ルシアナ・ソウザ。クラーク・デューク4
2012年12月5日 音楽 まず見たのは、NYに住む、ブラジル人歌手とブラジル人ギタリスト(2010年3月23日、他)のデュオ公演。丸の内・コットンクラブ。
ボサノヴァの名作曲家ヴァルテル・サントスとテレーザ・ソウザの娘だそうなソウザは1990年代後期からNYのしなやかジャズ・マン・サークルで可愛がられていて、NYCやヴァーヴ他いろんなレーベルからアルバムを発表している。そんな彼女は今年2枚の新作をリリースしていて、1枚は別れた嫁(ジョニ・ミッチェル)の七光り的な感じもあるラリー・クライン制作(今回、ソツなくT・ボーン・バーネット/ジョー・ヘンリー人脈にある奏者を起用している。中庸で売る彼にしてみれば、かなり陰影に富む仕上がり。クラインがプロデュースした作品の中ではトップ級の出来と思う)による英語ジャズ曲歌い盤であり、もう1枚はブラジル曲を取り上げてのデュエット盤。そして、後者はデュオ・シリーズの3作目となるもので、その3枚全部に関与しているルバンボを伴って、今回は来日した。
生で触れる歌だけをとるとソウザはぼくの好み真ん中のシンガーとは言いにくいけど、その総体はなんかひかれる。たとえば、おっと思わせられたのは、多くの曲で打楽器音を操りながら、歌ったこと。板をブラシでこすったり叩いた入り、トライアングルをならしたり、パンデイロや太鼓を叩いたり。しっとりしていても、やっぱリズムありきという感じが実にくすぐる。そして、驚かされたのはルバンボの様。日本にいろんな人のサポートでやってきている彼だが、あんなにうれしそうに高揚している様を見るのは初めて。曲が終わってソウザに大げさに握手を求めたり、やったァと片腕を突き出したり、観客に向かってVサインを掲げてみたり(!)。おお、そこまでするんですかという感じ。ソウザのサポートは、そんなに他のミュージシャンのときとは異なる感興をかんじちゃうのか。MCで、彼女のことを「マイ・シスター」なんても言っていました。
その後は、ブルーノート東京で、ジャズ/フュージョン界の人気ベーシスト(2010年12月3日、他)と鍵盤奏者(2012年3月2日、他)が組んだ、ブラック・ポップ的なところも持つユニットを見る。クラーク・デューク・プロジェクト名でアルバムを出していたのはもう30年も前のこと。で、これはそのリユニオン・バンド的位置づけにあるものだろう。
スタンリ−・クラークは電気ベースと縦ベースの両刀、ジョージ・デュークはキーボードやピアノだけでなく、ときにショルダー・キーボードも。そこに、マーカス・ミラーお気に入りの鍵盤奏者のボビー・スパークスと(2007年12月13日)、そしてドラマーのヘンリー・マクダニエルズが加わる。タイトなビートのもとがちんこなソロを延々のせたり、デュークがメロディアス曲を歌ったり。ジャズ・スタンダードを1曲やれば、クラークの1970年代中期のインスト曲もやる。そして、双頭プロジェクト作で昔もやっていたP-ファンク曲で怒濤の締め……。
<今日の、わっ>
ブルーノート東京の後、近くのバーで2、3杯のみ、素直に電車で帰宅しようと、表参道駅に。すると、改札口につながる地下道に入ったとたん、三軒茶屋駅での人身事故のため、半蔵門線/田園都市線は渋谷止まりで、その先は運行していない由のアナウンスが流れている。これはすぐに地上に出てタクシーを拾うのが賢明だろうと、瞬時に判断。渋谷まで行きどこかに流れるという手もあったが、けっこう飲んだなという気になっていたのと、翌日も朝一でガシっと仕事をしなければならないので、その案は却下した。渋谷から家まで徒歩25分ほどなので渋谷から歩くという手もなくはないが、寒いし飲酒疲労もしているので、それも却下。で、表参道交差点近くでタクシーを拾い、帰宅の途につく。渋谷駅周辺246にはタクシーを止めようとする人が立ち、246の歩道には外側に向かって歩く人がけっこういた。時間も時間だし、渋谷の地下駅はさぞや大変なことになっているんだろう。やはり、早々にタクったのは正解かな。しかし、複数箇所で工事をしているため道路はかなり混んでいて、通常よりかなり時間はかかった。
