うおー、音でけえっ。それが、バンドの持つ過剰性や扇情性に確実につながるナ。過去、すごーく来日しているだろう彼らだが、いっつもこんなに出音が大きいの? 今回、ぼくは彼らを初めて見るので、判断がつかない。ながら、ちゃんとアップライト・ピアノの音もバンド音に埋没せず多少は聞こえたりもして、PAは優秀ね。
リード・シンガー、ギター、キーボード2、ベース(エリック・クラプトン・バンドやフォープレイでおなじみのネイザン・イースト。何気に、彼の演奏は効いていた)、ドラム(この前;2011年9月3日、上原ひろみのトリオで来たばかりのサイモン・フィリップス。その上原公演での叩き方から比すると、びっくりするぐらい単純なドラミングをしていた。彼は6月下旬から12月上旬まで、上原のワールド・ツアーにかかりっきり。その途切れ目に今回のトトのジャパン・ツアーが入ったよう)、2バッキング・シンガーという布陣で送り出される音は饒舌。リード・ヴォーカルも選任の人だけでなく、ギタリストやキーボーディストも取るし、アフリカ系の男女バックグラウンド・シンガーもときに前に出てきて歌ったし、ソロとかはコンパクトなので、ぼくにはヴォーカル主体グループだなと思えるところも。でも、知人にきけば、それは今回に限ったことではないと言う。あと、主にMCをしていたギタリスト(スティーヴ・ルカサー)がバンドをまとめていて、彼のバンドなのだなと思わせられる所は多々。で、それも毎度だそう。へーえ。
中盤でやった「アフリカ」という曲はほとんど彼らに触れていないぼくも知っていて、どこかアフリカを奥にかすかに透かすような味付けを確認し、このままマイケル・ジャクソンの終盤アフロ色が加味される「ワナ・ビー・スタート・サムシン」が続けば気持ちいいナと思う。………そしたら、次に続けられたのは、その曲と同じアルバム『スリラー』に収められていた、トトのメンバーが書いたジャクソン曲「ヒューマン・ネイチャー」。おお、偶然の符号に胸高鳴ったか。ともに、83年の全米チャート1位曲。そんな曲の並びが浮び上がらせるのは、ウェストコースト発の完璧なミュージシャンシップに支えられた広角型流儀が、肌の色を超えて米国ポップ音楽界を支配したことがあったという事実。MTVの隆盛なんかともあいまって、彼らに代表される、大風呂敷ながら精緻な行き方が、あのころの常勝していた西側社会をおおいに彩ったのだった。
それにしても、ヴォーカリストと一人のキーボーディスト、そしてギタリストの一部のアクションには驚愕。ぼくの目には、鬼のように格好悪く映ってしょうがなかった。九段下・日本武道館。若人はいなかったが、見事に満員。
<今日の気配>
連休明け、疲れがでているのか、たくさん寝ている&少しカゼひいた。武道館のあるお堀のなかは、虫の音がすごい。すっかり、秋だなあ。そーいやあ、近所の本屋にも、来年の予定書きカレンダーがいろいろ売られている。あー。
リード・シンガー、ギター、キーボード2、ベース(エリック・クラプトン・バンドやフォープレイでおなじみのネイザン・イースト。何気に、彼の演奏は効いていた)、ドラム(この前;2011年9月3日、上原ひろみのトリオで来たばかりのサイモン・フィリップス。その上原公演での叩き方から比すると、びっくりするぐらい単純なドラミングをしていた。彼は6月下旬から12月上旬まで、上原のワールド・ツアーにかかりっきり。その途切れ目に今回のトトのジャパン・ツアーが入ったよう)、2バッキング・シンガーという布陣で送り出される音は饒舌。リード・ヴォーカルも選任の人だけでなく、ギタリストやキーボーディストも取るし、アフリカ系の男女バックグラウンド・シンガーもときに前に出てきて歌ったし、ソロとかはコンパクトなので、ぼくにはヴォーカル主体グループだなと思えるところも。でも、知人にきけば、それは今回に限ったことではないと言う。あと、主にMCをしていたギタリスト(スティーヴ・ルカサー)がバンドをまとめていて、彼のバンドなのだなと思わせられる所は多々。で、それも毎度だそう。へーえ。
中盤でやった「アフリカ」という曲はほとんど彼らに触れていないぼくも知っていて、どこかアフリカを奥にかすかに透かすような味付けを確認し、このままマイケル・ジャクソンの終盤アフロ色が加味される「ワナ・ビー・スタート・サムシン」が続けば気持ちいいナと思う。………そしたら、次に続けられたのは、その曲と同じアルバム『スリラー』に収められていた、トトのメンバーが書いたジャクソン曲「ヒューマン・ネイチャー」。おお、偶然の符号に胸高鳴ったか。ともに、83年の全米チャート1位曲。そんな曲の並びが浮び上がらせるのは、ウェストコースト発の完璧なミュージシャンシップに支えられた広角型流儀が、肌の色を超えて米国ポップ音楽界を支配したことがあったという事実。MTVの隆盛なんかともあいまって、彼らに代表される、大風呂敷ながら精緻な行き方が、あのころの常勝していた西側社会をおおいに彩ったのだった。
それにしても、ヴォーカリストと一人のキーボーディスト、そしてギタリストの一部のアクションには驚愕。ぼくの目には、鬼のように格好悪く映ってしょうがなかった。九段下・日本武道館。若人はいなかったが、見事に満員。
<今日の気配>
連休明け、疲れがでているのか、たくさん寝ている&少しカゼひいた。武道館のあるお堀のなかは、虫の音がすごい。すっかり、秋だなあ。そーいやあ、近所の本屋にも、来年の予定書きカレンダーがいろいろ売られている。あー。
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