いやあ、久しぶりにモッシュ&ダイブを見たなー。下北沢・ガーデン、満員。毎度それをするアンジェロをはじめ、メンバーも2、3人はダイブ。

 現在7人編成、オリジナル・メンバーはアンジェロ・ムーア(歌、テナー・サックス、テルミン)、ノーウッド・フィッシャー(ベース。滅茶、ぐつぐつ言っていた!)、また戻って来ているウォルター・キルビーⅢ(歌、ポケット・トランペット)の3人、前回来日の項(2011年8月8日)でも書いているように、出入りの多かった一時から比すと少し顔ぶれが固定されている感じもあって、今のラインアップはいい感じにあるのではないかな。中盤以降初期の曲が多くなり、うれC。やはり、EP『Crazy Gule』(DC-Jam、2011年)をはじめ、新世紀以後の彼らの曲はの“立ち”という観点では少し残念に感じるところもあるから。また、EPを作る予定もあるようだ。

 ともあれ、がちんこで、心意気山ほどの混合ビート表現を送り出す。とにかく、1985年リリースのセルフ・タイトルのミニ・アルバムにヤラれていらい、彼らは、“ぼくのバンド”であり続ける! ただ、管楽器のピッチがそろっていなくて、曲によっては三管のアンサンブルがどういうメロディを吹いているのか不明になる場合も。別に細かいピッチなんかと思うぼくでも、それには少しエーン。ま、これも今に始まった場合ではないが。

<今日の、アンジェロ>
 公演前に取材する。ソトコト誌の取材であったため、音楽以外のこともいろいろ。16歳の1人娘との話はなかなか涙ぐましい。フィッシュボーンは静岡県のフェス“頂”にも出演したが、そこで見た渋さ知らズ(2013年5月19日、他)にはおおいに共感したそう。実はソロ活動でやりたいことと渋さはかなり重なるよう。じゃあ、この際一緒になんかを作ってしまうというのはどうか? 彼はオバマをずっと信頼していて、彼が就任してはっきりしたのは(オバマのやりたい事を邪魔する)ホワイト・アメリカのヤバさであるという。そんなアンジェロ(2009年11月25日)はバンドが帰ったあとも、単独で東京に滞在。6月11日の渋谷・Gladで持たれる“SKAHOLIC”というイヴェントにも出るという。あ、それからフィッシュボーンのドキュメンタリー映画「Everyday Sunshine~Story of Fishbone」も作られている。完成は2011年のようだが、この初夏にも本国でもポツリポツリ上映されることになっている。それは、レヴ・アンダーソンとクリス・メツラーという同映画を監督している2人から、話がもたらされたものであるそうな。

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