シカゴのポスト・ロック系4人組(2007年12月2日、他)を、六本木・ビルボードライブで見る・アルバムは2008年以降リリースしていないが、もう20年近くも同じメンバーで(レーベルもずっとスリル・ジョッキーだ)やっているのはすごいな。とともに、初期よりバンド濃度は高くなっているものの、基本、幾何学的文様を持つ暖簾に涼風が吹いているような聴感をずっと維持しているってのもすごいっちゃすごい。

 唯一の東京公演であるこの晩も、悠々と変わりなく、癖あるオイラたちのアダルトなギター・ロックを展開。なんでも、ジョン・マッキンタイア(2011年11月21日、他)以外のメンバー3人は美術家としても活動しているそうで、東京と京都で「Three Side Chicago:Squares,Squirrels and Dots」という、ドローイングや絵画のグループ展を開いている。会場にそのチラシがあって初めて知った(東京は、翌日まで。見れない)が、仙人的にいろんなことをできるのはうらやましい。

 一人だけ音楽に専念(?)のマッキンタイア〜彼、両腕にがつんと刺青いれてるんですね〜だが、今回ドラミングを見てほう。ハイハットを右手でチチチチチと叩きながらリズムをキープするのがロック・ドラムの常だが、彼の場合、ハイハットは左足によるオープン/クローズによる音ですませ、手は他のタムやシンバルを叩いていることが多い。もちろん、ハイハットを普通に叩くときもあるのだが、そういう変則ドラミングもマッキンタイア一派の独自の流動性や生理的な濃淡のあり方につながっているのかもと思った。なお、プリセットのビート・トラックを併用する曲も二つ。それから、リード・ヴォーカルを取るサム・プレコップは歌詞が書いてある紙を膨大に用意し、足下においていた。やっぱ、歌詞はちゃんと歌いたいのかにゃ?

<今日の、こりないこと>
 この週末は、花見絶頂期か。金曜に深夜まで寒い寒いと言いつつ楽しく騒いだら、早朝にお腹がいたくて目をさます。オレ、変なもの飲み食いしてないよな。それとも、身体が冷えすぎたゆえ? とほ。ながら、この土曜もあまり暖かくなさそうと思いつつ、昼すぎに、たしょう体調を気にしつつ、お誘いを受けた花見に出かける。お堀横の、ぼくは初めてのところ。立派に場所が確保されていたが、場所取り隊は朝8時に行動を取っているとのこと。ごくろうさまです。冬用のマフラーは巻いたものの、コートなどはそんなに厚くないやつを着用。それは、花見後にライヴを見に行く予定があったというのは考慮したかな。基本曇天で、昼間ながら、案の定さむい。あー、楽しいけど、寒いよおおおおお。i-パッド+小スピーカーで音楽を流す者いて、それで場が華やぎ、少し暖まる。音楽の力ってすごいナ。で、上のライヴを見た後、その花見アフター飲み会に戻るが、けっこうな人数が残っている。みんな話足りないのか、飲むのが好きなだけか。とかなんとか、その後の帰路がまた寒い。震える。明日の花見は白い目をむけられようがナンだろうが、真冬の格好ででかけるゾと心に言い聞かせまくるワタシであった。しかし、花見で浮かれつつ寒くて震えるというのは、毎年のことだよなー。

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