まず、南麻布のノルウェー大使館の小ホールで、ノルウェー人ダブル・ベース奏者のマッツ・アイレットセン率いるリーダー・クインテットの小ライヴを見る。自己リーダー活動ほか、ルネ・グラモフォン発のフード、ECM発のザ・ソース、ヤコブ・ヤング(2007年9月18日)、トルド・グスタフセン(2011年9月3日)作などいろんな人と演奏している腕自慢の彼に加えて、ピアノ、テナー・サックス(彼のみ、代役であったよう)、電気ギター、ドラムというクインテット編成。腕に刺青していたピアニストはロック畑の人と聞いたら、それを信じそうな風体。で、5人で淡々と、意欲を散りばめる前向きジャズを披露。やはり、今のノルウェー人の、詩的でもある、真面ジャズ能力は相当高いとも思わされる。スカイダイブというよりは、海の中を潜っている感じを、ぼくは演奏に触れて得たか。暗い透き通った水中の感覚や、ときに表れるスプラッシュや海中の泡や上から差し込む陽の光の感覚のようなものをぼくは覚えた。

 その後は、代官山・晴れたら空に豆まいて に。発想自在なマルチ・プレイヤー/シンガーの藤本敦夫(2010年9月14日、他)仕切りの福島県応援イヴェントをやっていて、途中から見させていただく。その前には長見順(2008年11月14日、他)らも出たようだが、会場入りしたときはギターを持つ藤本が進行役のもと、男女10人ぐらいがステージで和気あいあいと重なっていた。藤本妻の橋本一子(2010年9月14日、他)は1曲ピアノから離れ、中央でマイクを持ち、サム&デイヴの「ホールド・オン」を熱唱。わあ、レア。

 そして、最後にそこに加わったのは、細野晴臣(2010年4月15日、他)。アコーディオンを持つコシミハルも一緒に出てくる。外国曲カヴァーを2曲披露。この原稿は時間がたって書いているので、見事に曲名は忘れた。それなりに知られた、新しくはない曲だったはずだが。なんにせよ、とっても味と、(軽妙なのに)重みがあった。1ヶ月弱前(2012年8月12日)にはデカい野外ステージでテクノ・ファンクをやっていた人とは思えない? やっぱ、持っているもの、ハンパない。彼はみんなが出て来たアンコールにも出て来て、知らない曲につきあっていた。小川美潮もいたな。


<今日の、ていたらく>
 まだまだ、暑い。そりゃ一頃よりは、気温は少し下がっているだろう。だが、基本エアコン排除で生活しているせいもあり、暑さ疲れがたまってきて、しんどい暑さ度数はより感じている。なんか、洗濯物の量もより増えているような。夏が終わりなのは生理的に寂しさも感じるが、は〜やく秋よ来い! なのだ。今日は、すべての移動にタクシーを使ってしまった〜。ほえ。

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