マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ
2011年12月13日 音楽 おー。マイケル・ジャクソンは誰も真似できない、やっぱしすごい。……いやみにではなく、出演者の切な思いとともに、さわやかにそういうことを伝えるイヴェントではなかったか。
会場は原宿駅に近い、代々木競技場第一体育館。<ダンス・ステージ>、<ソング・ステージ>、<ジャクソンズ・ステージ>と題されたブロックの3部構成ナリ。セット・チェンジのための二つの休憩時間は長過ぎるとは誰もが感じたろうが、3時間ちょいにわたって、すごい数の出演者とともに開かれた。
一部は、ジャクソン絡みの曲にあわせて、いろんなダンサーたちが次々に出てきて、いろんな設定で踊る。ディレクターはマドンナやジャクソンの覚えがめでたかったという日本人ダンサーのケント・モリ。子供もいろいろ出てきたが、彼らを含めて、多くの出演者はオーディションで選ばれたという。また、ジャクソンのツアーに参加していたという米国人ダンサー3人も登場する。ムーン・ウォークをする人はいなかったような。
2部は、日米のいろんなシンガー9人が、1曲づつ歌う。共通のバンドは在日米国人が中心となっているよう。男性で下手な歌い手もいたが、まあご愛嬌。めっぽう感心したのは、メイシー・グレイ(2003年7月28日、2011年2月22日)と久保田利伸。きっちり、ジャクソン曲を自分の世界に持ってきて、聞き手に再度返していた。一番最後に出てきた久保田はさすがと言うしかなく、千両役者という言葉をぼくは浮かべた。
そして、3部は兄弟バンドであるザ・ジャクソンズの肩肺編成によるリユニオンのショウ。ジャッキー・ジャクソンとティト・ジャクソンとマーロン・ジャクソンが歌と踊りを担当し、リード・ヴォーカルはJ-ソウル歌手のAIが勤める。彼女とマイケル・ジャクソンの兄たちとのかみ合いはなかなか。近年、単独で来日公演をしていてブルース・マンぶりを見せているティト・ジャクソン(2010年7月15日)はギターも手にする。9人編成(うち、女性コーラス二人)のバンドはよく整備されていて、AIたちを無理なくバックアップし、けっこうリハも重ねたんだろうなーと思わせた。
<今日の、代々木球技場第一体育館>
ここに来るのは、いつ以来か。エリック・クラプトン、キング・サニー・アデ(!)、ボズ・スキャッグスあたりは、確かここで見ているよな。米軍施設あとに、東京オリンピックの水泳会場のために突貫工事で作られた、丹下健三の設計による気張った建築ブツ。ものすごーく久しぶりに行ったが、場内がかなり広いので驚いた。へえ。とともに、45年強前の建物としては画期的だったんだろうなーとも思う。そのぶん、寒かったり(2階席に座っていたが、かなり!)、音響が悪かったりもするが。また、トイレの場所を係員に尋ねたら入り口を出た先、外にあるトイレを使えと言われた。トホホ。帰りに袋を手渡される。そしたら、中に入っていたのはアムウェイの缶ドリンクが1本。それで、ほんわかしていた気持ちが少し冷める。ぼくはアムウェイを、悪しきマルチ商法の米国企業という認識を持っているので。
会場は原宿駅に近い、代々木競技場第一体育館。<ダンス・ステージ>、<ソング・ステージ>、<ジャクソンズ・ステージ>と題されたブロックの3部構成ナリ。セット・チェンジのための二つの休憩時間は長過ぎるとは誰もが感じたろうが、3時間ちょいにわたって、すごい数の出演者とともに開かれた。
一部は、ジャクソン絡みの曲にあわせて、いろんなダンサーたちが次々に出てきて、いろんな設定で踊る。ディレクターはマドンナやジャクソンの覚えがめでたかったという日本人ダンサーのケント・モリ。子供もいろいろ出てきたが、彼らを含めて、多くの出演者はオーディションで選ばれたという。また、ジャクソンのツアーに参加していたという米国人ダンサー3人も登場する。ムーン・ウォークをする人はいなかったような。
2部は、日米のいろんなシンガー9人が、1曲づつ歌う。共通のバンドは在日米国人が中心となっているよう。男性で下手な歌い手もいたが、まあご愛嬌。めっぽう感心したのは、メイシー・グレイ(2003年7月28日、2011年2月22日)と久保田利伸。きっちり、ジャクソン曲を自分の世界に持ってきて、聞き手に再度返していた。一番最後に出てきた久保田はさすがと言うしかなく、千両役者という言葉をぼくは浮かべた。
そして、3部は兄弟バンドであるザ・ジャクソンズの肩肺編成によるリユニオンのショウ。ジャッキー・ジャクソンとティト・ジャクソンとマーロン・ジャクソンが歌と踊りを担当し、リード・ヴォーカルはJ-ソウル歌手のAIが勤める。彼女とマイケル・ジャクソンの兄たちとのかみ合いはなかなか。近年、単独で来日公演をしていてブルース・マンぶりを見せているティト・ジャクソン(2010年7月15日)はギターも手にする。9人編成(うち、女性コーラス二人)のバンドはよく整備されていて、AIたちを無理なくバックアップし、けっこうリハも重ねたんだろうなーと思わせた。
<今日の、代々木球技場第一体育館>
ここに来るのは、いつ以来か。エリック・クラプトン、キング・サニー・アデ(!)、ボズ・スキャッグスあたりは、確かここで見ているよな。米軍施設あとに、東京オリンピックの水泳会場のために突貫工事で作られた、丹下健三の設計による気張った建築ブツ。ものすごーく久しぶりに行ったが、場内がかなり広いので驚いた。へえ。とともに、45年強前の建物としては画期的だったんだろうなーとも思う。そのぶん、寒かったり(2階席に座っていたが、かなり!)、音響が悪かったりもするが。また、トイレの場所を係員に尋ねたら入り口を出た先、外にあるトイレを使えと言われた。トホホ。帰りに袋を手渡される。そしたら、中に入っていたのはアムウェイの缶ドリンクが1本。それで、ほんわかしていた気持ちが少し冷める。ぼくはアムウェイを、悪しきマルチ商法の米国企業という認識を持っているので。
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