PE’Z

2012年4月22日 音楽
 毎度ダレもやらないような試みをなにかとやるPE’Z(2009年10月29日、他)だが、今回もそう。『OH! YEAH! PARTY!!』と題された新作全曲をツアー前に2ヶ月間無料ダウンロード開放→→その新作曲をすべて演奏するこの日の公演をライヴ録音→→そして、フィジカルとしてスタジオ録音盤とライヴ録音盤からなる2枚組を1ヶ月後にはリリース。……という、手はずになっているという。へえ。ライヴの最中にはその商品のための1階フロアの観客も巻き込んだジャケット・カヴァー写真の撮影も行われ、また会場でそれを予約した人の名前が商品には載せられるとMCされていた。トッド・ラングレン(2010年10月10日、他)が1974 年作『トッド』でポスターを付け、それには前作(『魔法使い』)封入のハガキを返してきた人の名前をすべて印刷した、ということがあったのをふと思い出した。トッドって、ファン思いだったのだな。だからこそ、かつてのブルーノート東京での醜態(2002年9月19日)は残念でならない。そういえば、ちょうどポスターをつけたころストリーキング(公共の場を裸で走る行為)が流行っていて、彼はファンとそれをやったという話もあったな。って、それは別にファン・サーヴィスではないか。

 ステージでのメンバーの立ち位置が変わっていた(MCによれば、この日かわったらしい)り、アコースティック・ピアノのヒイズミ(2008年4月6日)はよりやんちゃに弾くようになってもいる。が、妙にメロディ性を持つ楽曲を、晴れの場感覚で弾けつつ、さくっと演奏しちゃう路線はこれまでとおりで、マンネリと感じさせないのには感心。曲もいまだポンポンできるようだ。アルバム・デビューしてちょうど10年たつそうだが、リーダーのB.M.W.(2011年11年22日)以下、彼らは鉄壁なチームワークを誇りメンバー・チェンジしていないのか。継続は力なり、だな。


<今日の、あら?>
 場所は、赤坂・ブリッツ。17時半と言う半端な開演時間で、会場に向かうため電車に乗ると、日曜なのに駒沢競技場であったサッカーJ2の試合(東京ヴェルディvs.湘南)帰りの人たちでそれなりに混んでいた。なんか雰囲気で、湘南が勝ったんだろうと推測。よしよし。わりと近い会場での試合だし、ぼくも見に行こうかなーと思ったりもしてたんだが、雨が降りそう&肌寒いのでやめにしたワタシ。毎度、無理を御法度にしておりマス。
 ブリッツの中に入ると、おおおお。子供連れ家族がけっこういる。チケットを見ると、2階指定席チケット1枚につき未就学児一人入場可とあった。

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