夏木マリをフロントに置く、オールド・ウェイヴ・ロック・バンドと言っていいのか。オープナーは、ジャニス・ジョプリン曲を日本語詞にて披露。以下は日本人曲(ウルフルズのカヴァーは2曲あったよう)をやる。どっしりしたサウンド(ドラマーはかつてクリエイションをやっていた人。あんまり外見は老けてないな)を受けてキャラクタリスティックなヴォーカルを乗せ、その総体はある種のあやしい情緒を浮上させたりもする。

 場所は渋谷に新しくできる、プレジャー・プレジャーという新しい音楽用のハコで、このミニ・ライヴはそのお披露目を目的としたもの。田園都市線駅直結となる渋谷プライムの6階(下のほうは、ユニクロになるなど、ビル自体がかなりリニューアルになるのかな)で、隣はシネ・セゾン。ここも元々は映画館だったようで、席はそれをそのまま用いているのだろう、基本着席のスタイルをとる。ぼくは2階から見たが、見やすかった。客席数は300人強、大人向きの日本のアーティスト中心に出演させていくよう。

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