毎年来日している、ジャン・ポール“ブルーイ”・モーニック率いる成熟ジャジー・ソウル・バンド(2006年9月3日、他)の今年恒例となる来日公演。その新作でゲスト入りしていたイタリア人ヴェテラン情緒派歌手のマリオ・ビオンディ(ブルーイは彼の新作をプロデュースすることになっている)の同行はキャンセルになったが、ロンドン組はちゃんと来日し、ショウを遂行している。ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
男女歌手と、三管を含む7人の演奏陣。今回はシンガーが2人だけなので、80年ファースト作収録のインスト曲もやるなど、いつも以上にインスト部も聞かせようとしたショウとも言えるか。みんな上手いし、有機的に重なる。譜面を前にするものはおらず、リハーサルも万全であるのが判りますね。でもって、人気インスト主体曲「コリブリ」では28日に見てブルーイが気に入った小沼ようすけ(2011年3月28日、他)が出てきてジャジーなソロを披露したりも。一方、ヴォーカル曲はもちろんキャラが立っているし、やはり存分に楽しめる。あと、今回ブルーイの演奏が良く見えたのだが、刻み中心のギター演奏はでしゃばらないがかなり勘所を押えた効果的なものであるのが確認できた。終盤、アンコール的な曲の前後に、ブルーイは本当にとても心のこもった、日本の復興を信じるという主旨の発言をする。「ワン・ネイション・アンダー・ア・ブルーヴ」とか「ワン・ラヴ」とか、そういう言葉(それぞれ、ファンカデリックとボブ・マーリーの曲名ですが)を最後に置いたが、それらが望外にフィットする。場内が明るくなると、泣いている人が散見された。やはり、スペシャルな気持ちが出ていたショウだったのだと思う。
<今日のブルーイ>
MCでもちらり触れていたが、インコグニートはこの深夜にスタジオに入って、「ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ」というチャリティ曲を録音する。その曲を彼が完成させたのは、東京についた28日の晩とか。そのレコーディングには、日本人の歌手/奏者(この晩に出た小沼ようすけも)もいろいろ参加するはずだ。現在の奥さんが日本人というためもあり、ただでさえいい人なのに、彼は本当に親日家だ。
男女歌手と、三管を含む7人の演奏陣。今回はシンガーが2人だけなので、80年ファースト作収録のインスト曲もやるなど、いつも以上にインスト部も聞かせようとしたショウとも言えるか。みんな上手いし、有機的に重なる。譜面を前にするものはおらず、リハーサルも万全であるのが判りますね。でもって、人気インスト主体曲「コリブリ」では28日に見てブルーイが気に入った小沼ようすけ(2011年3月28日、他)が出てきてジャジーなソロを披露したりも。一方、ヴォーカル曲はもちろんキャラが立っているし、やはり存分に楽しめる。あと、今回ブルーイの演奏が良く見えたのだが、刻み中心のギター演奏はでしゃばらないがかなり勘所を押えた効果的なものであるのが確認できた。終盤、アンコール的な曲の前後に、ブルーイは本当にとても心のこもった、日本の復興を信じるという主旨の発言をする。「ワン・ネイション・アンダー・ア・ブルーヴ」とか「ワン・ラヴ」とか、そういう言葉(それぞれ、ファンカデリックとボブ・マーリーの曲名ですが)を最後に置いたが、それらが望外にフィットする。場内が明るくなると、泣いている人が散見された。やはり、スペシャルな気持ちが出ていたショウだったのだと思う。
<今日のブルーイ>
MCでもちらり触れていたが、インコグニートはこの深夜にスタジオに入って、「ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ」というチャリティ曲を録音する。その曲を彼が完成させたのは、東京についた28日の晩とか。そのレコーディングには、日本人の歌手/奏者(この晩に出た小沼ようすけも)もいろいろ参加するはずだ。現在の奥さんが日本人というためもあり、ただでさえいい人なのに、彼は本当に親日家だ。
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