ブロンド・レッドヘッド
2012年5月8日 音楽 日本人女性カズ・マキノ(歌、ギター)とイタリア人男性双生児(ギターとドラム)からなる、NYをベースとする“考え、感じる”ことのできる3人組ロック・バンドがブロンド・レッドヘッドだ。ブロンドの赤髪さん、なんか文字の並びはしっくりくるのだが、その意味合いを考えると落ち着かなくなる? ←それは、彼女たちの音楽性もそういうところがあるかな。昨年も来ているはずだが、ぼくは10年ぶりに拝見。恵比寿・リキッドルーム。観客の反応に接し、いいファンがついているとも思う。
ギター2とドラムという変則編成。前から機材もうまく用いキーボード音やベース音を生サウンドに加味する実演を見せていた彼女たちだが、今はもっとプリセットのトラックを下敷きにするようになっている。とともに、2人のギター奏者の前にはキーボードなり装置が置かれるようになっていて、よりギター・バンドという音からは離れるようになっているのが確認できた。なかにはエレ・ポップ調と言える曲もあって、淵を歩む感覚を持ちつつ、聞きやすくなっているところもあるか。でも、それは加齢を経ての成熟とつながったものであると、ぼくは思った。カズ嬢は全体の4分の1ほどは楽器を扱わずマイクを持って歌った。一方、もう一人のギタリストがファルセットで歌う比率は6分の1ほど?
なんにせよ、まっとうな視点経由の美意識あるロックの担い手であることをあっさり、でもきっぱりと示す。10年前(2002年1月27日)にはインタヴューもし身近に感じたはずなのに、彼女たちがある意味遠い存在に感じられたのも、感心すべき独自性/飛躍制をちゃんと表出していたからだろう。本編は1時間10分ほどだったが、その後2度のアンコールにたっぷり(計30分近かった?)3人は応えた。
<昨日の、NOLA>
いろんな意味で、なんか今年のゴールデン・ウィークはバタバタ。ニューオーリンズのジャズ&ヘリテッジ・フェスのネット中継も4~6日にがっつりやったらしいが(おお、この前のコーチェラといい、フェスもどんどんネット対応しているのだな)、見れず。昨日、その短い保存映像をいくつか見る。ザ・ネヴィル・ブラザーズ(2004年9月18日)を見たら、アーロン・ネヴィルは元気そう。今月の来日公演が楽しみ。その際はチャールズ・ネヴィル(2000年1月12日)も同行するんだよな。そういえば、シリル・ネヴィル(2010年3月29日、他)やザ・オールマン・ブラザーズのグレッグ・オールマンの息子デヴォンらが組んだロイヤル・サザン・ブラザーフッドというバンドのデビュー作のディスク評をゴールデン・ウィーク中に書いた。あー、アイヴァン・ネヴィルのバンドを見てえ〜。
ギター2とドラムという変則編成。前から機材もうまく用いキーボード音やベース音を生サウンドに加味する実演を見せていた彼女たちだが、今はもっとプリセットのトラックを下敷きにするようになっている。とともに、2人のギター奏者の前にはキーボードなり装置が置かれるようになっていて、よりギター・バンドという音からは離れるようになっているのが確認できた。なかにはエレ・ポップ調と言える曲もあって、淵を歩む感覚を持ちつつ、聞きやすくなっているところもあるか。でも、それは加齢を経ての成熟とつながったものであると、ぼくは思った。カズ嬢は全体の4分の1ほどは楽器を扱わずマイクを持って歌った。一方、もう一人のギタリストがファルセットで歌う比率は6分の1ほど?
なんにせよ、まっとうな視点経由の美意識あるロックの担い手であることをあっさり、でもきっぱりと示す。10年前(2002年1月27日)にはインタヴューもし身近に感じたはずなのに、彼女たちがある意味遠い存在に感じられたのも、感心すべき独自性/飛躍制をちゃんと表出していたからだろう。本編は1時間10分ほどだったが、その後2度のアンコールにたっぷり(計30分近かった?)3人は応えた。
<昨日の、NOLA>
いろんな意味で、なんか今年のゴールデン・ウィークはバタバタ。ニューオーリンズのジャズ&ヘリテッジ・フェスのネット中継も4~6日にがっつりやったらしいが(おお、この前のコーチェラといい、フェスもどんどんネット対応しているのだな)、見れず。昨日、その短い保存映像をいくつか見る。ザ・ネヴィル・ブラザーズ(2004年9月18日)を見たら、アーロン・ネヴィルは元気そう。今月の来日公演が楽しみ。その際はチャールズ・ネヴィル(2000年1月12日)も同行するんだよな。そういえば、シリル・ネヴィル(2010年3月29日、他)やザ・オールマン・ブラザーズのグレッグ・オールマンの息子デヴォンらが組んだロイヤル・サザン・ブラザーフッドというバンドのデビュー作のディスク評をゴールデン・ウィーク中に書いた。あー、アイヴァン・ネヴィルのバンドを見てえ〜。
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