンスに圧倒されつつ、感じ入ることしきり。タマが違う、才が凄い。
基本ソロにて、太鼓を叩きながら歌う。チャランゴだかを手にして歌ったものも1曲。また、ペダルをつかって、歌声に効果をかけながら進めた曲も1曲。そんなにアルゼンチン音楽に触れていなくても、しっかりと同国の音楽の豊かな伝統を山ほど受け継いでいるのが分るとともに、そこに規格外の個を投影し、大きく飛躍していることも痛感させるのだから、ほんとうに凄い。途中2曲には、ギタリストの笹久保伸が出て来て共演、それも味わい深し。バラフ曲とともに、先達アタウアルバ・ユパンキの曲もやったよう←栗本斉さん、情報。
そして、今のブラジルのミナスの不思議や味わい深さや新しさを存分に体現するアントニオ・ロウレイロが登場。1曲目はピアノの弾き語り、ピアノもかなりいけることがすぐに分る。喋る声と異なり、歌声は大きめでなかなか通る。そこから、彼の歌にこめる気持ちの大きさは感じずにはいられないな。
そんな彼はえっアレレという感じの不思議なコード感覚を持つ、べらぼうに瑞々しいのに素人耳には相当に難しい伸縮性たっぷりの漂う曲をやるのだが、2曲目以降はベース(縦/電気)の鈴木正人(2013年2月19日、他)とドラムの芳垣安洋(2013年2月19日、他)がつく。本人たちドキドキだったところもあるもかもしれないが、2人は無理なくサポート。さらに途中からは、アコーディオンの佐藤芳明(2012年2月10日、他)も加わったが、これまたうまく調和する。音楽の素敵が悠々と溢れ出ていた、1時間半(は、やったよな?)、ふう。ロウレイロさん、実演能力も存分にあり過ぎだな。アンコールにはバラフと一緒にパフォーマンス。バラフ曲をやったようだが、それも素敵すぎた。
<今日の、流れ>
“ミナスのキース・ジャレット”とか下品なキャッチがついてもいいから、ロウレイロにはピアノ・アルバムも作ってほしいところ。そういえば、この日の会場には録音用マイクが立てられていたが。……会場でおおいにできあがり、その後2軒を回るが、ともにスキヤキ帰りの人たちと会う。2軒目は出演者も一人おりました。
まず、アルゼンチンのマリアナ・バラフ(2010年8月24日)。前回公演の項でも書いているが、もう彼女には誰もかなわない、と思わずにはいられないよなー。澄んだ自分をまっすぐに出す正々堂々のパフォーマンスに圧倒されつつ、感じ入ることしきり。タマが違う、才が凄い。
基本ソロにて、太鼓を叩きながら歌う。チャランゴだかを手にして歌ったものも1曲。また、ペダルをつかって、歌声に効果をかけながら進めた曲も1曲。そんなにアルゼンチン音楽に触れていなくても、しっかりと同国の音楽の豊かな伝統を山ほど受け継いでいるのが分るとともに、そこに規格外の個を投影し、大きく飛躍していることも痛感させるのだから、ほんとうに凄い。途中2曲には、ギタリストの笹久保伸が出て来て共演、それも味わい深し。バラフ曲とともに、先達アタウアルバ・ユパンキの曲もやったよう←栗本斉さん、情報。
そして、今のブラジルのミナスの不思議や味わい深さや新しさを存分に体現するアントニオ・ロウレイロが登場。1曲目はピアノの弾き語り、ピアノもかなりいけることがすぐに分る。喋る声と異なり、歌声は大きめでなかなか通る。そこから、彼の歌にこめる気持ちの大きさは感じずにはいられないな。
そんな彼はえっアレレという感じの不思議なコード感覚を持つ、べらぼうに瑞々しいのに素人耳には相当に難しい伸縮性たっぷりの漂う曲をやるのだが、2曲目以降はベース(縦/電気)の鈴木正人(2013年2月19日、他)とドラムの芳垣安洋(2013年2月19日、他)がつく。本人たちドキドキだったところもあるもかもしれないが、2人は無理なくサポート。さらに途中からは、アコーディオンの佐藤芳明(2012年2月10日、他)も加わったが、これまたうまく調和する。音楽の素敵が悠々と溢れ出ていた、1時間半(は、やったよな?)、ふう。ロウレイロさん、実演能力も存分にあり過ぎだな。アンコールにはバラフと一緒にパフォーマンス。バラフ曲をやったようだが、それも素敵すぎた。
<今日の、流れ>
“ミナスのキース・ジャレット”とか下品なキャッチがついてもいいから、ロウレイロにはピアノ・アルバムも作ってほしいところ。そういえば、この日の会場には録音用マイクが立てられていたが。……会場でおおいにできあがり、その後2軒を回るが、ともにスキヤキ帰りの人たちと会う。2軒目は出演者も一人おりました。
コメント