ON-U SOUND 30th SPECIAL
2011年12月9日 音楽 英国と米国の先鋭ロックの違い。いろいろあるだろうけど、その最たるところは、レゲエ/ダブと結びついているか否か、ではないか。大雑把に括っちゃうと。同じ<持たざる者の抵抗の音楽>としてパンク・ロック期に両者が接近して以来、ジャマイカ発の揺れや響きはUK発の同時代ロックに多大なインスピレーションや隠し味を与えてきた。そして、エイドリアン・シャーウッド(1958 年生まれ。ポール・ウェラーと同い年)はそんなUKダブ表現の第一人者。79年に自己レーベル“ON-U”を立ち上げるとともに、マーク・スチュアート、ミニストリー、プライマル・スクリーム、ザ・スリッツ他の様々なロッカーたちとも彼は絡んでいる。
渋谷・SOUND MUSEUM VISION。同レーベル30周年を祝うパーディが開かれ、彼は深夜1時近くにあらわれ、2時間にわたるDJを悠々と披露。とてもレゲエ愛にあふれたそれは、音をオペレートしながらおおらかに受け手に働きかける彼の所作もあって、低音は効いているものの、妙に人なつこく、生理的に笑顔に満ちていたのではないか。と、前説からは、離れることを書いているが、実際ロック度は低目だったよな。彼は昨年亡くなってしまったザ・スリッツのアリ・アップのTシャツを着用。彼が今年出したニュー・エイジ・ステッパーズの新作はアリ・アップを大フィーチャーしている。
彼に続いて、メイン・ルームには日本のダブ・サウンドの第一人者の内田直之(2007年1月26日、他)+ドライ&ヘヴィにいたリクル・マイのパフォーマンス。うわー、なんかいいなあ。さらには、ON-Uからアルバムを出していたAUDIO ACTIVEの久しぶりの実演があって、そちらの卓を内田ではなくシャーウッドが担当。なんか、レゲエ〜ダブが世界を救うという人情のようなものが場内にはぽっかり浮かび上がっていた?
<今日の、道玄坂>
今年最初の忘年会+α流れを経て、会場入り。わーい、道玄坂を登ったところにある新しいハコ。昔、ヤマハの渋谷店があった所の隣(もしくは、同じビルの地下?)となるのかな。その渋谷店は、入り口の横に小さなステージがあって、70年代中期には昼さがりに無料のライヴを毎日やっていた。ぼくは、大木トオルとか、東京に遊びにきたときにそこで何の気無しに見たことがある。それにしても、日付がかわっていたのに、道玄坂はなかなかに人であふれていたな。
会場入り前に、びっくりするぐらい念入りにボディ・チェックされる。同性にあんなに身体を触られたのは初めてかも。場内は暗くて&混んでいて、いまいち全貌がつかみにくい感じはあったが、けっこう広い。3つの部屋があり、バーもあちこちにあり、メイン・ルームは一部レンガをうまくつかっていたりとか、外国に行った際に入ったら、良いじゃんと思えるような作りだと思った。意外に音がしょぼいと言っていた人がいたが、この晩はとうぜん低音の充実のためシステムを追加してるのだろう、ぼくは気持ちよく音の波に乗れた。店を出た後、クールダウンしたくなり、そこからほど近いバーに。そしたら、店主と某誌編集長が、ダニエラ・メルクリの2010〜11年のコパカパーナの年越し巨大浜辺ライヴDVDを見ていて、寛ぎつつもまた高揚。一杯だけにするつもりが、また調子こいてゴクゴク。さんざん知っているくせに、店主からペース早いですねと言われちゃう。
渋谷・SOUND MUSEUM VISION。同レーベル30周年を祝うパーディが開かれ、彼は深夜1時近くにあらわれ、2時間にわたるDJを悠々と披露。とてもレゲエ愛にあふれたそれは、音をオペレートしながらおおらかに受け手に働きかける彼の所作もあって、低音は効いているものの、妙に人なつこく、生理的に笑顔に満ちていたのではないか。と、前説からは、離れることを書いているが、実際ロック度は低目だったよな。彼は昨年亡くなってしまったザ・スリッツのアリ・アップのTシャツを着用。彼が今年出したニュー・エイジ・ステッパーズの新作はアリ・アップを大フィーチャーしている。
彼に続いて、メイン・ルームには日本のダブ・サウンドの第一人者の内田直之(2007年1月26日、他)+ドライ&ヘヴィにいたリクル・マイのパフォーマンス。うわー、なんかいいなあ。さらには、ON-Uからアルバムを出していたAUDIO ACTIVEの久しぶりの実演があって、そちらの卓を内田ではなくシャーウッドが担当。なんか、レゲエ〜ダブが世界を救うという人情のようなものが場内にはぽっかり浮かび上がっていた?
<今日の、道玄坂>
今年最初の忘年会+α流れを経て、会場入り。わーい、道玄坂を登ったところにある新しいハコ。昔、ヤマハの渋谷店があった所の隣(もしくは、同じビルの地下?)となるのかな。その渋谷店は、入り口の横に小さなステージがあって、70年代中期には昼さがりに無料のライヴを毎日やっていた。ぼくは、大木トオルとか、東京に遊びにきたときにそこで何の気無しに見たことがある。それにしても、日付がかわっていたのに、道玄坂はなかなかに人であふれていたな。
会場入り前に、びっくりするぐらい念入りにボディ・チェックされる。同性にあんなに身体を触られたのは初めてかも。場内は暗くて&混んでいて、いまいち全貌がつかみにくい感じはあったが、けっこう広い。3つの部屋があり、バーもあちこちにあり、メイン・ルームは一部レンガをうまくつかっていたりとか、外国に行った際に入ったら、良いじゃんと思えるような作りだと思った。意外に音がしょぼいと言っていた人がいたが、この晩はとうぜん低音の充実のためシステムを追加してるのだろう、ぼくは気持ちよく音の波に乗れた。店を出た後、クールダウンしたくなり、そこからほど近いバーに。そしたら、店主と某誌編集長が、ダニエラ・メルクリの2010〜11年のコパカパーナの年越し巨大浜辺ライヴDVDを見ていて、寛ぎつつもまた高揚。一杯だけにするつもりが、また調子こいてゴクゴク。さんざん知っているくせに、店主からペース早いですねと言われちゃう。
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