デイヴィッド・フォスター
2011年10月19日 音楽 人種やジャンルを超えた中庸大衆ポップを精力的に送り出す重鎮プロデューサー、デイヴィッド・フォスターにどっぷり焦点を当てた大型公演。米国での同様のライヴ・アルバム/DVDが2種類出ているが、日本における公演も昨年に続いて2回目となるようだ。有楽町・東京国際フォーラム、ホールA。満員、客の年齢層はやはり高目かな。
ピアノを弾き、司会進行役を務めるフォスターにプラスして、キーボード2人、ギター、ベース、ドラム。ドラマーは元ルーファスで、その後セッション・マンを務めるだけでなく、一時はけっこう売れっ子な制作者としても活動したジョン・ロビンソンだ。キーボードが2人もいるのは、弦音や管音もまかなっているから。大人の公演、ゆえに本当はそちらの音もちゃんと人を雇って出してほしかったが、予算的に無理なのだろうか。バンド音はプリセット音も併用する。
そして、そこにフォスター絡みのシンガーが入れ替わり立ち代わり、出てきて歌う。また、フォスターと話で絡んだりする。その様はTVショウのごとし。そう思えるためか、フォスターの制作物に基本興味を持たないぼくではあり、この手のちゃらちゃらしたやりとりを好まないワタシではあるが、軽い気持ちで接することができた。それはその奥に米国芸能界のエンターテインメント流儀の積み重ねがちゃんと見えたためか。とともに、フォスターの態度にいやみがなかったためでもあったろう。なんにせよ、意外に肯定的に接する自分を自覚して少し驚いた。
出てきたシンガーは、2000年生まれの女性お子ちゃま歌手のジャッキー・エヴァンコ、クラシック畑のラッセル・ワトソン、かつては単独で同ホールA公演を2日間やっているR&B歌手のアシャンティ(2003年10月25日)、大受けしてE.W.&F.(2003年10月12日)曲は無敵だなと思わせるフィリップ・ベイリー(2010年11月11日、他)、喉に負担がかかりそうな青筋立てた歌唱でお茶の間を制しているマイケル・ボルトン。最後には、とっくにホテルに戻ったろうエヴァンコを除いてみんな出てきて、マイケル・ジャクソン曲「アース・ソング」を代わる代わる歌う。それぞれ、歌がうまいなー。その事実についても素直に頭を垂れました。
<たまにちらり見る、アンディ・ウィリアムズ・ショー>
原稿仕事に飽きたとき、気分転換で、ときにTVをつける。前にも書いたように、地デジ未対応ゆえ、モニターに映るのは光通信で送られるチャンネル群。そのなかの一つのチャンネル銀河(普段は大河ドラマとかNHKの番組放映も少なくないよう)では、60年代に米国では流れていたアンディ・ウィリアムズ・ショウをやっている時があって、わざわざ時間を合わせて見る事はしないが、TVをつけた際にやっていると、見てしまう。ウィリアムズについてはアメリカのMOR歌手てあること以外なんも知らないし、今のところ興味も持てないが、番組はやはり米国ショービズの襞をいろいろ伝えてくれるんだよなー。ぼくが子供の頃にTV放映していたクレイジー・キャッツの“シャボン玉ホリデー”はこれを参照した部分もあたんだろうなと思わせもし、その番組を大好きだった父のことをふと思い出したりもする。
ピアノを弾き、司会進行役を務めるフォスターにプラスして、キーボード2人、ギター、ベース、ドラム。ドラマーは元ルーファスで、その後セッション・マンを務めるだけでなく、一時はけっこう売れっ子な制作者としても活動したジョン・ロビンソンだ。キーボードが2人もいるのは、弦音や管音もまかなっているから。大人の公演、ゆえに本当はそちらの音もちゃんと人を雇って出してほしかったが、予算的に無理なのだろうか。バンド音はプリセット音も併用する。
そして、そこにフォスター絡みのシンガーが入れ替わり立ち代わり、出てきて歌う。また、フォスターと話で絡んだりする。その様はTVショウのごとし。そう思えるためか、フォスターの制作物に基本興味を持たないぼくではあり、この手のちゃらちゃらしたやりとりを好まないワタシではあるが、軽い気持ちで接することができた。それはその奥に米国芸能界のエンターテインメント流儀の積み重ねがちゃんと見えたためか。とともに、フォスターの態度にいやみがなかったためでもあったろう。なんにせよ、意外に肯定的に接する自分を自覚して少し驚いた。
出てきたシンガーは、2000年生まれの女性お子ちゃま歌手のジャッキー・エヴァンコ、クラシック畑のラッセル・ワトソン、かつては単独で同ホールA公演を2日間やっているR&B歌手のアシャンティ(2003年10月25日)、大受けしてE.W.&F.(2003年10月12日)曲は無敵だなと思わせるフィリップ・ベイリー(2010年11月11日、他)、喉に負担がかかりそうな青筋立てた歌唱でお茶の間を制しているマイケル・ボルトン。最後には、とっくにホテルに戻ったろうエヴァンコを除いてみんな出てきて、マイケル・ジャクソン曲「アース・ソング」を代わる代わる歌う。それぞれ、歌がうまいなー。その事実についても素直に頭を垂れました。
<たまにちらり見る、アンディ・ウィリアムズ・ショー>
原稿仕事に飽きたとき、気分転換で、ときにTVをつける。前にも書いたように、地デジ未対応ゆえ、モニターに映るのは光通信で送られるチャンネル群。そのなかの一つのチャンネル銀河(普段は大河ドラマとかNHKの番組放映も少なくないよう)では、60年代に米国では流れていたアンディ・ウィリアムズ・ショウをやっている時があって、わざわざ時間を合わせて見る事はしないが、TVをつけた際にやっていると、見てしまう。ウィリアムズについてはアメリカのMOR歌手てあること以外なんも知らないし、今のところ興味も持てないが、番組はやはり米国ショービズの襞をいろいろ伝えてくれるんだよなー。ぼくが子供の頃にTV放映していたクレイジー・キャッツの“シャボン玉ホリデー”はこれを参照した部分もあたんだろうなと思わせもし、その番組を大好きだった父のことをふと思い出したりもする。
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