六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。まずステージが暗い中、バンドの面々が出てきたが、おおっ。キーボード2人、ギター、ベース、ドラム、コーラス2人の計7人のサポートの方々は全員女性じゃないか。ちゃんと演奏する彼女たちの前には譜面台もなく、しかもけっこう切れ目なしに曲を演奏していく。それもまた、ソウル・ショウの一つのかたち。よく整備されていて、ここのところはずっとやってきているバンドなのではないかな。俺もミュージシャンだったら一度ぐらいは女性バンドと一緒のライヴをスケベ心とは別に洒落とか定石外しかいう観点のもとやってみたいと思うはず(それ、音楽界が完全にオトコ優位社会であることを物語りもするか)だが、全米総合1位アルバムも持つフィリー出身の有機的ソウルの実力者の意図はいかに? 女に囲まれていたほうが楽しいじゃん、だけだったりしてな。
けっこうゴツいミュージック・ソウルチャイルド(凄い芸名。ある意味まっすぐとも言えるか)のショウはいたって自然体。お洒落度も歌の艶っぽさも想像していたよりは低めだったが、確かな知識やまっとうな気持ちがしっかりと投影された豊穣R&B表現はちゃんと質を持ち、ぼくの身体を揺らした。後半は少しヒップホップ度数が少し高くなったが、曲は新作を中心にまんべんなくやったのかな。
その後、青山・プラッサオンゼに行き、ブラジルの閃きと滋養を受けた先に自分のヴォーカル・ミュージックを作ろうとするTOYONO(1999年6月3日、2007年8月23日、2008年1月31日、2009年6月21日)とそのワーキング・バンドのパフォーマンスを見る。実は彼女とマルコスは仲良しでこの晩のライヴにゲスト入りする事は聞いていたのだが、まさか2ショウぶっ通しで頭から終わりまで2時間強も彼が演奏するとは! これまでも一緒にレコーディングしたりライヴ共演したりし、マルコスはTOYONO曲をかなり知っているそうだが、楽勝で合わせていたなあ。彼、この日は全面的にパンデイロを叩き倒し、他の楽器/装置を多用した前日の自己公演との対比もあって、もの凄く有意義なライヴじゃあと感じることしきり。
セカンド・セット途中には開演後にお店にひょいっとやってきた、ヴィクトール・ハミルとカチア・ベー(2009年9月25日)が二曲ほどまざってパフォーマンスをしたりも。また、別の風が吹く。二人(とマルコス)はTOYONOが昨年ブラジルに行ってコーディネーション録音してきた『DANCE CLASSICS BOSSA』(グランド・ギャラリー)に何曲も参加していたりもするんだよね。とかなんとか、とおしてはTOYONOの掌握力の高さも印象に残ったかな。
出演者もオーディエンスも、みんな目が輝いていた。月並みな言い方になるが、祝福されたミュージシャンの気持ちと技巧のやりとりが、そこにありました。
けっこうゴツいミュージック・ソウルチャイルド(凄い芸名。ある意味まっすぐとも言えるか)のショウはいたって自然体。お洒落度も歌の艶っぽさも想像していたよりは低めだったが、確かな知識やまっとうな気持ちがしっかりと投影された豊穣R&B表現はちゃんと質を持ち、ぼくの身体を揺らした。後半は少しヒップホップ度数が少し高くなったが、曲は新作を中心にまんべんなくやったのかな。
その後、青山・プラッサオンゼに行き、ブラジルの閃きと滋養を受けた先に自分のヴォーカル・ミュージックを作ろうとするTOYONO(1999年6月3日、2007年8月23日、2008年1月31日、2009年6月21日)とそのワーキング・バンドのパフォーマンスを見る。実は彼女とマルコスは仲良しでこの晩のライヴにゲスト入りする事は聞いていたのだが、まさか2ショウぶっ通しで頭から終わりまで2時間強も彼が演奏するとは! これまでも一緒にレコーディングしたりライヴ共演したりし、マルコスはTOYONO曲をかなり知っているそうだが、楽勝で合わせていたなあ。彼、この日は全面的にパンデイロを叩き倒し、他の楽器/装置を多用した前日の自己公演との対比もあって、もの凄く有意義なライヴじゃあと感じることしきり。
セカンド・セット途中には開演後にお店にひょいっとやってきた、ヴィクトール・ハミルとカチア・ベー(2009年9月25日)が二曲ほどまざってパフォーマンスをしたりも。また、別の風が吹く。二人(とマルコス)はTOYONOが昨年ブラジルに行ってコーディネーション録音してきた『DANCE CLASSICS BOSSA』(グランド・ギャラリー)に何曲も参加していたりもするんだよね。とかなんとか、とおしてはTOYONOの掌握力の高さも印象に残ったかな。
出演者もオーディエンスも、みんな目が輝いていた。月並みな言い方になるが、祝福されたミュージシャンの気持ちと技巧のやりとりが、そこにありました。
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