シリル・エイメー。ヤセイ・コレクティヴ、ニーボディ
2013年8月22日 音楽 まず、丸の内・コットンクラブで、フランス人とドミニカ人のミックスである在NYの女性シンガーのショウケースのライヴを見る。父親がなかなかの変人、いやボヘミアン気質を持つ人のようで、彼女は過去親について、米国、ナイジェリア、東南アジア他いろんなところで暮らしてきている。なんでも、いろんな所に住みたい父親は現地についてから、仕事を探したとか。多感な時期は、パリ郊外のロマのコミューンがあるところで暮らし、そこでマヌーシュ・スウィングを直に体験し、彼女はそのコミュニティで歌うようになり、歌手になりたいとも思うようにもなった。そのころ、ジャンゴ・ラインハルトの孫のダヴィッド・ラインハルト(2010年9月5日、他)も顔見知りであった。
彼女はワーキング・バンドの2人のギタリストを伴い(現在のバンドはギタリストが3人いて、もう一人のギターはブラジル人であるとも、MCで言っていた)、日本人の縦ベーシストとドラマーが加わる形でパフォーマンス。彼女の10月に出る新作『グッド・デイ』はマヌーシュ・スウィング要素を巧みに介した闊達なジャジー・ポップ作だが、実演ではスキャットもいろいろかまし、よりジャズっぽい。まだ20代だと思うが、過去に5作もアルバムを出していて、それらはストレートなジャズ・ヴォーカル盤であるようだ。
ショウの途中、自分の声をループしいくつも重ねる、リチャード・ボナ(2012年5月14日、他)的ソロ・パフォーマンスもソツなく披露。好印象な、おきゃんなおねえさん。彼女、マイケル・ジャクソンが大好きだった時代もあるようだし、ジャジーでありつつ、いろんなことを今後出してくれるのではないか。同行したほうの一人の優男ギタリストが彼氏で、オフではベタベタしているらしい。外国人はそういうところ、遠慮ないからなー。←でも、別れるときはほんとあっさりそうしちゃう。
その後、青山・CAYに。会場に入ると、日本人4人組のヤセイ・コレクティヴが演奏中。少しTVゲームを想起させるような鍵盤音(ギターもそういう音をだしているのかな)が中央にあるビート・インストをずずずと演奏中。場内はスタンディング、けっこう混んでいる。ギター奏者も座って演奏していて、立って演奏するのはベーシストだけ。あまり、パフォーマンスの様は見えない。2曲聞くことができた。
そして、ネイト・ウッド(ドラム)他がいる、米国ジャズ・バンドのニーボディが出てくる。キーボード、トランペット、テナー・サックス、電気ベース、ドラムという5人組。過去、自主制作ものからデイヴ・ダグラス(1999年9月24日)のグリーンリーフやドイツのウィンター&ウィンターからなど、いろいろとアルバムを出している在NYのジャズの広がりを体現するグループだ。
頭の方、ストロングな立ったビートのもとテナーが炸裂演奏する様にふれ、一瞬オーディアン・ポープの音みたいだと思う。けっこう、ジャズっぽいとも思った。だが、テナーとトランペットでぐいぐいと行く様もあり、総体的には、<打算と甘さのない、切れた現代版ザ・ブレッカー・ブラザーズ>という所感を得る。シャープかつ歪んだ=ヒップホップ以降の感性を持つビートのもと、ガチな楽器音が自在にのる。もう、聞きながらぐいぐい身体をゆらしちゃったナ。
<今日の、組み合わせ>
CAYのライヴは、2つのバンドともにレコード発売記念という名目を持つ。ヤセイ・コレクティヴは2作目『Conditioner』を発表。彼ら9月以降、同作をフォロウする20カ所に渡るツアーを行うようだ。一方の、ニーボディの新作『The Line』はなんとコンコードと契約してのもの。おお。次は単独でコットンクラブに出演しても不思議はないかもしれぬ。この顔合わせはヤセイ・コレクティヴがニーボディを個人的に呼んで実現したもののようで、素晴らしい。会場でひょっこりエミ・マイヤーと会う。ネイト・ウッドらと知り合いで、偶然街角で会って、誘われて、来たのだそう。
彼女はワーキング・バンドの2人のギタリストを伴い(現在のバンドはギタリストが3人いて、もう一人のギターはブラジル人であるとも、MCで言っていた)、日本人の縦ベーシストとドラマーが加わる形でパフォーマンス。彼女の10月に出る新作『グッド・デイ』はマヌーシュ・スウィング要素を巧みに介した闊達なジャジー・ポップ作だが、実演ではスキャットもいろいろかまし、よりジャズっぽい。まだ20代だと思うが、過去に5作もアルバムを出していて、それらはストレートなジャズ・ヴォーカル盤であるようだ。
ショウの途中、自分の声をループしいくつも重ねる、リチャード・ボナ(2012年5月14日、他)的ソロ・パフォーマンスもソツなく披露。好印象な、おきゃんなおねえさん。彼女、マイケル・ジャクソンが大好きだった時代もあるようだし、ジャジーでありつつ、いろんなことを今後出してくれるのではないか。同行したほうの一人の優男ギタリストが彼氏で、オフではベタベタしているらしい。外国人はそういうところ、遠慮ないからなー。←でも、別れるときはほんとあっさりそうしちゃう。
その後、青山・CAYに。会場に入ると、日本人4人組のヤセイ・コレクティヴが演奏中。少しTVゲームを想起させるような鍵盤音(ギターもそういう音をだしているのかな)が中央にあるビート・インストをずずずと演奏中。場内はスタンディング、けっこう混んでいる。ギター奏者も座って演奏していて、立って演奏するのはベーシストだけ。あまり、パフォーマンスの様は見えない。2曲聞くことができた。
そして、ネイト・ウッド(ドラム)他がいる、米国ジャズ・バンドのニーボディが出てくる。キーボード、トランペット、テナー・サックス、電気ベース、ドラムという5人組。過去、自主制作ものからデイヴ・ダグラス(1999年9月24日)のグリーンリーフやドイツのウィンター&ウィンターからなど、いろいろとアルバムを出している在NYのジャズの広がりを体現するグループだ。
頭の方、ストロングな立ったビートのもとテナーが炸裂演奏する様にふれ、一瞬オーディアン・ポープの音みたいだと思う。けっこう、ジャズっぽいとも思った。だが、テナーとトランペットでぐいぐいと行く様もあり、総体的には、<打算と甘さのない、切れた現代版ザ・ブレッカー・ブラザーズ>という所感を得る。シャープかつ歪んだ=ヒップホップ以降の感性を持つビートのもと、ガチな楽器音が自在にのる。もう、聞きながらぐいぐい身体をゆらしちゃったナ。
<今日の、組み合わせ>
CAYのライヴは、2つのバンドともにレコード発売記念という名目を持つ。ヤセイ・コレクティヴは2作目『Conditioner』を発表。彼ら9月以降、同作をフォロウする20カ所に渡るツアーを行うようだ。一方の、ニーボディの新作『The Line』はなんとコンコードと契約してのもの。おお。次は単独でコットンクラブに出演しても不思議はないかもしれぬ。この顔合わせはヤセイ・コレクティヴがニーボディを個人的に呼んで実現したもののようで、素晴らしい。会場でひょっこりエミ・マイヤーと会う。ネイト・ウッドらと知り合いで、偶然街角で会って、誘われて、来たのだそう。
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