ANIEKY A GO GO!

2013年3月2日 音楽
 渋谷・Li-Po。アコースティック・ピアノがこのお店に入ったことを記念してのライヴで、もともとピアノはアニーキー・ア・ゴーゴー(2011年1月15日、他)こと山浦智生のおばさんのお家にあったものであるとか。木目調のヤマハの古いピアノ、調律は大変だったようだが、なかなかオツな響きで鳴っていたのではないか。そんなピアノを弾きながら歌う彼にプラスして、アルト・サックスの加藤雄一郎が入る。破天荒ジャズ・ロック・バンドのNATSUMENや反復開放系ジャム・バンドのL.E.D.のメンバーでもある加藤は、山浦が当初組んでいたディキシー・タンタス(1999年4月23日、同6月23日、同9月30日)の後期のホーン・セクションに入っていたのだとか。

 とにかく、びっくりするほど東京以外でもライヴをやっている彼だが、MCがうまくなっていて、場数を踏んでいるのなあと実感。ちゃんとクスっとできる話をして、次の曲につなげるものなあ。まあ、曲ごとにMCをやるのは、洋楽流儀でライヴに接してしまうぼくにはどうかと思えるが。それはともかく、半数以上の曲は新曲だったはずで、アルト・サックスとのデュオという編成の味の良さもあり、終始興味津々でショウを受け取れた。もちろん、何をやろうと、その本質はグルーヴとメロディがあるロッキン・ソウル表現だ。

<今日の、情報>
 ANIEKY A GO GO!(あーあ、本名でやんなかなあ。アーティスト名、打っていて痒くてしょうがねー)の新作『黄金の翼』が5月に出る予定。ちょうど、2年ぶり。ただ今、ミックス、マスタリング作業中byオノセイゲン。

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