DVD化もされた、T・ボーン・バーネット制作の『Akiko』派生の米国人バンドとのライヴ(2008年12月14日)、その続編。と、言っていいかな。矢野(ヴォーカル、ピアノ)、マーク・リーボウ(ギター、バンジョー)、ジェニファー・コンドス(ベース)、ジェイ・ベルローズ(ドラム)という、初回時と同じメンバー。うれしい。が、一年ぶりに再会した当人たち(11 月に矢野とリーボウはNYでデュオの公演をしているようだが)が誰よりもそう感じていたのではないか。渋谷・NHKホール。
天衣無縫な彼女はmimi(2006年12月18日、他)ばりの巨大なアフロ調の髪型のもと、ステージに登場。着替えてアンコールに出てきたときはストレートな髪だったので、それはウィッグだったんだけど、そういう他愛ないことを年に一度の大きなコンサートでやってしまう精神ににっこり。楽しんじゃおう、それがショウの根幹にある大きな項目であるのは疑いがない。まあ、“さとがえるコンサート”と名付けられたこの年末の公演は毎年恒例になっており固定の客も多いゆえ、こういう変化球が容易に出しやすい部分はあるかもしれないが。
ちゃんと立った顔やミュージシャンシップを持つ4人がお互いにそれを認めて自在に重なり、そこから矢野顕子ならではの歌や節使いや指さばきや感情がわき上がる。途中、弾き語りのパートをはさみ、約2時間。今回、新たに披露される曲もあり。明けて出る彼女の新作はピアノ弾き語り作のようだが、じきにこの4人でのスタジオ録音作も録ってほしいナ。それは新曲でなくても……。この大人の野生を持つカルテットでやれば、どんな楽曲や素材であっても、美味しい息吹や輝きが与えられる。あ、でも、それは弾き語りでもそうか。
天衣無縫な彼女はmimi(2006年12月18日、他)ばりの巨大なアフロ調の髪型のもと、ステージに登場。着替えてアンコールに出てきたときはストレートな髪だったので、それはウィッグだったんだけど、そういう他愛ないことを年に一度の大きなコンサートでやってしまう精神ににっこり。楽しんじゃおう、それがショウの根幹にある大きな項目であるのは疑いがない。まあ、“さとがえるコンサート”と名付けられたこの年末の公演は毎年恒例になっており固定の客も多いゆえ、こういう変化球が容易に出しやすい部分はあるかもしれないが。
ちゃんと立った顔やミュージシャンシップを持つ4人がお互いにそれを認めて自在に重なり、そこから矢野顕子ならではの歌や節使いや指さばきや感情がわき上がる。途中、弾き語りのパートをはさみ、約2時間。今回、新たに披露される曲もあり。明けて出る彼女の新作はピアノ弾き語り作のようだが、じきにこの4人でのスタジオ録音作も録ってほしいナ。それは新曲でなくても……。この大人の野生を持つカルテットでやれば、どんな楽曲や素材であっても、美味しい息吹や輝きが与えられる。あ、でも、それは弾き語りでもそうか。
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