トム・トム・クラブ。パット・メセニー・ユニティ・バンド
2013年5月21日 音楽 トム・トム・クラブはトーキング・ヘッズのメンバーの夫妻が組んだ、サバけた外しの感覚を持ち、ヒップホップやエスノ・ミュージックの要素も取り込んだビート・ポップ・バンド(2009年8月8日)。全盛期は1980年代前後で、そのころ渋谷公会堂で見た記憶があるような。それ、トーキング・ヘッズ公演の前座だった? もうあの頃は来日アーティスト公演のライヴなんてまさに“イヴェント”で、行く前からドキドキし、一から十まで受け止め記憶しようと気張った(あー、その頃はライヴを見ながらお酒を飲むという発想もなかったな)はずだが、やっぱり忘れちゃうものだなあ。六本木。ビルボードライヴ東京。
歌とベースのティナ・ウェイマスとドラムのクリス・フランツに加え、オリジナルと同じだろう女性コーラス(ウェイマスの姉)、ミュージカル・ディレクターもしているような打楽器と鍵盤、ギター(スライド・バーをはめたりもする)、DJ(いなくても大勢に影響無し)という布陣。演奏は生バンド・サウンドで、それにふれて皆うまいのだナと感じる。とともに、耳馴染みのあるかつての曲に触れて彼らはやはり高感度なことをやっていたとも深く再認識する。
最後のほうはトーキング・ヘッズも取り上げていたアル・グリーンの「テイク・ミー・トゥ・ザ・リヴァー」を披露。うう、アガる。それ、フォガットやブライアン・フェリーなどいろんなロックの担い手のカヴァーがあり、南部ソウルのハイ・レコード発の楽曲のなかでもっともロック側に浸透している曲と言えるかな。そして、最後はトーキング・ヘッズの「サイコ・キラー」を披露したが、その際サプライズが。トーキング・ヘッズとはかつて交遊を持っていただろう、立花ハジメと中西俊夫のお二人がギターを持って登場。和服を着て坊主頭の立花はもろに僧侶のよう、演奏はスライド・バーを用いてのアート・リンゼー(2011年6月8日、他)流儀によるもの。サバけた感じが変わらずいい感じの中西は近く自著が出版されようで、それ面白そう。
その後は、南青山・ブルーノート東京で、人気ギタリスト(2012年3月3日、他)が昨年組んだ新カルテットのショウを見る。彼にプラスして、これまでのワーキング・バンド(2002年9月19日)にも関与してきたドラマーのアントニオ・サンチェス(2011年7月20日、他)、テナー・サックスのクリス・ポッター(2012年5月28日)、ベースのベン・ウィリアムス(2013年4月1日、他)。冒頭はピカソ・ギターを手にしてのソロ演奏、2曲目以降はユニティ・バンドによるパフォーマンスで、最後のほうにはオーケストリオン(2010年6月12日)も用いられ、バンド演奏との併用もされる。
後日、ウィリアムスには取材することになっているので、この晩は主役以上に彼を注視した? なんてことはないか。彼、けっこう固い音色を採用しているんだな(実は今、右手を痛めているそう)。メセニーの髪は伸びて、よりこんもり。なんか、鉢担ぎという言葉が頭のなかに浮かぶ。一部でヅラ説もあったりする彼だが、ヅラだったらもう少しマシな形にするだろうなと思った。とともに、彼は常規を逸したギターの虫であり、髪の毛のことなぞどーだっていいんだろうとも。それよりも、いろんなギターをいろんなふうに触り、オーケストリオンを整備するのにいまだ夢中なのだろうな。この日は初日、前日はオーケストリオン設置/稼働準備(てんやわんやらしい)のため、お休みだったそう。なるほど、出演するたびに、メセニーはブルーノート東京のことを本当に大好きみたいで、地球で一番好きなハコみたいな言い方をするよな。
<今日の、パンク>
東京オリンピック誘致の長方形バッジをしている人をたまぁに見かけるが、電車のなかで逆さに付けているスーツの男性を一瞥。それ、積極的な誘致反対の意思表示? 都職員がそれをやっていたら、ヒンシュク指導が入るや否や。
歌とベースのティナ・ウェイマスとドラムのクリス・フランツに加え、オリジナルと同じだろう女性コーラス(ウェイマスの姉)、ミュージカル・ディレクターもしているような打楽器と鍵盤、ギター(スライド・バーをはめたりもする)、DJ(いなくても大勢に影響無し)という布陣。演奏は生バンド・サウンドで、それにふれて皆うまいのだナと感じる。とともに、耳馴染みのあるかつての曲に触れて彼らはやはり高感度なことをやっていたとも深く再認識する。
最後のほうはトーキング・ヘッズも取り上げていたアル・グリーンの「テイク・ミー・トゥ・ザ・リヴァー」を披露。うう、アガる。それ、フォガットやブライアン・フェリーなどいろんなロックの担い手のカヴァーがあり、南部ソウルのハイ・レコード発の楽曲のなかでもっともロック側に浸透している曲と言えるかな。そして、最後はトーキング・ヘッズの「サイコ・キラー」を披露したが、その際サプライズが。トーキング・ヘッズとはかつて交遊を持っていただろう、立花ハジメと中西俊夫のお二人がギターを持って登場。和服を着て坊主頭の立花はもろに僧侶のよう、演奏はスライド・バーを用いてのアート・リンゼー(2011年6月8日、他)流儀によるもの。サバけた感じが変わらずいい感じの中西は近く自著が出版されようで、それ面白そう。
その後は、南青山・ブルーノート東京で、人気ギタリスト(2012年3月3日、他)が昨年組んだ新カルテットのショウを見る。彼にプラスして、これまでのワーキング・バンド(2002年9月19日)にも関与してきたドラマーのアントニオ・サンチェス(2011年7月20日、他)、テナー・サックスのクリス・ポッター(2012年5月28日)、ベースのベン・ウィリアムス(2013年4月1日、他)。冒頭はピカソ・ギターを手にしてのソロ演奏、2曲目以降はユニティ・バンドによるパフォーマンスで、最後のほうにはオーケストリオン(2010年6月12日)も用いられ、バンド演奏との併用もされる。
後日、ウィリアムスには取材することになっているので、この晩は主役以上に彼を注視した? なんてことはないか。彼、けっこう固い音色を採用しているんだな(実は今、右手を痛めているそう)。メセニーの髪は伸びて、よりこんもり。なんか、鉢担ぎという言葉が頭のなかに浮かぶ。一部でヅラ説もあったりする彼だが、ヅラだったらもう少しマシな形にするだろうなと思った。とともに、彼は常規を逸したギターの虫であり、髪の毛のことなぞどーだっていいんだろうとも。それよりも、いろんなギターをいろんなふうに触り、オーケストリオンを整備するのにいまだ夢中なのだろうな。この日は初日、前日はオーケストリオン設置/稼働準備(てんやわんやらしい)のため、お休みだったそう。なるほど、出演するたびに、メセニーはブルーノート東京のことを本当に大好きみたいで、地球で一番好きなハコみたいな言い方をするよな。
<今日の、パンク>
東京オリンピック誘致の長方形バッジをしている人をたまぁに見かけるが、電車のなかで逆さに付けているスーツの男性を一瞥。それ、積極的な誘致反対の意思表示? 都職員がそれをやっていたら、ヒンシュク指導が入るや否や。
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