なんか自立度数、プログ(レッシヴ)濃度が高くて、親しく感じてしまうNY在住の広角型R&Bの担い手(2004年7月1日、2008年5月18日、2010年7月9日)のショウ。南青山・ブルーノート東京。ファースト・ショウ。

 MCで自分のことを、シンガー・ソングライター、プロデューサーと紹介したか。私はただ歌う人ではなく、ちゃんと曲が作れ、サウンドや全体の方向性をも見れるタレントであるという自負を持っていることを感じさせる場面でありました。そして、そうした側面はキーボードを弾きながら歌ってこそ前に出るのは疑いがないが、前回に続き3分の2ぐらいは、鍵盤から離れ中央に立って歌う。突出&いろいろ考えてます度数は減じるが、もともと性格も良さそうな人で、まあそれもアリだし、一般的な親しみやすさやとっつき易さが前に出るのは間違いないこと。彼女が多くの聞き手を相手にしたいという気持ちを否定することを、ぼくはできない。なかには、インコグニート(2011年3月11日、他)みたいと感じた曲もあった。

 キーボード、ベース(一部は鍵盤でベースを弾く)、ドラム、女性コーラス(1曲は、前に出てリード・ヴォーカルをとる)がサポート。また、ジョンソンが昔組んでいたクーリーズ・ホットボックスの同僚で現在はトーチャード・ソウルを率いるクリスチャン・ユーリック(すごく好感ぽく見えた)も中盤すぎに出て来てドラムを叩き、歌う。とかなんとか、アンコールなしの90分のショウ。

<今日の、流れ>
 その後、2軒流れて、2時ごろに外に出ると、風が強い。この日はワケがあって、PCを持ち歩いていたので、その重みで吹き飛ばされずにすんだ。今日の飲み物の流れは、ビール〜バーボン、白ワイン、ラム。そして最後は、サントリーが出しているストーンズ・ビールがあるというのでごくり。舌マークがいくつも浮き出しになっているボトルにはにっこりできるが、味は評価外。過剰に薄く(爽やか、と言えるかもしれぬが)、なんでこうなった? ストーンズだったら、ダーク系ビールにしなきゃ。それとも、無害で味が薄いという、今のストーンズの持ち味を反映させている?



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