ボサノヴァの名作曲家ヴァルテル・サントスとテレーザ・ソウザの娘だそうなソウザは1990年代後期からNYのしなやかジャズ・マン・サークルで可愛がられていて、NYCやヴァーヴ他いろんなレーベルからアルバムを発表している。そんな彼女は今年2枚の新作をリリースしていて、1枚は別れた嫁(ジョニ・ミッチェル)の七光り的な感じもあるラリー・クライン制作(今回、ソツなくT・ボーン・バーネット/ジョー・ヘンリー人脈にある奏者を起用している。中庸で売る彼にしてみれば、かなり陰影に富む仕上がり。クラインがプロデュースした作品の中ではトップ級の出来と思う)による英語ジャズ曲歌い盤であり、もう1枚はブラジル曲を取り上げてのデュエット盤。そして、後者はデュオ・シリーズの3作目となるもので、その3枚全部に関与しているルバンボを伴って、今回は来日した。
生で触れる歌だけをとるとソウザはぼくの好み真ん中のシンガーとは言いにくいけど、その総体はなんかひかれる。たとえば、おっと思わせられたのは、多くの曲で打楽器音を操りながら、歌ったこと。板をブラシでこすったり叩いた入り、トライアングルをならしたり、パンデイロや太鼓を叩いたり。しっとりしていても、やっぱリズムありきという感じが実にくすぐる。そして、驚かされたのはルバンボの様。日本にいろんな人のサポートでやってきている彼だが、あんなにうれしそうに高揚している様を見るのは初めて。曲が終わってソウザに大げさに握手を求めたり、やったァと片腕を突き出したり、観客に向かってVサインを掲げてみたり(!)。おお、そこまでするんですかという感じ。ソウザのサポートは、そんなに他のミュージシャンのときとは異なる感興をかんじちゃうのか。MCで、彼女のことを「マイ・シスター」なんても言っていました。
その後は、ブルーノート東京で、ジャズ/フュージョン界の人気ベーシスト(2010年12月3日、他)と鍵盤奏者(2012年3月2日、他)が組んだ、ブラック・ポップ的なところも持つユニットを見る。クラーク・デューク・プロジェクト名でアルバムを出していたのはもう30年も前のこと。で、これはそのリユニオン・バンド的位置づけにあるものだろう。
スタンリ−・クラークは電気ベースと縦ベースの両刀、ジョージ・デュークはキーボードやピアノだけでなく、ときにショルダー・キーボードも。そこに、マーカス・ミラーお気に入りの鍵盤奏者のボビー・スパークスと(2007年12月13日)、そしてドラマーのヘンリー・マクダニエルズが加わる。タイトなビートのもとがちんこなソロを延々のせたり、デュークがメロディアス曲を歌ったり。ジャズ・スタンダードを1曲やれば、クラークの1970年代中期のインスト曲もやる。そして、双頭プロジェクト作で昔もやっていたP-ファンク曲で怒濤の締め……。
<今日の、わっ>
ブルーノート東京の後、近くのバーで2、3杯のみ、素直に電車で帰宅しようと、表参道駅に。すると、改札口につながる地下道に入ったとたん、三軒茶屋駅での人身事故のため、半蔵門線/田園都市線は渋谷止まりで、その先は運行していない由のアナウンスが流れている。これはすぐに地上に出てタクシーを拾うのが賢明だろうと、瞬時に判断。渋谷まで行きどこかに流れるという手もあったが、けっこう飲んだなという気になっていたのと、翌日も朝一でガシっと仕事をしなければならないので、その案は却下した。渋谷から家まで徒歩25分ほどなので渋谷から歩くという手もなくはないが、寒いし飲酒疲労もしているので、それも却下。で、表参道交差点近くでタクシーを拾い、帰宅の途につく。渋谷駅周辺246にはタクシーを止めようとする人が立ち、246の歩道には外側に向かって歩く人がけっこういた。時間も時間だし、渋谷の地下駅はさぞや大変なことになっているんだろう。やはり、早々にタクったのは正解かな。しかし、複数箇所で工事をしているため道路はかなり混んでいて、通常よりかなり時間はかかった。
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