南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。キーボード、ギター、ベース、ドラム、男女のコーラスという布陣にて。で、すぐに、へーえ、と感じる。バンドがファミリアというか、彼らが持つヴァイブが温かいというか。で、それはレイラ・ハサウェイ(2010年7月13日、他)の人間性が導くものなのだろうけど、ひいてはあの偉大なオーガニック・ソウル・マンの血を弾く人物と一緒に音楽を作れる事にバンド・メンバーたちが歓びを覚え、自負をおおいに抱えているぞと感じちゃうのだ。当然、それ、悪い感じはない。いや、なんかうれしくなる。
レイラ・ハサウェイは過去、ジーンズ+Tシャツ+スタジアム・ジャンパーみたいなかなりカジュアルな格好でステージに出てきていたこともあると記憶するが、今回はワンピースのスカートで一応ステージ仕様の出で立ち。変わらず、低目の流麗声を余裕で披露する。そして、それは広がりや滋味をすうっと聞き手にもたらす。彼女は昨年秋に新作『ホエア・イット・オール・ビギンズ』(スタックス)を出し、このツアーはその盤タイトル名を冠しているはずだが、鷹揚にカヴァーをやるのは過去のとおり。
それから書いておきたいのは、中盤に電気キーボード奏者(『ホエア・イット・オール・ビギンズ』にも参加しているマイク・アーバーグによる)による延々のソロが相当にすばらしかった。なんか、グっとこさせるもの横溢。今年、あらゆるジャンルを含めて最良の鍵盤ソロになるのではと思えるほど、ぼくは感じいってしまった。
<今日のアルバム>
一昨年の彼女の項で触れているが、彼女はダニー・ハサウェイの娘であることを健やかに肯定している人物。そんなこともあり、新作のジャケット・カヴァーにおいては父親のアルバム群のパロディ・イラストをコラージュする方向に出た。わー。表Ⅳには、新たにハサウェイ・エンターテインメントというマークが入っていたりもする。それ、彼女のトレードマークである(?)たらこ唇が父親の象徴であるハンチング帽をかぶっているというもの。アルバム・タイトルも意味深げではあるよなー。真摯&根クラというイメージもある父だが、娘は陽性&天真爛漫。ぼくは、彼女に触れると、あの人の実像は……とか、いろいろ想像を巡らしてしまう。
レイラ・ハサウェイは過去、ジーンズ+Tシャツ+スタジアム・ジャンパーみたいなかなりカジュアルな格好でステージに出てきていたこともあると記憶するが、今回はワンピースのスカートで一応ステージ仕様の出で立ち。変わらず、低目の流麗声を余裕で披露する。そして、それは広がりや滋味をすうっと聞き手にもたらす。彼女は昨年秋に新作『ホエア・イット・オール・ビギンズ』(スタックス)を出し、このツアーはその盤タイトル名を冠しているはずだが、鷹揚にカヴァーをやるのは過去のとおり。
それから書いておきたいのは、中盤に電気キーボード奏者(『ホエア・イット・オール・ビギンズ』にも参加しているマイク・アーバーグによる)による延々のソロが相当にすばらしかった。なんか、グっとこさせるもの横溢。今年、あらゆるジャンルを含めて最良の鍵盤ソロになるのではと思えるほど、ぼくは感じいってしまった。
<今日のアルバム>
一昨年の彼女の項で触れているが、彼女はダニー・ハサウェイの娘であることを健やかに肯定している人物。そんなこともあり、新作のジャケット・カヴァーにおいては父親のアルバム群のパロディ・イラストをコラージュする方向に出た。わー。表Ⅳには、新たにハサウェイ・エンターテインメントというマークが入っていたりもする。それ、彼女のトレードマークである(?)たらこ唇が父親の象徴であるハンチング帽をかぶっているというもの。アルバム・タイトルも意味深げではあるよなー。真摯&根クラというイメージもある父だが、娘は陽性&天真爛漫。ぼくは、彼女に触れると、あの人の実像は……とか、いろいろ想像を巡らしてしまう。
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