カート・ローゼンウィンケル
2010年3月12日 音楽 在NYの真性ジャズ・ギタリスト(1970年、フィラデルフィア生まれ。2009年3月1日)、白人のウッド・ベース奏者、黒人ドラマーを率いたトリオでのパフォーマンス。赤レンガ倉庫・モーション・ブルー・ヨコハマ。とても満員、土曜と日曜の新宿ピットイン公演も激売れだそうで、新しいジャズ・ギター・ヒーローの座を得ているナとほのかに思わずにはいられず。受けていて、彼も嬉しそうだった。
本来は生理的にほころびたり立っていたりする自作曲のもと敏感なギター演奏を繰り出す彼(その際はサックス奏者や鍵盤奏者がバンドには入る)だが、昨年盤はトリオによる正調ジャズ傾向作で、今回の実演もそれにならうもの。チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク、マイルズ・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ウェイン・ショーターらジャズ巨人の曲を、彼は誠実に紐解いて行く。少しぐらいはかつて見せていたはみ出した自作曲素材の行き方を出してもいいのにと思ったが、今回はそういう設定ではないもん、というのが彼の気持ちらしい。ま、なんにせよ、ジャズ奏者としての高い資質、確固とした矜持がすうっと出た演奏だったのは間違いない。1時間半ぐらいのセットを二つやる。
本来は生理的にほころびたり立っていたりする自作曲のもと敏感なギター演奏を繰り出す彼(その際はサックス奏者や鍵盤奏者がバンドには入る)だが、昨年盤はトリオによる正調ジャズ傾向作で、今回の実演もそれにならうもの。チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク、マイルズ・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ウェイン・ショーターらジャズ巨人の曲を、彼は誠実に紐解いて行く。少しぐらいはかつて見せていたはみ出した自作曲素材の行き方を出してもいいのにと思ったが、今回はそういう設定ではないもん、というのが彼の気持ちらしい。ま、なんにせよ、ジャズ奏者としての高い資質、確固とした矜持がすうっと出た演奏だったのは間違いない。1時間半ぐらいのセットを二つやる。
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