ブライアン・ブレイド&ザ・フェロウシップ・バンド。リトル・フィート
2012年5月22日 音楽 まず、南青山・ブルーノート東京で、名ドラマーのリーダー・グループ公演(2010年11月11日、他)を見る。2サックスのクインテット編成、構成員に変化はないようだ。やはり素晴らしい、グループ表現としての好感度ジャズを送り出す。それを聞いて息を飲む、と書くと大げさか。
今年のジャズの実演だとロイ・ハーグローヴの公演(2012年3月23日)はベタ褒めしているが、ハーグローヴのほうは王道で基本穏健なのに対し、ブレイドのほうは純ジャズの真価を見つつより新しい窓を見ようとするという言い方もありだろう。ただし、そうであっても過激&饒舌にならずに、そうしたツっぱった行き方を取れるのだから舌を巻く。とともに、そんな甘いも酸いも知っている人が一方ではフォーキーな歌モノのブループ(2009年7月20日)をやったりするのだからうなる。いや、そういうことをできる人だからこそ、起承転結/ストーリー性のある清新なジャズ表現をモノにできるとも言えるか。彼はジャズ側で活動しつつも、ボブ・ディラン他ポップ側作品に参加することで知名度を得て、ジャズ・マンとしてのリーダー契約を得るに至った御仁(として、いいはず)。やはり、ブレイドのような逸材に接すると、様々なことに臨機応変に関われるのはきょうび善であると言わざるを得ない。
その後は六本木・ビルボードライブ東京に移動して、往年の米国化け物グルーヴ・ロック・バンドのリトル・フィート(2000年12月8日)を見る。満員。オリジナル4人+2人。打楽器のサム・クレイトンが一番老けていなかった。2012年4月21日の項で彼らについてのぼせたことを書いているが、ふふふと楽しむ。とうぜん、故ロウエル・ジョージのリード・ヴォーカル曲もまんべんなく。楽器ソロはとるべきところは取っていたが、やはり垂れ流しではなかった。非オリジナル・メンバーながら付き合いは超長いフレッド・タケット(ギター、『ディキシー・チキン』のころから関与)が上手ではないトランペットを吹かなくてよかったア。一応、ステージにはおいてあったからな。で、やはりザ・バンド曲のカヴァーもやったが、曲は「ザ・ウェイト」。不満はきっちり70分のパフォーマンス時間であった事、あと10分やってくれたなら。客は少しガラが悪い感じで大盛り上がり。なんか往年のブルース公演のごとし。あれだけ受けたんだから、また来るでしょう。
<昨日の、日食>
金還日食が次にあるのは23年後(うぬー、生きているかなあ)とか。そりゃ張り切って見るのが普通だと思うが、ぐうぐう寝てました。朝が明るくなりかける頃までは飲んでいて、起きてるのもアリとは思ったんだが、幸せに沈没。ま、目を痛めるのを本能で避けた、ということにしておきましょうか。でも、そのときの写真を見ると、見る価値はぞんぶんにあったと思わせられます。
今年のジャズの実演だとロイ・ハーグローヴの公演(2012年3月23日)はベタ褒めしているが、ハーグローヴのほうは王道で基本穏健なのに対し、ブレイドのほうは純ジャズの真価を見つつより新しい窓を見ようとするという言い方もありだろう。ただし、そうであっても過激&饒舌にならずに、そうしたツっぱった行き方を取れるのだから舌を巻く。とともに、そんな甘いも酸いも知っている人が一方ではフォーキーな歌モノのブループ(2009年7月20日)をやったりするのだからうなる。いや、そういうことをできる人だからこそ、起承転結/ストーリー性のある清新なジャズ表現をモノにできるとも言えるか。彼はジャズ側で活動しつつも、ボブ・ディラン他ポップ側作品に参加することで知名度を得て、ジャズ・マンとしてのリーダー契約を得るに至った御仁(として、いいはず)。やはり、ブレイドのような逸材に接すると、様々なことに臨機応変に関われるのはきょうび善であると言わざるを得ない。
その後は六本木・ビルボードライブ東京に移動して、往年の米国化け物グルーヴ・ロック・バンドのリトル・フィート(2000年12月8日)を見る。満員。オリジナル4人+2人。打楽器のサム・クレイトンが一番老けていなかった。2012年4月21日の項で彼らについてのぼせたことを書いているが、ふふふと楽しむ。とうぜん、故ロウエル・ジョージのリード・ヴォーカル曲もまんべんなく。楽器ソロはとるべきところは取っていたが、やはり垂れ流しではなかった。非オリジナル・メンバーながら付き合いは超長いフレッド・タケット(ギター、『ディキシー・チキン』のころから関与)が上手ではないトランペットを吹かなくてよかったア。一応、ステージにはおいてあったからな。で、やはりザ・バンド曲のカヴァーもやったが、曲は「ザ・ウェイト」。不満はきっちり70分のパフォーマンス時間であった事、あと10分やってくれたなら。客は少しガラが悪い感じで大盛り上がり。なんか往年のブルース公演のごとし。あれだけ受けたんだから、また来るでしょう。
<昨日の、日食>
金還日食が次にあるのは23年後(うぬー、生きているかなあ)とか。そりゃ張り切って見るのが普通だと思うが、ぐうぐう寝てました。朝が明るくなりかける頃までは飲んでいて、起きてるのもアリとは思ったんだが、幸せに沈没。ま、目を痛めるのを本能で避けた、ということにしておきましょうか。でも、そのときの写真を見ると、見る価値はぞんぶんにあったと思わせられます。
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