人気アルト・サックス奏者(2003年7月18日、他)、トリオによる公演。ベース音も担当するオルガン奏者のジョーイ・デフランシスコ(まだ10代だった80年代後期に、ジャズ・オルガンの神童登場みたいな紹介のされ方でコロムビアが送り出したっけなー)とスティーヴ・ガッド(2004年1月27日)がサポート。近年ガッドはデフランセスコを擁するカルテットで活動し、インディからライヴ作も出していますね。六本木・ビルボードライブ東京。

 オルガン・トリオでカジュアルに突っ走るというお題目があったのか、今回は今回でなかなか新鮮なステージ運びではなかったか。まず、取り上げる曲は基本ブルージーな、アーシー系曲。で、サンボーンと言えば、ひっかかりと歌心がありまくりの焦点が定まったメロディアスなソロを取るというイメージが強いが、この晩はごんごん吹き流し、けっこう生理的に左側にあると言いたくなる吹き口を披露したりも。おお。確か2曲ではデフランセスコがヴォーカルを取り、うち1曲はサンボーンも掛け合いのヴォーカルをうれしそうに入れる。ほお、彼のヴォーカルは初めて聞くな。もう一つの、うれしいサンボーンがこの日はいた。なんだかんだ、ぼくは彼のファンだなーとも再確認。

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