同じ時間から始まる公演をはしご。どっちか集中して見ればいいちゃん。そう感じる人もいるに違いない。だよね。でも、ハンパになろうとも両方、チェックしておきたかった。ともに、1時間ぐらい見た。

 まず、渋谷wwwで、埼玉県の二管を擁するファンク・インスト・バンドを見る。近年はサックス奏者とベース奏者が固定できなかったようだが、今回のライヴからきっちりメンバー6人になったのだとか。なんかバンドで行こうみたいな心意気の強そうなバンドだけに、片肺編成の時は辛かったのかな?

 途中で、1970年初頭に活動をしたザ・ブラックバーズ(クラブ系リスナーからの支持は高いようだが、ぼくのなかでは甘めなフュージョン・グループで、あまり好みではない)の曲をやるが、それはアフロ・ビートっぽい感じを増していて本家よりいい感じ。また、管の2人が下がって、4人でやったところは、なぜかブッカー・T&ザ・MGズ(2008年11月24日)みたいだなと少し思えた。なんでも、彼らは休憩なしで2時間半やったらしい。

 代官山・晴れたら空に豆まいて では、アルゼンチンと日本の感覚派のお手合わせ。前回のカブサッキ×七尾のさしのギグ(2011年4月16日)のノリに、カブサッキとは旧知の勝井祐二(2013年2月11日、他)が加わるという感じのパフォーマンス。七尾はもう一つメロディ楽器が入るぶん、ギターを持たず肉声のみで行く時間が増えていたか。やはり、あの持ち味、すごいナ。前回のギグの面白さ/凄さや勝井の異化&美化作用能力を知っている身としては、今回は仰天(前回は、それに近い感じあり)という感じではなかったが、でもほほうと楽しめた。やっぱ、<物事の正解は一つじゃない>的な何かがあふれる実演はうれしいよな。

 しかし、前回のカブサッキ×七尾のそれは震災後1ケ月ちょいのときあったんだよな。あのときの、暗い心持ちを思い出す。過去の傷にしちゃいけないんだよなー。

<今日の、ナミダ>
 光通信のTVチャンネル受像機につないでいた録画ハード・ディスクが2ヶ月もしないで壊れる。アイ・オー・データ社製。意外に録画モノを見ていたことに気付き、すこし唖然。ちっ。初期化できねえ。

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