フェスティヴァルFUKUSHIMA!(イン・いわき)
2011年8月15日 音楽 昨日から、いわき市に。ぼくはこの市に幼稚園年長から中学2年生まで住んでいた。そして現在、母親が住んでいるので、1〜3泊ながらお盆と正月だけは帰っている。……着いて、大きくはないものの、地震が少なくないのにはいささか驚く。これまで、帰省したときに、一度も体感したことはなかったのに(いわき市は、地震の少ない土地ともされていたのではないか)。夜中に一度、そのために目が覚めもした。
この日は、大友良英(2011年6月8日、他)と遠藤ミチロウらが中心となる、結構豪華な顔ぶれが参加するメッセージ発信音楽フェス<フェスティヴァルFUKUSHIMA!>が福島市の運動場や近郊会場であった。見に行きたかったが、お墓参りのため、いわき市と喜多方市を母を車に乗せて往復しなきゃいけなかったので、断念。帰り道に、雨の降る郡山ジャンクション付近を通過したときに、福島市に思いをはせる。
話ははずれるが、原発から近いわりには、いわき市の線量は低い。もっと距離があり阿武隈山脈を間に置く福島市や郡山市のほう(原発やいわき市のある浜通り〜常磐線/常磐自動車道沿線〜に対し、そちらは中通り〜東北本線/東北自動車道沿線〜、さらには会津というように、福島県では3つの地域にわけられる)がだいぶ高い。また、ホットスポットと言われる柏市なんかも同様。その最大の要因は、津波があって3日後だか、放射能が一番漏れた日に各所で雨が降ったものの、いわき市は降雨ゼロで土壌にあまり染み込まなかったから、という説もあるようだが……。
夜に知人と会食。いわきでも<フェスティヴァルFUKUSHIMA>をやってますよと言われ、会場となる、クラブ・ソニック・いわきへ連れて行ってもらう。もとは映画館だったところにできたようだが、グラウンド・レヴェルにフロアがある、単体の建物のスタンディング会場。都内の一般的な邦楽系のライヴ・ハウスよりデカいし、天井高やステージ高も十分。いわき駅から近い中心地にあるものの、10台以上止められる駐車場(しかも、無料みたい)が入り口の前にどーんとある。すげえ。車でやってくる出演者にも優しいハコですね。
いわきも本会場同様に、入場料は無料。8、9組出るということだが、フォークな出演者が多いみたい。アコーディオンを弾きながら、ヨーデルを歌う女性もいた。そして、その後に出てきたのは、インディーズ電力。佐藤タイジ(2011年5月18日、他)とうつみようこと高野哲の3人による、反原発を掲げるユニット。3人は、ライジング・サン・フェスティヴァルでブチ噛ました後、ここにやってきたそう。
皆、生ギターを弾きながら、歌う。曲ごとにリード・ヴォーカルは変わり、他の2人は補助にまわる。リード・ギターは主に佐藤タイジが担当。レパートリーはすべてロック有名曲にもとめ、そこに日本語歌詞を載せる。ぼくが気にいったのは、ウツミが歌ったT・レックス「20th・センチュリー・ボーイ」をのんびり処理した「ニュー・センチュリー・ボーイ」。ふふふ。3人はざっくばらんな話もたっぷりしたな。
その後に出てきた男女デュオは日本のフォーク曲をカヴァーしていたが、レイ・ハラカミのような聞く人の心に残る自作曲をやりたいと言っていた。彼らいわき市の北にある広野町(東電の火力発電所があるとともに、サッカーのJヴィレッジがあった)から避難していますとのmcも。同町の役場機能も、いわき市におかれているようだ。
ほんの少ししか滞在していないが、いわき市はわりと普通に動いているように見える。フツーに店が開いていて、モノも並び、人も普通の格好で出歩いている、と思えた。県内の民放局の一つは、ニュース時に左隅と下辺に、選挙速報や災害時のように、県内各地の線量数値や浄水場の水質検査情報(←それは、各所検出されていません、というような表示がなされていた。定めた危険数値より低い場合はそう報道される場合もあるとも聞いたが)の文字情報が出される。それを見ると、毎日が非常時であることを認識せずにはいられない。
<本日の、バー・クイーン>
クラブ・ソニックを経て、首都圏からやってくるアーティストのライヴをよくやっている、バー・クイーンにも行く。何度も出演している沼澤尚とかからここの話は聞いていたが、初めて行く。もっと駅に近いホテルの地下に店はあった。こちらも、広い。しかもステージにはちゃんとグランド・ピアノが置かれている。店主の加藤さんは小僧の頃からのジャズ愛好者であるようだが、それに固執せず、Jポップからワールド・ミュージックまで、応援できるものには門戸を開いているよう。素晴らしいな。同行者曰く、ここは料理がおいしいんです。いろいろと、いいヴァイヴがありました。
