ギジェルモ・アンダーソン
2009年12月9日 音楽 ホンジュラスと聞いて、何を思い浮かべる? 漠然と、政情がとっても不安定な中米の小国と思う人は少なくないか。今年もクーデターがあったようだが、しかしながら、同国は久しぶりに2010年のサッカーW杯の出場権を獲得。サッカー愛好者だったら、その事実でその国名を頭に刻んでいる人もいるだろう。ギジェルモ・アンダーソンはホンジュラスの人気/重要アーティストだそうで、その来日公演が青山・草月ホールであった。
冒頭に、ホンジュラスという国の事を紹介する映像が流される。それは断片的なものではあるだろうが、ありがたい。同国にはガリフナと呼ばれるアフリカ起源のダンス・ミュージックがあることを、ぼくは初めて知った。というか、ぼくはホンジュラスの音楽についてまったく知らないんだよなあ。というのはともかく、ラ・セイバーナというバンドを伴ってのライヴ・パフォーマンス。電気ギター、キーボード、ベース、ドラム、打楽器、ダンサー/打楽器、女性コーラス/ダンサーという布陣だったか。
アンダーソンさんは笑顔の、けっこう天真爛漫さを与えるおじさん。生ギターの弾き語りから始まったが、すぐにバンドが入り、その構成員は西欧コンテンポラリー音楽のマナーを持つことが分かる、しっかりしたカラフルな演奏を聞かせる。で、アンダーソンはそれを乗りこなしつつ、ちゃんと根と繋がった歌を開いてくわけで、いいタレントじゃんと素直に思わせられた。事前に見た紹介文にはジルベルト・ジルみたいなスケールを持つというような記述があったが、なるほど外れてはいない。もろなレゲエ調もあったし、地に足をつけつつ、かなり末広がり。パーカッシヴな曲はガリフナを下敷きにするのだろうか。
ステージ背後のスクリーンにはときに歌詞やMCの訳が映し出されたりもする。何気に、理解の助けにはなる。詳細はすっかり忘れたが、僕は難破船の漁師みたいな曲があり、美しい君にはまって動けなくなった、というような他愛ない歌詞に、ぼくはニッコリ。しかし、このフルの編成による来日ライヴ、どういう経緯で実現したのだろう。とても生理的に贅沢な実演、という気持ちもしっかり持ちました。
冒頭に、ホンジュラスという国の事を紹介する映像が流される。それは断片的なものではあるだろうが、ありがたい。同国にはガリフナと呼ばれるアフリカ起源のダンス・ミュージックがあることを、ぼくは初めて知った。というか、ぼくはホンジュラスの音楽についてまったく知らないんだよなあ。というのはともかく、ラ・セイバーナというバンドを伴ってのライヴ・パフォーマンス。電気ギター、キーボード、ベース、ドラム、打楽器、ダンサー/打楽器、女性コーラス/ダンサーという布陣だったか。
アンダーソンさんは笑顔の、けっこう天真爛漫さを与えるおじさん。生ギターの弾き語りから始まったが、すぐにバンドが入り、その構成員は西欧コンテンポラリー音楽のマナーを持つことが分かる、しっかりしたカラフルな演奏を聞かせる。で、アンダーソンはそれを乗りこなしつつ、ちゃんと根と繋がった歌を開いてくわけで、いいタレントじゃんと素直に思わせられた。事前に見た紹介文にはジルベルト・ジルみたいなスケールを持つというような記述があったが、なるほど外れてはいない。もろなレゲエ調もあったし、地に足をつけつつ、かなり末広がり。パーカッシヴな曲はガリフナを下敷きにするのだろうか。
ステージ背後のスクリーンにはときに歌詞やMCの訳が映し出されたりもする。何気に、理解の助けにはなる。詳細はすっかり忘れたが、僕は難破船の漁師みたいな曲があり、美しい君にはまって動けなくなった、というような他愛ない歌詞に、ぼくはニッコリ。しかし、このフルの編成による来日ライヴ、どういう経緯で実現したのだろう。とても生理的に贅沢な実演、という気持ちもしっかり持ちました。
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