この日は、大友良英(2011年6月8日、他)と遠藤ミチロウらが中心となる、結構豪華な顔ぶれが参加するメッセージ発信音楽フェス<フェスティヴァルFUKUSHIMA!>が福島市の運動場や近郊会場であった。見に行きたかったが、お墓参りのため、いわき市と喜多方市を母を車に乗せて往復しなきゃいけなかったので、断念。帰り道に、雨の降る郡山ジャンクション付近を通過したときに、福島市に思いをはせる。
話ははずれるが、原発から近いわりには、いわき市の線量は低い。もっと距離があり阿武隈山脈を間に置く福島市や郡山市のほう(原発やいわき市のある浜通り〜常磐線/常磐自動車道沿線〜に対し、そちらは中通り〜東北本線/東北自動車道沿線〜、さらには会津というように、福島県では3つの地域にわけられる)がだいぶ高い。また、ホットスポットと言われる柏市なんかも同様。その最大の要因は、津波があって3日後だか、放射能が一番漏れた日に各所で雨が降ったものの、いわき市は降雨ゼロで土壌にあまり染み込まなかったから、という説もあるようだが……。
夜に知人と会食。いわきでも<フェスティヴァルFUKUSHIMA>をやってますよと言われ、会場となる、クラブ・ソニック・いわきへ連れて行ってもらう。もとは映画館だったところにできたようだが、グラウンド・レヴェルにフロアがある、単体の建物のスタンディング会場。都内の一般的な邦楽系のライヴ・ハウスよりデカいし、天井高やステージ高も十分。いわき駅から近い中心地にあるものの、10台以上止められる駐車場(しかも、無料みたい)が入り口の前にどーんとある。すげえ。車でやってくる出演者にも優しいハコですね。
いわきも本会場同様に、入場料は無料。8、9組出るということだが、フォークな出演者が多いみたい。アコーディオンを弾きながら、ヨーデルを歌う女性もいた。そして、その後に出てきたのは、インディーズ電力。佐藤タイジ(2011年5月18日、他)とうつみようこと高野哲の3人による、反原発を掲げるユニット。3人は、ライジング・サン・フェスティヴァルでブチ噛ました後、ここにやってきたそう。
皆、生ギターを弾きながら、歌う。曲ごとにリード・ヴォーカルは変わり、他の2人は補助にまわる。リード・ギターは主に佐藤タイジが担当。レパートリーはすべてロック有名曲にもとめ、そこに日本語歌詞を載せる。ぼくが気にいったのは、ウツミが歌ったT・レックス「20th・センチュリー・ボーイ」をのんびり処理した「ニュー・センチュリー・ボーイ」。ふふふ。3人はざっくばらんな話もたっぷりしたな。
その後に出てきた男女デュオは日本のフォーク曲をカヴァーしていたが、レイ・ハラカミのような聞く人の心に残る自作曲をやりたいと言っていた。彼らいわき市の北にある広野町(東電の火力発電所があるとともに、サッカーのJヴィレッジがあった)から避難していますとのmcも。同町の役場機能も、いわき市におかれているようだ。
ほんの少ししか滞在していないが、いわき市はわりと普通に動いているように見える。フツーに店が開いていて、モノも並び、人も普通の格好で出歩いている、と思えた。県内の民放局の一つは、ニュース時に左隅と下辺に、選挙速報や災害時のように、県内各地の線量数値や浄水場の水質検査情報(←それは、各所検出されていません、というような表示がなされていた。定めた危険数値より低い場合はそう報道される場合もあるとも聞いたが)の文字情報が出される。それを見ると、毎日が非常時であることを認識せずにはいられない。
<本日の、バー・クイーン>
クラブ・ソニックを経て、首都圏からやってくるアーティストのライヴをよくやっている、バー・クイーンにも行く。何度も出演している沼澤尚とかからここの話は聞いていたが、初めて行く。もっと駅に近いホテルの地下に店はあった。こちらも、広い。しかもステージにはちゃんとグランド・ピアノが置かれている。店主の加藤さんは小僧の頃からのジャズ愛好者であるようだが、それに固執せず、Jポップからワールド・ミュージックまで、応援できるものには門戸を開いているよう。素晴らしいな。同行者曰く、ここは料理がおいしいんです。いろいろと、いいヴァイヴがありました。
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